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北海道(胆振国)の郡 ウィキペディアから
人口2,353人、面積205.01km²、人口密度11.5人/km²。(2024年8月31日、住民基本台帳人口)
以下の1町を含む。
1879年(明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1町に伊達市および虻田郡洞爺湖町の一部(川東・岩屋・早月)を加えた区域にあたる。
平安時代の天長3年(826年)比叡山の僧・円仁(慈覚大師)が開山したと伝わる伊達の有珠善光寺は、江戸時代には蝦夷三官寺のひとつとされた。
江戸時代の有珠郡域は東蝦夷地に属し、松前藩によってウス場所が開かれていた。陸上交通は、渡島国の箱館から道東や千島国方面に至る陸路(国道37号の前身)が東西に通じていた。寛政年間には大臼山神社の前身の弁財天蛭子宮が存在していた。江戸時代後期、国防のため寛政11年有珠郡域は天領とされたが、文政4年には一旦松前藩領に復したものの、安政2年再び天領となり南部藩が警固をおこなった。
有珠郡域にも跨る有珠山は古くから火山活動が盛んで、寛文3年、明和6年、文政5年、嘉永6年と江戸時代だけでも頻繁に噴火しており、付近の集落が全焼したり嘉永6年の噴火では洞爺湖方面に火砕流が流下している。その他、蟠渓温泉が古くから知られている。戊辰戦争(箱館戦争)終結直後の1869年、大宝律令の国郡里制を踏襲して有珠郡が置かれた。
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