Hero (安室奈美恵の曲)

「Hero」
安室奈美恵のシングル
初出アルバム『Finally』
B面	Show Me What You've Got
リリース	2016年7月27日
規格	CD + DVD、CD; デジタル・ダウンロード、レコード
録音	2016年
レーベル	Dimension Point
作詞・作曲	今井了介、SUNNY BOY（#1）; Joy Deb、Linnea Deb、Anton Malmberg Hard af Segerstad、Sara Forsberg、Ardita Ada Satka（#2）; Kanata Okajima（#2 作詞）
ゴールドディスク
	ゴールド（CD、日本レコード協会）; トリプル・プラチナ（#1・ダウンロード、日本レコード協会）; シルバー（#1・ストリーミング、日本レコード協会）; 第31回日本ゴールドディスク大賞; ベスト5ソング・バイ・ダウンロード;
チャート最高順位
	週間6位（オリコン CDシングル、Billboard JAPAN Top Singles Sales）; 週間1位（オリコンデジタルシングル、Billboard JAPAN Hot 100, Streaming Songs, & Download Songs）; 2016年度年間75位（オリコン CDシングル）; 2016年度年間29位（Billboard JAPAN Hot 100）; 2016年度年間79位（Billboard JAPAN Top Singles Sales）; 2017年度年間25位（Billboard JAPAN Download Songs）; 2018年度年間11位（オリコンデジタルシングル、Billboard JAPAN Download Songs）; 2018年度年間26位（Billboard JAPAN Hot 100）; 2018年度年間9位（Billboard JAPAN Streaming Songs）;
安室奈美恵シングル年表
『Finally』収録曲
	Disc-1 (※ M-1 〜 16. New Recording Ver.) 1.「ミスターU.S.A.」; 2.「愛してマスカット」; 3.「PARADISE TRAIN」; 4.「TRY ME 〜私を信じて〜」; 5.「太陽のSEASON」; 6.「Body Feels EXIT」; 7.「Chase the Chance」; 8.「Don't wanna cry」; 9.「You're my sunshine」; 10.「SWEET 19 BLUES」; 11.「a walk in the park」; 12.「CAN YOU CELEBRATE?」; 13.「How to be a Girl」; 14.「I HAVE NEVER SEEN」; 15.「RESPECT the POWER OF LOVE」; 16.「NEVER END」; Disc-2 (※ M-17 〜 34. New Recording Ver.) 17.「Say the word」; 18.「I WILL」; 19.「SO CRAZY」; 20.「GIRL TALK」; 21.「WANT ME, WANT ME」; 22.「CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK」; 23.「Baby Don't Cry」; 24.「FUNKY TOWN」; 25.「NEW LOOK」; 26.「ROCK STEADY」; 27.「WHAT A FEELING」; 28.「Dr.」; 29.「Break It」; 30.「Get Myself Back」; 31.「Fight Together」; 32.「Tempest」; 33.「Sit! Stay! Wait! Down!」; 34.「Love Story」; Disc-3 (※ M-35 〜 39. New Recording Ver.) 35.「arigatou」; 36.「Damage」; 37.「Big Boys Cry」; 38.「Contrail」; 39.「TSUKI」; 40.「Red Carpet」; 41.「Mint」; 42.「Hero」; 43.「Dear Diary」; 44.「Fighter」; 45.「Christmas Wish」; 46.「Just You and I」; 47.「Hope」; 48「In Two」; 49.「How do you feel now?」; 50.「Showtime」; 51.「Do It For Love」; 52.「Finally」;
ミュージックビデオ
	「Hero」 - YouTube; 「Show Me What You've Got」 - YouTube; ; 「Hero」(NHKオフィシャルVer.) - YouTube
	テンプレートを表示

「Hero」（ヒーロー）は、安室奈美恵の45枚目のシングル。CD+DVD、CDの2形態で2016年 7月27日に発売された。発売元はDimension Point。

概要安室奈美恵のシングル, 初出アルバム『Finally』 ...

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概要

表題曲「Hero」は、NHKのリオデジャネイロでのオリンピック・パラリンピック放送テーマソングとして起用。

背景

キャッチコピーは、「誰にでもいる “自分だけのヒーロー”、いつかは自分も “誰かのヒーロー” になれるようにと、明日への希望や勇気を与える」いわゆる、国民的な応援ソングとして制作^[17]。希望に満ち溢れた歌詞と印象的なメロディーが多数の老若男女問わず、幅広い世代に定着をした平成末期の代表曲として数多くの層に印象を与えた。なお、彼女の引退後も多数のメディアが、小室時代の楽曲やセルフプロデュース時代の「Say the word」や再ブレイク期の「Baby Don't Cry」「Love Story」と共に、本曲を代表曲として挙げることが多い。

解説

前作「Mint」から約2か月という短いスパンで発売。DVDには「Hero」とカップリング曲「Show Me What You've Got」のミュージックビデオを収録。
「Hero」のミュージックビデオは本作に収録されるオリジナルのミュージックビデオとは別に、NHKバージョンのミュージックビデオも作られた。NHKのミュージックビデオは、安室が栄光への道をゴール（巨大モニュメント=三層の塔）へと、迷わずまっすぐに歩いていく姿を描き、オリジナルのミュージックビデオではその巨大モニュメントに到着したシーンから世界観が繋がっていく、というリレー形式を採用したものとなっている^[18]。
カップリング曲「Show Me What You've Got」のミュージックビデオでは、2016年 1月に開催されたSHIBUYA109 Namie Amuroコーディネートバトルの投票で1位に輝いたブランド「Regalect」の衣装を着て、ロンドンバスでステージダンサーらと共に撮影をした^[19]。
初回限定のみゴールド箔押し仕様。予約・購入特典はオリジナルB2ポスター。
「namie amuro LIVE STYLE 2016-2017」会場限定でレコードを発売。

メディアでの使用

「Hero」は、2017年大晦日にNHKで放送された第68回紅白歌合戦にて14年振りに特別出演枠として別スタジオから中継越しで出場を果した。「Hero」はこれが地上波での音楽番組含め初披露となった。なお、音楽番組として公の場に現れるのは、2010年以来7年振りとなる。久々の生出演という効果もあり、安室は第二部（対白は桑田佳祐^{[注 1]}）で紅組トリを務めた石川さゆりの直前である午後11:10分台から約10分間の出演をした。歌唱直後に深々と一礼し、感極まって号泣する姿が見られた。また、同曲の歌唱シーンで番組の瞬間最高視聴率48.4%を記録し、大きな反響を呼んだ^[21]。
2018年8月11日から福岡県にある西日本鉄道天神大牟田線の西鉄福岡（天神）駅、8月17日からは東急電鉄の東横線渋谷駅にて発車メロディに、9月12日からはゆいレールの那覇空港駅および首里駅の車内チャイムにそれぞれ使用された(各線とも9月16日まで)。
日本音楽著作権協会（JASRAC）の著作権使用料分配額（国内作品）ランキングでは、2018年度の年間1位^[22]（2019年 JASRAC賞金賞^[23]）を獲得した。
2019年には、セブンイレブン「沖縄店舗オープン編」イメージCMソングとして引退後、初めて起用された。
2020年のプロ野球パシフィック・リーグの東北楽天ゴールデンイーグルスの小深田大翔内野手^[24]、北海道日本ハムファイターズの浦野博司投手^[25]がそれぞれ登場曲として用いている。
2020年12月、コロナ禍におけるコーセーによる医療従事者応援プロジェクト「You are my HERO」のメッセージムービーの楽曲に使用された^[26]。
2022年1月から、JRAの年間プロモーション「HERO IS COMING.」のCMソングとして起用される^[27]。

チャート成績

初週で2.9万枚を売り上げ、オリコン週間CDシングルランキング6位に初登場。累積売上は8.6万枚。出荷枚数は10万枚を超え、ゴールドディスクに認定された。

主要音楽配信サイトでは軒並み1位を獲得し^[28]、日本レコード協会により2016年の有料ダウンロード数合計の上位5作品に選出され、第31回日本ゴールドディスク大賞ベスト5ソング・バイ・ダウンロードを受賞した。2018年現在の累計ダウンロード数は87.7万DL以上^{[注 2]}。

CDの売上枚数、ダウンロード数共に2011年の「Love Story」以降では最大のヒット曲となっている。

収録曲

CD

Hero
作詞・作曲・編曲：今井了介、SUNNY BOY

NHK 2016年リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック放送テーマソング
Show Me What You've Got
作詞：Joy Deb、Linnea Deb、Anton Malmberg Hard af Segerstad、Sara Forsberg、Ardita Ada Satka、Kanata Okajima
作曲・編曲：Joy Deb、Linnea Deb、Anton Malmberg Hard af Segerstad、Sara Forsberg、Ardita Ada Satka
Hero -Instrumental-
Show Me What You've Got -Instrumental-

DVD

Hero -Music Video-
ディレクター：YKBX
Show Me What You've Got -Music Video-
ディレクター：須藤カンジ

脚注

[脚注の使い方]

注釈

[注 1]
こちらも特別出演枠。なお、桑田は発売年に『桑田佳祐のやさしい夜遊び』(TOKYO FM)内の企画「桑田佳祐が選ぶ2016年邦楽ベスト20」で表題曲を6位(番組の便宜上の設定)にランクインさせている^[20]。
[注 2]
日本レコード協会の2018年4月度有料音楽配信認定分(75万DL以上)と2018年下半期オリコンデジタルシングルランキング分(12.7万DL)の合算。

出典

[21] [注 1]
こちらも特別出演枠。なお、桑田は発売年に『桑田佳祐のやさしい夜遊び』(TOKYO FM)内の企画「桑田佳祐が選ぶ2016年邦楽ベスト20」で表題曲を6位(番組の便宜上の設定)にランクインさせている^[20]。

[30] [注 2]
日本レコード協会の2018年4月度有料音楽配信認定分(75万DL以上)と2018年下半期オリコンデジタルシングルランキング分(12.7万DL)の合算。

[1] [1]
“2017年1月度ゴールドディスク認定”. 一般社団法人日本レコード協会. 2018年1月15日閲覧。

[2] [2]
“2018年4月度有料音楽配信認定”. 一般社団法人日本レコード協会. 2018年5月18日閲覧。

[3] [3]
“2021年12月度ストリーミング認定”. 一般社団法人日本レコード協会. 2022年7月13日閲覧。

[4] [4]
“第31回日本ゴールドディスク大賞”. 一般社団法人日本レコード協会. 2018年1月15日閲覧。

[5] [5]
“Hero 安室奈美恵 ORICON NEWS”. ORICON NEWS 2020年7月12日閲覧。

[6] [6]
“Billboard Japan Top Singles Sales Charts Billboard JAPAN”. Billboard JAPAN 2020年7月12日閲覧。

[7] [7]
“1/15付週間デジタルシングル(単曲)ランキング1位は安室奈美恵の「Hero」”. ORICON NEWS 2019年12月23日閲覧。

[billboardjapan-8] [8]
“【ビルボード】安室奈美恵「Hero」、ダウンロードとストリーミング2冠で総合首位獲得”. Billboard JAPAN 2019年12月23日閲覧。

[9] [9]
“2016年度オリコン年間 CDシングルランキング 71～80位”. ORICON NEWS 2018年1月15日閲覧。

[10] [10]
“Billboard Japan Hot 100 Year End”. Billboard JAPAN 2018年1月15日閲覧。

[11] [11]
“Billboard Japan Top Singles Sales Year End”. Billboard JAPAN 2019年12月23日閲覧。

[12] [12]
“Billboard Japan Top Download Songs Year End”. Billboard JAPAN 2018年1月15日閲覧。

[13] [13]
“【オリコン年間デジタルランキング 2018】米津玄師がシングル首位、『グレイテスト・ショーマン』がアルバム首位 2ページ目”. ORICON NEWS 2019年12月23日閲覧。

[14] [14]
“Billboard Japan Top Download Songs Year End”. Billboard JAPAN 2019年12月23日閲覧。

[15] [15]
“Billboard Japan Hot 100 Year End”. Billboard JAPAN 2019年5月24日閲覧。

[16] [16]
“Billboard Japan Top Streaming Songs Year End”. Billboard JAPAN 2019年5月24日閲覧。

[17] [17]
“安室奈美恵 Newシングル『Hero』リリース”. HMV BOOKS online. 2019年6月15日閲覧。

[18] [18]
安室奈美恵、リオ五輪をモチーフに2つのMVがリレーする「Hero」

[19] [19]
安室奈美恵、「Show Me What You'veGot」ミュージックビデオ公開

[20] [20]
毎年恒例！桑田佳祐が選ぶ、2016年邦楽シングル・ベスト20発表♪歌ネット

[22] [21]
“安室奈美恵、瞬間最高視聴率４８・４％！国民の半分が歌姫ラスト紅白見た”. 産経ニュース 2018年1月5日閲覧。

[23] [22]
2019年国内作品分配額ベスト10(金・銀・銅賞関連)、日本音楽著作権協会、2019年。

[24] [23]
2019年JASRAC賞「Hero」が金賞を受賞、日本音楽著作権協会、2019年。

[25] [24]
“選手登場曲｜東北楽天ゴールデンイーグルス”. 楽天イーグルスオフィシャルサイト. 2020年10月31日閲覧。

[26] [25]
“選手登場曲｜北海道日本ハムファイターズ”. 北海道日本ハムファイターズオフィシャルサイト. 2020年10月31日閲覧。

[27] [26]
“医療従事者応援プロジェクト「You are my HERO」医療従事者へ化粧品15万点を寄贈”. 2020年12月28日閲覧。

[28] [27]
“2022年JRA年間プロモーションは「HERO IS COMING.」”. 日本中央競馬会 (2021年12月13日). 2023年4月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月22日閲覧。

[29] [28]
“配信サイト10冠！安室奈美恵、リオ五輪曲「Hero」好調をキープ”. M-ON! MUSIC 2020年7月12日閲覧。

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[19]

[注 1]

[21]

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[25]

[26]

[27]

[28]

[注 2]

[20]