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日本の女性ファッション雑誌 ウィキペディアから
『JJ』(ジェイ・ジェイ)は、光文社が発行していた女性ファッション雑誌。2020年12月23日発売の2021年2月号をもって月刊発行を終了した。以後は雑誌は不定期刊行となり、ウェブなどでの情報発信に移行[2]。対象読者は女子大学生で、「男性が好むコンサバファッション」を中心に扱った[3]。
1975年『女性自身』別冊として隔月刊で創刊された。誌名は、「Josei-Jishin」の頭文字を取って「JJ」と決定された。創刊号は6月号。創刊編集長は並河良(のち光文社社長、現会長)。表紙モデルはケレン吉川、撮影は篠山紀信であった。1978年から『JJ』として月刊化される。誌面でおもに紹介されるファッションは、いわゆるコンサバ系(コンサバファッション)である[4]。同誌の成功により、他社も『CanCam』『ViVi』『Ray』などの、ロゴデザインから誌内レイアウトまでコンセプトをそっくり真似た大学生の女性向けファッション誌を続々と創刊させた。のちにこれら4誌は誌面構成の類似性、発売日がすべて同じ23日であることから「赤文字系雑誌」(略して「赤文字雑誌」)と呼ばれるようになる。創刊以降、バブル景気時期を経て長年の間「赤文字雑誌」の売り上げ部数トップを誇っていた。2010年(平成22年)以降は、一般の読者モデルのほか、自ら会社を経営しファッションブランドを展開する「おしゃP」(おしゃれプロデューサー)と呼ばれる人物や、ブログでファッションやライフスタイルなどを公開してモデルとして活動する「ブロモ」を前面に押し出した誌面づくりを行っている。男性が登場する誌面では、兄弟/姉妹誌にあたる男性ファッション誌『Gainer』のモデルが主に起用されているが、2012年以降は大幅に減少している。
創刊当時、日本のファッション雑誌として先行した『an・an』『non-no』は外国人モデルが着た最新のモードの紹介が中心であったが、同誌は素人の大学生の女性や働く若い女性をモデルとして起用。ショップ名や商品名、価格が明記された誌面作りとあわせて、大反響を得た[5]。これについて当時の編集長の並河は「先端のファッションは、どうでもいいと思った。あ、あそこにもいる、ここにもいる、と感じたところで拾いあげる。そのタイミングと、拾うエリアが読者にとってのリアリティーだと思った」と述べている[6]。なお同誌はモデル個人にスポットを当てた企画以外ではモデルの名前は示されなかったが、2000年代後半以降は専属モデル名を表示するようになった。
同創刊号で「ニュートラ」を取り上げると、以降も9回にわたって「ニュートラ」を特集。「ニュートラ」流行のきっかけとなった。また1970年代後半には「ハマトラ」を提唱し、やはりブームとして育てた。2000年代前半には姉妹誌として「bis」も発売されたが、2006年に事実上統合される形で休刊となった。
2010年代以降はソーシャル・ネットワーキング・サービスやファッション系インフルエンサーの台頭に伴い、ファッション雑誌の休刊が相次ぐようになった。紙面リニューアル、ターゲット年齢層の拡大やサイズの小型化などのテコ入れを図ったがいずれも売り上げを回復させるには至らず、最終的に月刊版は45年の歴史に幕を閉じた。
甲南女子大学[7]教授の米沢泉は、「どこへでもユニクロを着てゆけるのだから、女子大生のキャンパスファッションはもう必要ない。ジェンダーレスが叫ばれる時代の中で雑誌そのものが立ち位置を失ってしまった」と評している[8]。
身長160センチメートル以下のモデルを「Sサイズモデル」と呼ぶ。「Sサイズ」向けのアイテムに関する記事は巻末に掲載されており、他の記事と異なる「Sサイズモデル」が登場する。
号 | 表紙モデル | 表紙登場回数 | 備考 |
---|---|---|---|
2009年1月号 | 浦浜アリサ Nanami クリスティーナ |
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2009年2月号 | Lisa | ||
2009年3月号 | Nanami | ||
2009年4月号 | 加藤夏希 | ||
2009年5月号 | 浦浜アリサ | ||
2009年6月号 | Nanami | ||
2009年7月号 | 平子理沙 | ||
2009年8月号 | 浦浜アリサ | ||
2009年9月号 | 吉川ひなの | ||
2009年10月号 | 加藤夏希 LIZA 浦浜アリサ Nanam |
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2009年11月号 | 平子理沙 | ||
2009年12月号 | 梨花 |
号 | 表紙モデル | 表紙登場回数 | 備考 |
---|---|---|---|
2008年1月号 | 有村実樹 浦浜アリサ 加藤夏希 桜井裕美 LIZA |
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2008年2月号 | LIZA | ||
2008年3月号 | Mie LIZA クリスティーナ |
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2008年4月号 | 有村美樹 | ||
2008年5月号 | LIZA | ||
2008年6月号 | LIZA 有村実樹 Nanami |
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2008年7月号 | 黒木メイサ | ||
2008年8月号 | 加藤夏希 | ||
2008年9月号 | |||
2008年10月号 | LIZA | ||
2008年11月号 | LIZA | ||
2008年12月号 | NICOLE RICHIE |
号 | 表紙モデル | 表紙登場回数 | 備考 |
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2007年1月号 | 有村実樹 | ||
2007年2月号 | 有村実樹 加藤夏希 |
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2007年3月号 | 有村美樹 | ||
2007年4月号 | 有村実樹 LIZA |
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2007年5月号 | 黒木メイサ | ||
2007年6月号 | 有村実樹 LIZA 加藤夏希 |
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2007年7月号 | 有村美樹 加藤夏希 |
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2007年8月号 | 加藤夏希 | ||
2007年9月号 | 加藤夏希 | ||
2007年10月号 | 有村実樹 桜井裕美 木村拓哉 |
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2007年11月号 | 有村実樹 | ||
2007年12月号 | 有村美樹 |
号 | 表紙モデル | 表紙登場回数 | 備考 |
---|---|---|---|
2006年1月号 | 桜井裕美 | ||
2006年2月号 | 黒木メイサ | ||
2006年3月号 | LIZA | ||
2006年4月号 | LIZA | ||
2006年5月号 | 有村実樹 LIZA |
||
2006年6月号 | 浦浜亜理沙 LIZA Mie有村実樹 |
||
2006年7月号 | 黒木メイサ | ||
2006年8月号 | 有村実樹 | ||
2006年9月号 | 有村実樹 | ||
2006年10月号 | 有村実樹 LIZA |
||
2006年11月号 | 有村実樹 | ||
2006年12月号 | 有村実樹 |
号 | 表紙モデル | 表紙登場回数 | 備考 |
---|---|---|---|
2005年1月号 | 土屋アンナ | ||
2005年2月号 | 有村実樹 | ||
2005年3月号 | リーザ 有村美樹 黒木メイサ |
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2005年4月号 | 矢田亜希子 | ||
2005年5月号 | Mie | ||
2005年6月号 | LIZA 金子絵里 有村実樹 Mie 黒木メイサ |
||
2005年7月号 | リーザ | ||
2005年8月号 | 黒木メイサ | ||
2005年9月号 | 有村実樹 | ||
2005年10月号 | 桜井裕美 | ||
2005年11月号 | Mie | ||
2005年12月号 | LIZA |
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