日本音楽著作権協会が主催する音楽に関する賞 ウィキペディアから
JASRACに著作権管理を信託している楽曲の中で、前年度の著作権使用料分配額が多い楽曲に対して与えられる。そのため、他の音楽賞の多くが特定の利用形態における人気のみを示すのに対し、
等を総合的に集計した結果が含まれるのが大きな特徴。一方でJASRAC管理下の楽曲のみが対象となるため、NexTone等他の著作権管理事業者に信託されている楽曲は受賞対象に含まれないほか、複数社に支分権の委託を分散させている場合もJASRACの管理分のみが対象となる(なお、NexToneは別途NexTone Awardを主催している)。
そのため、他の音楽賞と比較して、過去の受賞曲にはテレビアニメや映画のBGM(劇伴、サウンドトラック)、CMソングに使用された楽曲等が多い傾向がある。特に国際賞・外国作品賞にその傾向が顕著で、国際賞は1988年の創設以後受賞曲が全てBGM曲となっているほか、外国作品賞ではマツダのCMソングに起用された[1]「ZOOM ZOOM ZOOM」[注 1] が2003年度から2008年度にかけて6連覇を達成している。
国内使用・金賞の受賞曲は、1980年代においてはカラオケでの使用料の多い演歌[2][3][4] が大部分を占めた。1982年の創設から1990年(1989年度)まで、演歌以外の作品が受賞したのは1987年(1986年度)の「恋におちて」のみである[5]。
賞はいくつかの部門賞に分かれており、2008年現在は以下の賞で構成されている。なお表彰対象となるのは、原則として当該楽曲の作詞者・作曲者・音楽出版者の3者。
()内は対象となった年度。
JASRAC音楽文化賞(ジャスラック おんがくぶんかしょう)は、売り上げなどの数字には表れない地道な音楽活動をたたえて顕彰する目的で、JASRAC創設75周年を記念して2014年に創設[6]。
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