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日本の北海道札幌市北区の地名 ウィキペディアから
麻生町(あさぶちょう)は北海道札幌市北区にある町名。正式には「あさぶ」であるが、地元民の多くは「あざぶ」と呼んでおり、「あざぶ」と記載のある看板なども多い。
北海道道277号琴似停車場新琴似線(琴似栄町通)、国道231号(創成川幹線、石狩街道)、および札幌市道新琴似4番線(北38条西2丁目 - 北40条西6丁目間)の3路線で囲まれた三角形の内側の地帯で、南側の1丁目からはじまり、北側の9丁目までで終わる。
もともとこの地域は、新琴似番外地であったことから、麻生町には小中学校がなく新琴似屯田兵中隊本部隣の札幌市立新琴似小学校・札幌市立新琴似中学校が校区である。
なお、麻生町の他、新琴似の東部、概ね北34条以北を併せた、地下鉄麻生駅を中心とした地域の総称として「麻生」という名称が使われる場合がある。
当地に所在した帝国製麻琴似工場(1891年 - 1957年)から、新琴似町の東端の地区は「亜麻会社」「帝麻」と通称されていた[1]。
工場撤退後、跡地は北海道住宅供給公社により住宅団地として開発されることとなり、1958年(昭和33年)8月に、地元住民ら920名の署名をもって「麻生町」への変更を市議会に請願、翌9月の市議会定例会で地名変更を決定、翌1959年(昭和34年)4月1日付で「札幌市麻生町」と改名された[1]。
地名は、帝国製麻琴似工場の最後の工場長であった黒川修策が考案したもので、当地が北海道の亜麻栽培発祥地であり、農業の発展・経済面で大きな役割を果たしたことから、「麻」の字を地名に残したい、という思いが込められている[1]。
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