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株式会社花畑牧場(はなばたけぼくじょう)とは、1992年(平成4年)に設立され、北海道河西郡中札内村に本社を置く、牧場経営・食品の製造販売などをする企業。
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十勝 花畑牧場 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒089-1372 北海道河西郡中札内村元札内東四線311-6 |
設立 | 1992年(平成4年)5月7日 |
業種 | 水産・農林業 |
法人番号 | 8460101003484 |
事業内容 |
畜産食料品の製造販売 野菜等の製造販売 牧場の観光事業 動物の飼育・売買 |
代表者 | 代表取締役社長:田中義剛 |
資本金 | 2000万円(2010年3月31日時点) |
売上高 | 50億円 |
純利益 | 26億2399万1000円(2010年3月期) |
純資産 |
36億4372万2000円 (2010年3月31日時点) |
総資産 | 87億6895万円(2010年3月31日時点) |
従業員数 | 310人(派遣従業員含むと1500人) |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 | 株式会社アップフロントグループ |
主要子会社 |
株式会社花畑牧場アグリ 株式会社花畑牧場エンター 株式会社花畑牧場夕張 |
関係する人物 |
あさみ カントリー娘。 |
外部リンク | http://www.hanabatakebokujo.com/ |
田中義剛が代表取締役社長並びに牧場長を務める。親会社は田中が所属する芸能プロダクション・アップフロントグループ。
生キャラメルの製造販売事業で成長を遂げた。牧場が本店所在地にあり、十勝地方の観光スポットの一つとなっている。
北海道内外で、花畑牧場ブランドの生キャラメルやアイスクリーム・チーズ・プリン・菓子パン等を販売するショップや、イートインが出来るカフェなどを展開している。また、販売されている商品のすべてが花畑牧場内で生産されている訳ではなく、他の企業へ製造委託されているものもある。
通信・ネット販売に力を入れており、通信販売専門チャンネルであるQVCに田中本人が出演し、さまざまな「花畑牧場」ブランドの商品を不定期に紹介、販売している。インターネットでの販売も積極的に行っており、楽天市場やYahoo!ショッピングにも出店している。
1998年には『風の娘たち』という音楽情報番組がテレビ東京で放送され、この枠内で花畑牧場が舞台のドラマも作られた。
1992年の開業当初は、ジャージー牛が1頭いるだけだった。このため税務署から「牧場をやっているのかペットを飼っているのかはっきりしてほしい」との指摘を受けたと、「チューボーですよ!」(TBS系)に出演した際に田中本人が語っている。
当時は空港などで販売されている北海道みやげとして「白い恋人」「マルセイバターサンド」「ロイズの生チョコ」などの菓子類が全体の9割以上を占めており、他の業者が入り込む余地は殆ど無かった。花畑牧場の製品も例に漏れず、営業活動は続けていたものの、なかなか販売スペースの確保に結びつかず苦しい経営が続いていた。
しかし、2007年に石屋製菓の白い恋人賞味期限先延ばし問題が発覚したことにより、白い恋人は空港のみやげ売り場から撤去され、スペースが大幅に空き、花畑牧場の生キャラメルを置けることになった。前年より新しいご当地みやげとして生キャラメルが注目され始めていたことに加え、田中の知名度と宣伝活動もあって、各メディアで取り上げたことが追い風となり、大ヒットにつながった[1][出典無効]。
2009年2月、夕張市・石炭の歴史村内にある旧サイクリングターミナル「黄色いリボン」の競争入札に参加し、同施設を3400万円で落札した[2]。同施設では夕張メロンの果汁入り生キャラメルの生産をしており、地元の高齢者を中心に正社員50名、合計で約300名を雇用した。同施設は4月20日オープンし、売店・レストランも併設された[3]。同月には東国原英夫からの誘致に応える形で宮崎県にも進出し、宮崎県産マンゴーを主原料とした生キャラメル「生キャラメルマンゴー」を販売する。「生キャラメルマンゴー」の生産は、宮崎県の食品加工会社・米良食品に製造を委託している[4]。
ソフトクリームなど一部商品については、東京交通会館内の北海道どさんこプラザ有楽町店などで以前から販売を行っていた。2009年2月に東京・青山に「ホエー豚亭」を出店し、正式に東京に進出した。また4月には南青山に「花畑牧場カフェ 生キャラメル&アイスクリーム」をオープン。ホットキャラメルを冷たいアイスクリームにかけた「ホットキャラメル・アイスクリーム」を看板商品として掲げ、以降、渋谷・銀座などにも都内8カ所で直営店をオープンさせた。しかし、同年秋になって竹下通り店、渋谷店、青山店、銀座店(ホエー豚亭)の4店舗は他店との統廃合という形で閉店し、合理化を図っている。
花畑牧場内生キャラメル製造工場など建物3棟(第1工房、第2工房、飲食店「ホエー豚亭」)で、建築基準法違反が見つかり、2009年6月3日付文書で北海道から是正指導を受け、2009年7月1日までに是正計画書を提出するよう求められた。防火壁や非常用照明装置の未設置、排煙設備の不足、廊下幅や天井の高さの不足など[5]。
生キャラメルを製造していた札幌工場が2009年8月31日で一時閉鎖し、派遣社員300人については契約を更新しない旨が北海道新聞によって報じられた[6]。
2010年4月10日、経営戦略を見直し、商品の多様化を進めると発表。第1弾商品として、ポテトチップスに生キャラメルを染みこませた「天使のポテト」を2010年4月21日から北海道限定で発売[7]。ポテトチップスは、ふらの農協の工場で湖池屋が製造した物を使用している。
2010年8月6日、セブン-イレブン・ジャパンとホエー豚を使った商品「こだわりおむすび 花畑牧場ホエー豚の豚丼風」「花畑牧場ホエー豚の炭火焼 豚重」「花畑牧場ホエー豚 濃厚背脂入りカップそば」共同開発、北海道内のセブン-イレブンで順次発売。
2011年2月16日、大手宅配ピザチェーンのストロベリーコーンズと、「ナポリの窯」とのコラボレーション企画で、「カチョカヴァロ」チーズと生キャラメル使用したピザやデザートを発売開始した。
2019年、花畑牧場内に「花畑牧場ギャラリー」を開設し、ビートたけし作の絵画を常設展示する「北野武展」を開いている。また、2009年から夕張市で営業している「夕張希望の丘」には所ジョージによる「世田谷ベース 夕張出張所」が設けられており、こちらにもたけし作の絵画が展示されている。たけしの絵画作品を観ることが出来るのは、世界でもここだけである。
2022年1月26日、中札内村の十勝第2工場で、ベトナム人従業員38人が寮の水道光熱費の大幅な値上げに抗議してストライキを実施。会社側は、「以前の光熱費(雇用条件書には「約7000円」と記載[8])に戻す」としたものの、ストライキに参加しなかった従業員を含む40人に対して3月15日での契約満了を通知。そのうち4人に対しては、就業規則違反を理由に7日間の出勤停止処分にし、「他の従業員を扇動して生産ラインを停止した」などとして計200万円の損害賠償を請求した[9][10]。なお、社長の田中義剛は「示談するつもりはない」と述べている[11]。
2022年3月14日、花畑牧場側は、公式サイト上で「田中の発言を断片的に切り取って情報発信したことは、名誉毀損罪および信用毀損罪に該当する」「ベトナム人従業員3名に対して刑事告訴を行い、3月9日付で帯広警察署に受理された」という主旨の声明を発表した。これに対し、ベトナム人従業員を支援している札幌地域労組側は「刑事告訴はやりすぎ」「日本の文化や法律が分からない圧倒的な弱者に対して一方的に損害賠償を請求したり警察に訴えたりすべきではない」などと批判している[12][13][14]。
2022年3月15日、共同通信社は、花畑牧場がベトナム人従業員に通知した2021年3月15日付の労働条件通知書に記載された契約期間が「2022年3月15日まで」となっている一方、入管に提出した2021年10月20日付の雇用条件書に記載された契約期間が「2022年10月31日まで」となっており、入管は虚偽の届け出に当たる可能性があるとして調査を始めた、と報じた[15]。
2022年3月18日、花畑牧場側とベトナム人従業員側の間で和解が成立し、田中は一連の会社側の対応が不適切だったと認め、ベトナム人従業員を支援している札幌地域労組側の代理人に対して「申し訳ありませんでした」と謝罪し、頭を下げた。和解協定書の中で、花畑牧場側は「一連の対応が不適切だったと認め、ベトナム人労働者に対して謝罪する」「損害賠償請求や刑事告訴について、理由がないことを認め、取り下げる」「解決金を支払う」「自社公式サイトのトップページ上に謝罪文を1週間掲載する」という主旨の意向を示した[16][17][18]。
百貨店やスーパー等で開催される北海道物産フェア等でも「花畑牧場」ブランドの食品が販売されている。中でも『生キャラメル』は花畑牧場を代表する商品となっている。なお、社長の田中は2011年11月に「第8回ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト」でチーズ「ラクレット」が農林水産大臣賞を受賞したことをうけ、2011年12月時点で「うちはスイーツとチーズと養豚の3本柱」と述べた[19]。
Source: 花畑牧場公式サイト, Wikipedia
北海道内に4店舗とバンコクのDON DON DONKI トンロー店内の5店舗。なお、全国各地で適宜臨時出店をしている。
ハロー!プロジェクトのカントリー娘。が、1999年(平成11年)の結成から2003年(平成15年)のはじめまで、この牧場を拠点にして“半農半芸”生活を送った。柳原尋美は、レッスンのためこの牧場へ車で向かう途中、単独事故により死亡した。あさみは、この牧場の職員からカントリー娘。に抜擢された。
牧場では、ハロー!プロジェクトの生写真やグッズを販売するオフィシャルショップが開設されていたが、現在は閉店している。
尚、同社の商品「もちっぷす」には藤本美貴が起用されている。
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