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日本のラジオDJ ウィキペディアから
サッシャ(Sascha、1976年9月22日 - )は、ラジオDJ、ナレーター。ドイツのヘッセン州生まれ。本名はSascha Boeckle(ザッシャ・ベックレ)。
ドイツ人の父親と日本人の母親の間に生まれた。少年時代はドイツで過ごし、流行していた『スター・ウォーズ』やBMXに傾倒した。国営放送よりバラエティ豊かだった米軍放送で『マッハGoGoGo』『宇宙戦艦ヤマト』の英語版を見て育つ[2]。
小学4年の10歳で日本に移住[3]。東京都府中市立府中第三小学校、府中市立府中第四中学校卒業。小さい頃にドイツのフランクフルト空港で英語の映画予告編ナレーションを格好いいと思ったことや、中学になってラジオでよく洋楽を聴くようになったことから、ラジオDJに憧れるようになる[3]。
高校卒業後の第一志望はドイツの大学へ行くことだったが、日本の義務教育制度は小中高12年なのに対し、母国ドイツは最大で1年長い13年(初等教育4年+中等教育ステージ1 最大9年)あり、日本の高校を出ただけでは入学する資格がなかった。ドイツの大学へ入るためにもまずはドイツ語能力を向上させようと獨協大学外国語学部ドイツ語学科に進学[2]。大学2年生で本格的にラジオDJを目指そうとするも、どうすればなれるかわからず、各放送局にDJになりたいとEメールを送ったが、ほとんど返事は来なかった[2][3][4]。難しい世界だなと打ちひしがれていた大学3年時の1月、VIBEを見ていると募集告知が流れておりそれに応募[4]、面接を受ける。すぐには連絡が来なかったが、8か月経った頃、大学4年生になりドイツ行きのため願書を出そうとしていたところに合格の連絡が来る[5]。
1999年、音楽専門チャンネルVIBEのVJとしてデビュー。しかし2年でVIBEは閉局し、自分の番組も終わることになる。ドイツ帰国を考えていると取材で知り合ったラジオ制作者に話すと、もったいないと言われ、その伝でFM802のオーディションを受ける[5]。そのオーディションは不合格だったが、受験させてもらった人の紹介でWOWOWの番組に出演、その最中にJ-WAVEの番組で前任のDJの後任に誘われて[5]、2001年にJ-WAVEナビゲーター、FM FUJIでラジオDJのキャリアをスタートさせた。
2007年3月31日、2月17日に結婚したことと、8月に「家族も増える予定」と公式ブログで報告[1]。
2010年5月8日に放送されたDJ TAROとのUstreamでの番組「BEST HIT UST」にゲスト出演した向谷実と中西圭三のプロジェクト、「向谷倶楽部」のレコーディングとライブにゲスト参加。個人的に鉄道の趣味もあり、向谷の鉄道企画に参加したり、自身のラジオ番組のゲストのピンチヒッターとして向谷が電話出演したりと交流がある。
2012年、ツール・ド・フランス第4ステージで新城幸也が敢闘賞を獲得し、日本人で初めて表彰台に上がった際に実況を担当した。
2017年9月、友人の有村昆、福永活也らと共に、株式会社キングダムエンターテインメントを設立し、VR人狼渋谷を運営している。
日本語、英語、ドイツ語のトライリンガル。実況を務めるスポーツ中継では、現地映像による選手インタビューの翻訳等も行っている。
日本語とドイツ語は標準語、英語はドイツ出身なのでイギリス英語と思われがちだがアメリカ英語を話す。「アメリカのラジオをよく聴いていたから」と2021年7月のStep Oneで明かした。
自転車も好きで、J SPORTSのサイクルロードレース中継の実況も担当している。解説の栗村修とのコンビは「我らワールド」の異名でも知られる(詳細は栗村修#解説業を参照)。
他には自動車レースのF1、FIA 世界耐久選手権、SUPER GTの実況も担当している。
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