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図面等の複写技術 ウィキペディアから
青焼(あおやき、英: blueprint、青焼きとも)とは、かつて主流だったジアゾ式複写技法のことである。光の明暗が青色の濃淡として写るため、このように呼ばれる。また、ジアゾ式複写機は「青焼き機」とも呼ばれた。
関連語として白焼き(whiteprint)があるが、青焼きと共に、時代によって意味が移り変わっている(下記)。
それまでの青写真に置き換わる形で普及し、機械図面や建築図面の複写(青図)に多用された。複写された画像は、青写真とは逆の陽画(ポジ)となる。
青写真と同様に、原稿・原版と感光紙を重ねて露光し、光を透さない黒い文字や線が感光剤の変化を抑えることを利用し、潜像を形成させる。次いで、現像液との化学反応により、青く発色する・しないの差を生じさせて、画像を複写する。
一般向け製品としては、現像液をマイクロカプセルやフィルムシートで感光紙に仕込んでおき、露光後に熱や圧力で混合・反応させるものが主流となっている。
芳香族ジアゾニウム塩の、紫外線によってジアゾ基が脱離する性質を利用し、紺青法と同様に潜像を作る。
分解しなかった芳香族ジアゾニウム塩は、フェノール化合物などと結合し、青いアゾ色素を生成させるが、この反応を進ませるにはアルカリ性にする必要がある。
従って、感光紙にあらかじめ両者を仕込んでおいて、アンモニア水溶液や蒸気により現像することが可能となる。アルカリ剤も仕込み、熱によって全てを混合させる感光紙では、複写機なしでアイロンなどにより発色させることもできる。
原理上は陽画だけだが、青以外も可能で、黒く発色する製品もある。また、露光時の分解性と結合物質を光の波長によって変化させることで、カラーコピーも可能。
青焼き、白焼きの意味の変遷[1]
乾式複写機は業務用大型機に用いられ、湿式複写機の方が台数は多かった。
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