カルロス・コレア

プエルトリコの野球選手 (1994 - ) ウィキペディアから

カルロス・コレア

カルロス・ハビエル・コレア・オッペンハイマー・ジュニアCarlos Javier Correa Oppenheimer Jr., 1994年9月22日 - )は、プエルトリコポンセ出身のプロ野球選手遊撃手)。右投右打。MLBミネソタ・ツインズ所属。

概要 ミネソタ・ツインズ #4, 基本情報 ...
カルロス・コレア
Carlos Correa
ミネソタ・ツインズ #4
ヒューストン・アストロズ時代
(2018年9月29日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 プエルトリコ自治連邦区ポンセ
生年月日 (1994-09-22) 1994年9月22日(30歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
218 lb =約98.9 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 遊撃手
プロ入り 2012年 MLBドラフト1巡目(全体1位
初出場 2015年6月8日
年俸 $33,333,333(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム プエルトリコ
WBC 2017年
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概要 獲得メダル, プエルトリコ ...
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経歴

要約
視点

プロ入りとアストロズ時代

2012年MLBドラフト1巡目(全体1位)でヒューストン・アストロズから指名を受ける[2]プエルトリコ出身の選手としては史上初のMLBドラフト全体1位指名だった[注 1]。6月7日に契約金480万ドルで入団した[3]。その後、ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・アストロズでプロデビュー。39試合に出場し打率.232 、2本塁打、9打点、5盗塁だった。8月からルーキー級グリーンビル・アストロズでプレー。11試合に出場し打率.371 、1本塁打、3打点、1盗塁。

2013年はA級クァッドシティズ・リバーバンディッツでプレー。117試合に出場し打率.320 、9本塁打、86打点、10盗塁だった。同年に行われたミッドウェストリーグのオールスターゲームに選出され[4]オールスター・フューチャーズゲームにもワールドチーム選抜として選出された[5]

2015年6月7日に、8日にメジャーに昇格されることが発表された[6]。6月8日に、メジャーデビューを果たした。また同日は、2015年のMLBドラフトがあり本人がドラフト1位指名されてから約3年だった[7]。6月9日の、シカゴ・ホワイトソックス戦でザック・デュークからメジャー初本塁打を記録した[8]。デビューした月は初出場から全試合遊撃手として先発出場し、打率.287、5本塁打、15打点、4盗塁、OPS.852などの成績を残し、ルーキー・オブ・ザ・マンスを受賞した。8月19日のタンパベイ・レイズ戦ではマット・アンドリースから初のサヨナラ安打を記録した[9]。99試合の出場で打率.279、22本塁打、68打点、14盗塁、OPS.857という成績を残し、フランシスコ・リンドーアらを抑え2015年ア・リーグの新人王に選出された(アストロズの選手としてはジェフ・バグウェル以来24年ぶり2人目)。この年のアストロズの遊撃手はジョナサン・ビヤージェド・ラウリーマーウィン・ゴンザレスなどが出場していたが、コレアがデビューしてからは固定された。この年にMLBにデビューした選手としてはロベルト・オスーナミゲル・カストロに次いで3番目に若かった[10]ホセ・アルトゥーベとは二遊間コンビとしてこの先長く一緒に出場することとなった。

Thumb
2016年

2016年は3・4番打者として固定され、153試合で打率.274、20本塁打、96打点、OPS.811を記録と、デビューから2年連続で20本塁打を記録した。オフの12月5日に第4回WBCプエルトリコ代表に選出された[11]

2017年はシーズン開幕前の3月に選出されていた第4回WBCに参加。3月22日の決勝アメリカ合衆国戦に敗戦し、2大会連続で準優勝となった[12]。大会最優秀三塁手となった[13]。シーズンでは4月15日のオークランド・アスレチックス戦でフランキー・モンタスから右手に死球を受け[14]、軽傷によりその後3試合に欠場した。7月17日のシアトル・マリナーズ戦で空振りした際に左手親指の靭帯を断裂し[15]、その後7週間(43試合)欠場した。このシーズンは109試合に出場し、打率.315、24本塁打、84打点だった。2017年のワールドシリーズの優勝に貢献した。

2018年6月26日に背中の痛みを発症し[16]、その後6週間(36試合)欠場した。この年は110試合に出場し、打撃成績も軒並み前年度を下回り、打率.239、15本塁打、65打点だった。

2019年5月29日に自宅でマッサージを受けた際に肋骨を骨折し[17]、その後2か月(48試合)欠場した。8月19日のデトロイト・タイガース戦で背中の痛みを発症し[18]し、その後4週間(25試合)欠場した。この年は75試合に出場し、打率.279、21本塁打、59打点、OPS.926などを記録した。10月17日のニューヨーク・ヤンキース戦で史上最年少となる25歳25日でポストシーズン通算10本塁打を達成した(従来の記録はアルバート・プホルスの25歳274日)[19]

2020年新型コロナウイルスの影響で60試合の短縮シーズンとなる中、4年ぶりに大きな故障がなく、58試合に出場して打率.264、5本塁打、25打点、OPS.709を記録した。

2021年2月にアストロズと1年総額1170万ドルで契約更改した[20]。オフにFAとなることから、 3月にはアストロズから5年総額1億2500万ドルの契約延長オファーを受けたが、これを拒否した[21]。 シーズンでは7月4日に選手間投票で控え野手として通算2度目となるオールスターゲームに選出されたが[22]、辞退している[23]。この年は148試合に出場して打率.279、26本塁打、92打点の成績を記録。オフの11月3日にFAとなった[24]。球団からは新たに5年総額1億6000万ドルの契約延長オファー、1840万ドルのクオリファイング・オファーを提示されたが、いずれも拒否した[25][26]。また、自身初となるゴールドグラブ賞プラチナ・ゴールド・グラブ賞を受賞した[27]

ツインズ時代

2022年3月18日にミネソタ・ツインズと3年総額1億530万ドルの契約を結んだ[28]。オプションとして2022年と23年のオフに契約を破棄してFAになれるオプトアウトの権利と、2022年は一部球団、残りの2年は全球団に対するトレード拒否権が含まれる[29]。1年あたりの年俸は3510万ドルとなり、アンソニー・レンドンを抜きMLBの内野手史上最高額となった[30]

オフにオプトアウトの権利を行使し、FAとなった[31]。12月13日にサンフランシスコ・ジャイアンツと13年総額3億5000万ドルの契約に合意したと報道されたが、入団会見直前の身体検査でジャイアンツ側がコレアの足首の状態に難色を示し、契約は白紙となった[32]。21日にはニューヨーク・メッツと12年総額3億1500万ドルの契約に合意したと報道されるも、ここでも身体検査の結果を巡って交渉が難航し、再び白紙となった[33][34]2023年1月11日にツインズと6年総額2億ドルで再契約した[35][36]。最大で4年間のオプションが含まれ、全て行使された場合は10年総額2億7000万ドルとなる[36]

人物

弟のJ.C.コレアは1998年9月生まれ[37]で、ラマー大学英語版在学中の2020年のMLBドラフトでは指名されなかったが、その直後にヒューストン・アストロズと契約した[38]

2017年11月1日、アストロズのワールドシリーズ優勝が決まった直後、その場のドジャースタジアムにて恋人のダニエラ・ロドリゲスに「僕を世界一幸せな男にしてくれないか。結婚してくれ」プロポーズしOKを得た[39]。その後、2019年11月12日に挙式を挙げた[40]

2022年11月11日に元メジャーリーガーのカルロス・バエルガが司会を務めるスペインのボットキャスト番組「Me Gustan Los Deportes"」(ileikeSports)に出演した。トークの際に元ヤンキースのレジェンドであるデレク・ジーターの守備について『デレク・ジーターが現役時代に獲得した5度のゴールドグラブ賞その全てに値しない』と物申し、続けて『デレク・ジーターの(DRS守備防御点)を知ってるかい? マイナス160だ。彼のキャリアではね。』と発言[41]。このジーターへの批判に対し、ヤンキースファンの多くから非難された。

詳細情報

年度別打撃成績

さらに見る 年 度, 球団 ...
















































O
P
S
2015 HOU 994323875210822122198681440440217810.279.345.512.857
2016 15366057776158363202609613303755513912.274.361.451.811
2017 109481422821332512423284210453529212.315.391.550.941
2018 1104684026096201151636530011533211117.239.323.405.728
2019 753212804278161211595910043502758.279.358.568.926
2020 582212012253905772500011623494.264.326.383.709
2021 14864055510415534126269920006752411616.279.366.485.850
2022 MIN 1365905227015224122244640104612312118.291.366.467.834
2023 1355805146011829218205650003593413130.230.312.399.711
2024 863673195599202141655400044043615.310.388.517.905
MLB:10年 11094760417962311502351318719726723390445072829973132.275.354.472.826
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  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

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遊撃(SS)












2015 HOU 991122651341.967
2016 1532024261481.978
2017 108127282962.978
2018 109106268643.984
2019 7595176234.993
2020 5769142135.995
2021 1481833841170.981
2022 MIN 132157307851.983
2023 135166278656.987
2024 84119169526.983
MLB 11001336269775499.982
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  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 各年度の太字はゴールドグラブ賞受賞

表彰

MLB
国際大会

記録

背番号

  • 1(2015年 - 2021年)
  • 4(2022年 - )

代表歴

脚注

関連項目

外部リンク

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