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神奈川県箱根町を通る国道1号のバイパス ウィキペディアから
箱根新道(はこねしんどう)は、神奈川県足柄下郡箱根町の湯本から箱根峠までを結ぶ国道1号のバイパスである。全線が指定区間。また、全線が自動車専用道路のため125 cc以下の二輪車(原付一種および原付二種)は通行禁止。
かつては中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)が管理していた一般有料道路であったが、料金徴収期間満了により、2011年7月26日から恒久的に無料開放されている。
古くからの温泉観光地である箱根湯本や強羅などをバイパスし、当時観光ブームであった芦ノ湖周辺へのアクセス改善および静岡方面との幹線道路としての国道機能を改善する目的で、1962年3月31日に京葉道路に次ぐ全国で2番目の自動車専用道路として開通した。
本線は2車線の対面通行である。「箱根の山は天下の嶮」の言葉は箱根新道においても例外ではなく、約14キロメートル (km) の道路の両端で780メートル (m) もの高低差があるために最急勾配区間は8%にも達し[1]、ほかの全区間も急勾配が続く。このため、下り線(登坂路)には途中4箇所に登坂車線が、上り線(降坂路)には、ブレーキ故障車用の退避所が多数設けられている。また、降雪時のタイヤチェーン規制時は全車チェーン装着規制となり、スタッドレスタイヤ装着車もチェーンを着装しないと流入できない。この際大型車両は並行する箱根地区の一般道路と同様に全輪にチェーンの装着が必要となり、さらに大型車のみ通行禁止の規制が実施されることもある。
2010年6月28日からの無料化社会実験では本道路が無料化対象となり[12]、2011年6月19日で一時凍結[14]されるまで無料となった。
1995年(平成7年)に須雲川ICが供用開始した際の改訂によって、料金徴収期間は2012年1月30日までと定められた[9]。
しかし、2006年以降の料金収入増加に伴って検討された結果、翌月の7月25日を償還期限として再改訂され、社会実験の終了から約1か月後の7月26日に無料開放された[1]。無料開放に伴い、管理がNEXCO中日本から国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所に移管されている。
全線均一料金制
料金徴収区間は、山崎ICから箱根峠ICまで[12]であったため、箱根峠IC - 芦ノ湖大観ICのみの区間利用の場合に限り、通行料金は徴収していなかった。
2009年3月28日から2010年3月31日まで、深夜割引などのETC時間帯割引が社会実験として導入されていた[15]。
IC番号 | 施設名 | 接続路線名 | 山崎IC から (km) |
備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
国道1号小田原箱根道路 E84 西湘バイパス 小田原・西湘二宮・藤沢方面、E85 小田原厚木道路 平塚・横浜町田・東京方面 | ||||||
山崎IC | 国道1号・東海道(箱根国道) | 0.0 | ||||
- | 箱根TB/PA | - | 本線料金所(廃止) | |||
須雲川IC | 神奈川県道732号湯本元箱根線 | 3.7 | 山崎方面との出入口のみ | |||
- | 畑宿BS | - | 6.4 | 停留所名は「新畑宿橋」(停留所番号:171) | ||
芦ノ湖大観IC | 神奈川県道75号湯河原箱根仙石原線 湯河原パークウェイ 湯河原方面 伊豆スカイライン 天城高原方面 |
12.2 | ||||
箱根峠IC | 国道1号・東海道(箱根国道) 芦ノ湖スカイライン |
13.8 | ||||
国道1号・東海道 (笹原山中バイパス)三島・沼津・静岡方面 |
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