日経エンタテインメント!
日本の芸能雑誌 ウィキペディアから
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『日経エンタテインメント!』(にっけいエンタテインメント、略称:日経エンタ)は、日本経済新聞社の子会社である日経BP社が毎月4日に発売する情報誌。定価780円(税込み)。
1988年から1993年に前身となる『日経エンタテインメント』(感嘆符はつかない)という週刊誌が日経BP社から出版されていた(販売は定期購読契約による直送制[1])。その後、1996年6月7日に『日経クリック』増刊として書店販売で『日経エンタテインメント!』(このときに感嘆符がついた)が発行され[2][3]、1997年3月発売の1997年4月号で月刊誌として独立創刊した[4]。
映画、音楽、本、テレビを中心にゲーム、ラジオ、演劇、インターネット、デジタル家電等の流行のものや人物等を幅広く掲載している。
毎回様々なテーマに沿ったランキングを掲載しており、2002年以降、芸人ランキングを年に1回行うようになっている。毎号、男優や女優をユニークな軸を用いて分類したチャートが登場する。
また、一部の特集ではナリナリドットコムで転載の許諾を得ている。
2002年から本誌が独自に調査し、作成しているお笑い芸人の人気ランキングである。調査は日経BP社、日経BPコンサルティングの調査モニター『日経エンタテインメント!』が発行するメールマガジン『日経エンタテインメント!メール』受信者を対象としたウェブ調査で行われる。調査は毎年3月上旬以降に行われる[5]。編集部が選出した全国ネットのテレビ番組などで活躍するお笑い芸人100組以上の中からメール受信者が、「好きな芸人」「嫌いな芸人」「この1年で最もブレイクした芸人」「来年消えると思う芸人」の4項目について、1組ずつ挙げる形式である。また、「ネタ」「キャラクター」「ルックス」「(メディア)露出の仕方」「周囲の評判」など、その理由も書かなければならない[6]。調査協力者の年齢は10代から60代、男女比率は、男性が7割、女性が3割である[5][6]。2012年から休止され、2014年に復活した。2021年以降は再び休止している。
「好きな芸人」1位は調査開始の2002年から2017年まで14度連続で、明石家さんまが2位と大差をつけて選ばれている。2018年から2020年まで3年連続サンドウィッチマンが1位で2位はさんまだった。「嫌いな芸人」では、2002年から2010年までの9年連続で江頭2:50が選ばれており、こちらも2位と大差をつけての首位。江頭が2011年も首位に選ばれなかったのは、本誌の分析によれば、2011年は調査が4月下旬から5月上旬と東日本大震災後に行われていたことから、3月に被災地へ支援に赴いた江頭の姿がメディアで取り上げられたのが影響した。また、2008年度調査から彼を「嫌い」に選びながらも、選出理由の項目に彼を応援する声を送る人が増え始めていた[6]。なお、江頭の10年連続1位を阻止したのが、島田紳助だった[7]。3年ぶりに復活した2014年の同ランキングで江頭が再び「嫌いな芸人」1位に返り咲く。2015年も1位となり、江頭が通算11度目の「嫌いな芸人」1位となっている。2016年と2017年の「嫌いな芸人」1位は石橋貴明で江頭は2位、2018年は石橋(3年連続)とアキラ100%が同率1位だった。2019年はさんま、2020年は久保田かずのぶ(とろサーモン)が1位だった。一方で、江頭は2014年に「好きな芸人」7位になるなど、近年「好きな芸人」にも上位にランクインするようになっている。
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