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『悪魔を憐れむ歌』(あくまをあわれむうた、原題:Fallen)は、1998年のアメリカ合衆国のホラーサスペンス映画。監督はグレゴリー・ホブリット、出演はデンゼル・ワシントンとジョン・グッドマンなど。ローリング・ストーンズの名曲「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」「悪魔を憐れむ歌」を題材としてフィーチャーしたオカルトサスペンスホラーで、時空を超えて人から人へ憑依して悪をまきちらす悪魔と、連続殺人事件を追う刑事が繰り広げる対決を描いている[3]。
悪魔を憐れむ歌 | |
---|---|
Fallen | |
監督 | グレゴリー・ホブリット |
脚本 | ニコラス・カザン |
製作 |
チャールズ・ローヴェン ドーン・スティール |
製作総指揮 |
イーラン・ダーショヴィッツ ニコラス・カザン ロバート・キャヴァロ テッド・カーディラ |
出演者 |
デンゼル・ワシントン ジョン・グッドマン ドナルド・サザーランド |
音楽 | タン・ドゥン |
撮影 | ニュートン・トーマス・サイジェル |
編集 | ローレンス・ジョーダン |
製作会社 |
ターナー・ピクチャーズ アトラス・エンターテインメント |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
1998年1月16日 1998年7月11日 |
上映時間 | 123分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 |
英語 アラム語 |
製作費 | $46,000,000[1] |
興行収入 | $25,232,289[2] |
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
連続殺人犯のエドガー・リースは、フィラデルフィア警察のジョン・ホブズ刑事によって逮捕され、裁判で死刑の判決を受けて処刑されることになる。
死刑執行の日、ホブズや上司のスタントン警部補などによる立ち会いのもとで電気椅子によるリースの処刑が行われたが、彼は処刑間際に謎の呪文を唱え、ローリング・ストーンズの「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」を陽気に歌い、「早く殺せ」などと死刑執行人たちを挑発していた。
その後、リースの歌の歌詞を裏付けるかのように彼と同一の手口による連続殺人が発生したうえ、ホブズにその容疑がかけられてしまう。自分の無実を証明しようと調査したホブズは、一連の事件の背後にこの世の者ではない「悪魔」の存在があることを知る。
悪魔はさまざまな人間に乗り移りながら、確実にホブズに迫ってきていた。
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
---|---|---|---|
ソフト版 | フジテレビ版 | ||
ジョン・ホブズ刑事[4] | デンゼル・ワシントン | 大塚芳忠 | 小山力也 |
ジョーンジー刑事 | ジョン・グッドマン | 茶風林 | 島香裕 |
スタントン警部補 | ドナルド・サザーランド | 池田勝 | 堀勝之祐 |
グレタ・ミラノ | エンベス・デイヴィッツ | 山像かおり | 高島雅羅 |
ルー刑事 | ジェームズ・ガンドルフィーニ | 宝亀克寿 | 青野武 |
エドガー・リース | イライアス・コティーズ | 青山穣 | 谷口節 |
アート・ホブズ | ガブリエル・カソーズ | 荒川太朗 | 菅原淳一 |
サム・ホブズ | マイケル・J・ペイガン | 亀井芳子 | |
チャールズ・オーラム | ロバート・ジョイ | 梅津秀行 | 島田敏 |
マイク | レノ・ウィルソン | 樫井笙人 | |
ラウダーズ教授 | クリスティン・オーバート | 田原アルノ | |
チャールズを殺した人 | フランク・メドラノ | 秋元羊介 | |
ローレンス | ジェフ・ターナー | 大川透 | 坂口賢一 |
ジェイ・レイノルズ | グレアム・ベケット[注 1] | 小島敏彦 | |
その他 | — | 水原リン 定岡小百合 斎藤志郎 中澤やよい 吉田孝 幸田夏穂 鈴木紀子 | 津田真澄 上田敏也 滝沢ロコ 西宏子 鈴木れい子 浅野まゆみ 水野龍司 荒井静香 |
演出 | 伊達康将 | 鍛治谷功 | |
翻訳 | 小寺陽子 | 栗原とみ子 | |
編集 | オムニバス・ジャパン | ||
調整 | 宇田川亨子 | 栗林秀年 | |
録音スタジオ | スタジオザウルス | ||
プロデューサー | 東慎一 | 山形淳二 | |
制作 | ワーナー・ホーム・ビデオ 東北新社 | ムービーテレビジョン | |
作中、悪魔の視界の映像化をどうするかという点に関し、監督のホブリットは撮影監督のサイジェルに相談し、エクタクロームという特殊フィルムを使用することで解決した。これは、独特の発色や質感を表現するスチール写真やファッション写真に使われていたものであるが、400フィートにおよぶフィルム撮影を行った。プロモーションビデオでは使われはじめていたそれを、本作は意識して最初に使った映画であるという[5]。
Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「基本設定は面白い。しかし残念ながら、古い素材の再利用に過ぎず、それほどスリリングではない。」であり、57件の評論のうち高評価は40%にあたる23件で、平均点は10点満点中5.3点となっている[6]。
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