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日本の将棋棋士 ウィキペディアから
高橋 和(たかはし やまと、1976年6月17日 - )は、将棋の女流棋士。神奈川県藤沢市出身。神奈川県立鎌倉高等学校卒業。佐伯昌優九段門下。女流棋士番号は13(2011年3月31日までは28)。2005年引退。夫は、『将棋世界』元編集長で、作家の大崎善生[1]。
4歳の時に交通事故に遭い、左足の切断も考えなければいけないほどの重傷を負った[2]。
7歳の時に父が兄に将棋を教えるのを見て将棋に出会う。その後、後に師匠になる佐伯昌優八段が経営する湘南将棋道場に通うようになりそこで研鑽する[3]。
小学6年の時に女流育成会に入会。1年目と2年目は3位に終わる[4]。3年目にリーグトップになり、中学3年になる直前の1991年3月1日付で女流2級としてプロデビュー。
デビュー直後、対局で全く結果を出していない時期から、すでにメディアやイベントなど各方面から将棋界のアイドル的な存在にされてしまい、それが何年も続くにつれて違和感を募らせたという[5]。
しかし、それでも本業である対局や普及活動の傍ら、女流棋士の肩書でコメンテーターなどのテレビへの露出などを通して、女流棋士の存在をアピールした。
第20期女流名人戦B級リーグからA級に昇級したことにより、翌年1994年4月1日付で女流初段になる。
2002年度には女流王位リーグ入り、また同年から三年連続女流名人リーグA級在籍するなど好調を維持していたが、普及活動に専念するために2005年2月、突然現役を引退した[6]。多くの女流関係者も寝耳に水だったという。
現役引退後しばらくは子育てに専念する傍ら、女流棋士として講演活動、執筆活動のほか、2012年には女性向け将棋普及活動「Shogiotome」「Shogimadame」を始動[7]。
2016年6月、東京吉祥寺に将棋スペース「将棋の森」をオープン[8]。2018年1月「株式会社将棋の森」を設立。それらを拠点に女性や子供を中心に普及活動を行っている。
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