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日本の小説家、脚本家 ウィキペディアから
(がとう しょうじ、1971年[1] -)は、日本の小説家、脚本家。東京都出身。東京都立神代高等学校出身[注 1]。中央大学経済学部除籍。
賀東 招二 (がとう しょうじ) | |
---|---|
誕生 |
1971年(52 - 53歳) 日本・東京都 |
職業 | 小説家、脚本家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 中央大学経済学部除籍 |
活動期間 | 1994年 - |
ジャンル |
ライトノベル SF アクション ミリタリー ハードボイルド コメディ |
代表作 | 『フルメタル・パニック!』(1998年 - )[1] |
主な受賞歴 |
『このライトノベルがすごい! 2008』 作品部門1位(『フルメタル・パニック!』) |
デビュー作 | 『弁天女子寮攻防戦』(共著)[1] |
公式サイト | GATOH.COM blog style |
ウィキポータル 文学 |
大学在籍中にライトノベルを読み、「これだったら俺にも書ける」と思い、ゲーム制作会社「遊演体」でゲームライターのバイトを経験、そこで『蓬萊学園』のアンソロジーに参加、次に出されたアンソロジーでレギュラーを務める。その後、後にシリーズ累計発行数1000万部突破の大ヒット作となる『フルメタル・パニック!』の原型となる作品を富士見書房に持ち込み、連載作家として活躍する。
その後、2002年の『フルメタル・パニック!』のテレビアニメ版の制作に参加したのを皮切りに、アニメ作品の脚本家としても活動を始める。
『ドラグネット・ミラージュ』は当初「きぬたさとし」との共著とされていたが、実際は「きぬたさとし」は架空の人物であり、賀東一人で書いていたことが『ドラグネット・ミラージュ』の2巻で明かされた(2巻からは賀東1人の名義になっている)。これは『フルメタル・パニック!』のあとがきにて、「『フルメタル・パニック!』完結まで他の作品には手を出さない」という約束をファンとしたことから来ている。後に『ドラグネット・ミラージュ』のあとがきや本人のブログにて、ファンに謝罪している。
2014年現在は『フルメタル・パニック!アナザー』で原案と監修を務める傍ら、『コップクラフト』と『甘城ブリリアントパーク』の執筆を行っており、更にフルメタに続くメカアクション系の新作を準備中である。
大学在学中は映画研究会、SF研究会に所属していた。
もともとはライトノベルにはあまり興味がなく、ハリウッド映画を好み、作品にもその影響が強く出ている。特に好きな映画として『ダイ・ハード』を挙げており、少なくとも60回以上は観たとのことである。硬派な作品やミリタリーテイストの強い作品を得意とするが、苦手なジャンルとして学園物やラブコメを挙げている。そのため、『甘城ブリリアントパーク』の執筆には非常に苦戦したと語っており、予定より2年ほど遅れて連載が開始された。
『フルメタル・パニック!』では学園要素を入れるか、出版を取りやめるかと担当編集に言われ、泣く泣く学園要素を入れることになったと語っている。『フルメタル・パニック!』の作中にて、ヒロインキャラの愛飲飲料としてドクターペッパーが登場するため、賀東本人も好きなのであろうと勘違いされるが、本人は苦手だという。
男性キャラクターの造形にはこだわりを見せる一方で、女性キャラクターについては編集部やイラストレーターに任せることが多い。小説を執筆している時は戦闘シーンの時がもっとも筆が進むが、日常シーンでは筆が進まず、前述の通り甘城ブリリアントパークの執筆の際に非常に苦労していると語っている。
作風や賀東本人のビジュアルからゲイと勘違いされることが多い。担当編集と海外に取材に行った際に「東洋人のゲイのカップル」と勘違いされたことがあるが、本人はゲイではない。
男性キャラクターに重点を置く作風のため、少し気を緩めると作中の登場人物が中年のオッサンだらけになってしまうクセがあり、アニメ化の際には女性キャラクターの出番が増やされる、男性キャラの性別が女性キャラに変更される、アニメサイドから女性キャラを増やすように指示される、などの憂き目にあっている。
『スーパーロボット大戦J』に『フルメタル・パニック!』の出演が決定した際、日記にてシナリオの一部を公開し、我を忘れて喜んでいた[2]。
高橋良輔の熱狂的なファンであり、作品にもその影響が出ている。その為か、「ドトール」と聞くと、某コーヒーチェーンではなくグラドス軍の陸戦用SPTを連想すると「音程は哀しく、射程は遠く」の後書きで触れている。
『まぶらほ〜メイドの巻〜』の後書きで、まぶらほの作者築地俊彦は「かの賀東招二先生は『僕はポニーテールを愛してますから』と公言されたことがある」と書いている。さらに、『ハヤテのごとく!SS超アンソロジー大作戦』内で、「編集者にガンプラ作らせてる作家もいましたけど。賀東招二って男です」と書かれている。
『インフィニット アンディスカバリー 公式コンプリートガイド』に掲載されているインタビューにおいて、ミニスカートへのこだわりを熱く語っている。曰く「ヒロインキャラのコスチュームは絶対にミニスカートがいい。それはロボットものでいえば、コックピットがだいたい頭か胸にあるのと同じくらい当たり前」とのこと。
作品を執筆をするにあたり、世界各国への取材を積極的に行っている。
漫画家の井上よしひさと親交がある。漫画家の赤松健とは大学時代映画研究会の先輩後輩の関係である。
自身の作品である『フルメタル・パニック!』のアニメ化にあたってはシリーズ構成や脚本などの作業に深く関わっており、1期目は構成会議に参加してアドバイスする程度であったが、2期目以降はシリーズ構成に深く関わり脚本作業にも参加し、3期目では賀東一人でシリーズ構成を担当した。
『フルメタル・パニック!』の2期目以降のアニメ化を担当した京都アニメーションと関係が深く、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の放送順第11話「射手座の日」、「エンドレスエイト」(第一回)、『らき☆すた』の第5話「名射手」と第12話「お祭りへいこう」、第22話「ここにある彼方」の脚本をそれぞれ担当し、『氷菓』ではシリーズ構成としてメインスタッフとして携わっている。同じく京都アニメーションによりアニメ化された『甘城ブリリアントパーク』においては、シリーズ監修に加えて一部の脚本も担当した。
また『フルメタル・パニック!』の1期目の監督千明孝一とのつながりから、GONZO製作のテレビアニメ、『ドルアーガの塔 〜the Aegis of URUK〜』のシリーズ構成と脚本を担当している。その他にもコンシュマーゲームのシナリオ原案・監修を担当するなど活動が広がっている。
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