7月
グレゴリオ暦で年の第7の月 ウィキペディアから
グレゴリオ暦で年の第7の月 ウィキペディアから
7月(しちがつ、なながつ)は、グレゴリオ暦で年の第7の月に当たり、31日間ある。
日本では、旧暦7月を文月(ふづき、ふみづき)と呼び、現在では新暦7月の別名としても用いる。文月の由来は、7月7日の七夕に詩歌を献じたり、書物を夜風に曝したりする風習があるからというのが定説となっている。しかし、七夕の行事は奈良時代に中国から伝わったもので、元々日本にはないものである。そこで、稲の穂が含む月であることから「含み月」「穂含み月」の意であるとする説もある。また、「秋初月(あきはづき)」、「七夜月(ななよづき)」の別名もある。
北海道アイヌ語旭川方言では、7月を「夜に流し網漁をする月」を意味するクンネヤㇱチュㇷ゚(アイヌ語: kunne yas cup)と呼ぶ[1]。
英語での月名 July は、ユリウス暦を創った共和政ローマ末期の政治家、ユリウス・カエサル (Julius Caesar) からとられた。カエサルは紀元前45年にユリウス暦を採用するのと同時に、7月の名称を「5番目の月」を意味する Quintilis から自分の家門名に変更した。なお、8月の英名 August はアウグストゥスにちなんでいる(ギリシャ語で Αύγουστος は8月を表す)。詳細は8月を参照。
「7」や「七」は「しち」の他に「なな」ともいうが、歴史的には「しち」の方が古い。「七」の大字に「質」や「漆」が遣われるのも「七」の読みが「しち」であることに因む。これらの経緯から日本では伝統的に「しちがつ」と呼ばれてきたが近年では「1月(いちがつ)」と聴き違うという理由から、意識的に「なながつ」と呼ぶ人が若者を中心に増えてきており、政府の公式発表時でも「なながつ」ということがある。
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