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埼玉県さいたま市大宮区大成町にある埼玉新都市交通の駅 ウィキペディアから
鉄道博物館駅(てつどうはくぶつかんえき)は、埼玉県さいたま市大宮区大成町三丁目にある埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)の駅である。駅番号はNS02。
開業時の駅名は大成駅(おおなりえき)で、改称後も副称として括弧併記されている。(歴史を参照)
なお、1906年(明治39年)から1941年(昭和16年)まで(旧)西武鉄道(開業当時は川越電気鉄道)が西武大宮線の駅として(旧)大成駅を設置していた。これは、現在の大宮駅の西側約500 m、現在のさいたま市大宮区桜木町四丁目にあたり、当駅からは1 km以上離れている。
東日本旅客鉄道(JR東日本)と東日本鉄道文化財団は、2007年10月14日に鉄道博物館を当駅の東側の隣接地に開館した。
同館の開業に併せ、JR東日本は出資している埼玉新都市交通に対し、当駅の名称を「鉄道博物館駅」など利用者に分かりやすく変更するように打診した。これに対して、地元自治会からは駅名存続の要望が出されていたが、2006年12月末に埼玉新都市交通は「鉄道博物館駅」に改称し、「大成」は副駅名称として括弧表記にて残すことを決定した。さらに、さいたま市では同年度に13億円の予算を組み、2年をかけてバリアフリー対応や駅前整備事業を実施し、駅コンコースから博物館エントランスまでが一体的に整備された。
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。東北・上越新幹線の高架軌道を挟んで位置する。改札口は内宿駅側にある。エレベーター・エスカレーターおよびトイレは改札内にある。ステーションカラーは桃色。
2007年3月18日の「Suica」供用開始にあわせて、ニューシャトルの中間駅では初めて自動改札機(3通路)が設置されたほか、液晶型の発車標も設置された。
駅の前後は上下線とも勾配になっており、新幹線高架よりも数メートル(路盤面基準)低くなっている。
鉄道博物館のエントランスと一体化した構造のコンコースは広々としており、改札内には自動販売機を備えた休憩室やコインロッカーがある。余裕のある空間を活かしてニューシャトルに関連した展示がなされている。
2022年度の1日平均乗車人員は4,635人である[市統計 1]。ニューシャトルの駅では大宮駅に次ぐ第2位で、単独駅では乗降人員が最も多い。
近年の1日平均乗車人員は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1987年(昭和62年) | 1,562 |
1988年(昭和63年) | 1,728 |
1989年(平成元年) | 1,934 |
1990年(平成 | 2年)2,090 |
1991年(平成 | 3年)2,427 |
1992年(平成 | 4年)2,697 |
1993年(平成 | 5年)2,738 |
1994年(平成 | 6年)2,677 |
1995年(平成 | 7年)2,700 |
1996年(平成 | 8年)2,726 |
1997年(平成 | 9年)2,640 |
1998年(平成10年) | 2,725 |
1999年(平成11年) | 2,665 |
2000年(平成12年) | 2,622 |
2001年(平成13年) | 2,583 |
2002年(平成14年) | 2,429 |
2003年(平成15年) | 2,451 |
2004年(平成16年) | 2,450 |
2005年(平成17年) | 2,469 |
2006年(平成18年) | 2,568 |
[注釈 2]2007年(平成19年) | 4,223 |
2008年(平成20年) | 4,544 |
2009年(平成21年) | 3,823 |
2010年(平成22年) | 3,779 |
2011年(平成23年) | 3,788 |
2012年(平成24年) | 3,974 |
2013年(平成25年) | 4,125 |
2014年(平成26年) | 4,180 |
2015年(平成27年) | 4,454 |
2016年(平成28年) | [市統計 2]4,568 |
2017年(平成29年) | [市統計 3]4,785 |
2018年(平成30年) | [市統計 4]5,285 |
2019年(令和元年) | [市統計 5]5,150 |
2020年(令和 | 2年)[市統計 6]3,707 |
2021年(令和 | 3年)[市統計 7]4,166 |
2022年(令和 | 4年)[市統計 1]4,635 |
かつての大66系統(大宮駅西口 - 櫛引 - 土呂駅西口)のバス停留所を再利用したもので、「大成駅前」を改称して再設置した。
ニューシャトルで使用可能なICカード乗車券(Suica・PASMOほか交通系ICカード全国相互利用サービスに対応するカード)の履歴表示・印字は、当駅を「鉄道博物」と表記する(Suica・PASMOが利用できるエリア〈詳細はそれぞれの記事を参照〉で行う場合に限る)。
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