西岡公園
札幌市豊平区にある公園 ウィキペディアから
札幌市豊平区にある公園 ウィキペディアから
月寒川を堰き止めて作られた旧西岡水源池を中心とする公園は、バードウォッチング(野鳥観察)や自然観察を楽しむことができるほか、湿原にはミズバショウなどの湿生植物や季節によってヘイケボタル、トンボなどを見ることができる[4]。4月下旬から10月までの毎週金曜日には、公園スタッフによるガイドウォークを開催している。積雪期には歩くスキーコースが整備される[5]。
西岡水源池は、1909年(明治42年)に大日本帝国陸軍第7師団歩兵第25連隊の軍用水道(月寒水道)として通水したことが始まりであり[10]、北海道内の近代水道施設としては函館(1889年)、岩見沢(1908年)に次ぐ取水施設である[8]。なお、水道管の上に維持管理用としてつくった道路は水源池通の前身になっている[11]。1940年(昭和15年)から翌年にかけて取水塔から浄水場までの導水管を併設して濾過池・配水池を増設し、陸軍施設、月寒種畜牧場、月寒小学校などに給水していた[10][12]。戦後、1949年(昭和24年)に豊平町(当時)が北海道財務局から月寒水道の無償貸与を受け、一般家庭への給水を始めた[12]。1961年(昭和36年)に豊平町は札幌市と合併し、翌年には水道施設が無償譲渡された。1971年(昭和46年)の白川浄水場完成と翌年の豊平峡ダム完成に伴って西岡浄水場(月寒水道)は廃止となり、公園として整備した[10][8][11]。取水塔は国の登録有形文化財で、内径1.5 m、高さ6.6 mの円柱状レンガ造りであり、陸軍技師の井上二郎が設計した[8]。かつては塔まで渡ることのできる橋があった[13]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.