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架空の人造人間 ウィキペディアから
キカイダーは、『人造人間キカイダー』とその派生作品に登場する架空のキャラクター(人造人間・自律型アンドロイド)である。ここでは、関連のあるキカイダー00とキカイダー01などについても記述する。
この項では、便宜上、特撮『人造人間キカイダー』及び『キカイダー01』を“特撮版”、石ノ森章太郎による漫画を“漫画版”、MEIMU『キカイダー02』を“『02』”、『KIKAIDER00』を“『00』”、『THE ANIMATION』を“アニメ版”、『キカイダー REBOOT』を“REBOOT”と略す。
キカイダーが乗るサイドカー。走行時の最高時速は500キロメートル[20]。ナンバーは0010。キカイダーの両肩にある補助コンピューターと連動することで稼働する[2]。小回りに優れており、多数の敵の中も自在に走り抜ける。ドリルで地中に潜行可能なほか、リフトエアによって飛行、エアクラフト機能によって水上走行も可能[2]。側車のホイールから4連スクリューを出し、相手の乗り物のタイヤを粉砕可能[2]。車体色は黄色。ジローの乗るサイドカーが自動変形したものとされるが、明確な描写はない[20]。チェンジの前後で形状や側車の左右が異なり、前期と後期では変身前のサイドカー部分の形状が異なる[2]。キカイダーのベルトバックルに酷似したマークがフロントカウルと側車にあしらわれているが、赤と青の配置がキカイダーと逆になっている。漫画版やアニメ版では変形機能は披露されていないが、アニメ版におけるナンバーは特撮版と同じ0010である。『REBOOT』では主題歌の歌詞中に名前が登場する[注釈 5]が、本編には登場しない。
アニメ版では、ウィング部のカッターでシャドウのカニ型量産ロボットを破壊したほか、煙幕でクラゲ型量産ロボットの機能を停止させている。『00』では大幅に改良され、サイド部分にガトリング砲などの重火器が多数内蔵されている。
『キカイダー01』の主人公。
光明寺博士によってキカイダー = ジローより先に製作された人造人間。完全な良心回路を持っており[24][注釈 9]、弱者を抑圧するものに対して迷いなく戦う正義の戦士。しかし、このためジロー(キカイダー)と違い相手が悪人であっても人間には危害を加えることはできない。光明寺博士によって、日本をとりまく悪のエネルギーが増大した時に眠りから醒めるようにセットされた上で仁王像の中に3年間封印されていた。そして、ハカイダー部隊の破壊活動に反応して活動を開始した。頭部にある太陽電池で活動する。ゆえに、太陽光を常に得られる状況下ではキカイダーよりも強力だが、日没後や海底など太陽光が届かない場所では出力が10分の1以下に低下してしまう[25]。太陽エネルギーを取り入れやすくするため内部機械の露出部位が多く、キカイダーとは逆に右半身が赤く、左半身が青い[注釈 10]。得意技はゼロワンカット、ゼロワンドライバー。必殺技はブラストエンド。パワーはキカイダーに勝るが、聴力、視力は後に造られたキカイダーに後れをとる。後にザダムの念力に対抗するために念力遮断回路が組み込まれた。
キカイダー01が乗るサイドカー[注釈 14]。サイドマシーンとは違い、変身前後で変形はしない。地上はもちろん、空中、水中、地中、宇宙空間まで飛行可能な万能マシン。最高時速は地上では500キロ、空中では800キロ(地雷が点火してから爆発するまでの間に、地雷原を通過できる)。エネルギーがあれば地球と月も行き来可能。ボディーの素材は鳥の羽より軽く、鋼鉄より硬い。リモートコントロールも可能。劇中では使用されなかったが、サーチライトは太陽光と同等であり、01のエネルギー補充も可能である。また、サイドカー部分が分離し、独立走行出来る設定もあった。
特撮版ではフロント部に装備されたロケット弾と、後部ウイングの噴射口から発射する火炎弾ゼロワンファイヤー(23話で使用。キカイダー01の技とは別物)を装備している。アニメ版ではミサイルを発射したほか、ダブルマシーンのウィング部分が分離し、風車状になったあと、回転しながら敵を切り裂き、シャドウのカニ型量産ロボットを一瞬で撃破した。
キカイダー(ジロー)が持つとされる回路。善と悪を判断するための回路であり、『キカイダー02』では、人間環境により成長するかのような言葉も見られる。「心」のような描き方をされている。ただし、良心回路を持たない人造人間であるキカイダー01やキカイダー00も「心」があるかのような演出がされている。漫画版やアニメ版では、『ピノキオ』に登場するコオロギから名前を取って[注釈 15]「ジェミニィ」と呼ばれる。漫画版ではジローのギターの中に設計図が隠されていたが、それが判明した時には既にそのギターは焼失しており[注釈 16]、光明寺博士が記憶を完全に取り戻せなかったこともあり、完全なものにすることは不可能になってしまった。アニメ版では、遺伝子プログラムをベースとして独自に進化を遂げる装置として描かれており、その進化はキカイダー自身にも反映され、憎しみを持ったまま進化すると、「兵器」となるとされている。
善と悪を完全に判別できるようになった良心回路。劇中では、特撮版のキカイダー01(イチロー)や派生作品でのキカイダー(ジロー)が完全な良心回路を持って登場しており、ジローが完全な良心回路を持った場合、左右対称な体となり、作品によってはパーフェクトキカイダー、キカイダー完全体、完全体キカイダーと呼ばれている。ジローの良心回路は不完全だったためギルの笛に「心」を惑わされていたが、完全な良心回路を持った人造人間にはギルの笛が効かなくなっている。
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