嵐山駅 (阪急)
京都府京都市西京区にある阪急電鉄の駅 ウィキペディアから
京都府京都市西京区にある阪急電鉄の駅 ウィキペディアから
嵐山駅(あらしやまえき)は、京都府京都市西京区嵐山東一川町にある、阪急電鉄嵐山線の駅。同線の終着駅である。駅番号はHK-98。
京都を代表する観光地の一つ「嵐山」への、大阪・神戸方面からの玄関口である。京福電気鉄道嵐山本線にも同名の嵐山駅があるが離れているため、乗り換えには適さない。同駅との区別をつける為に当駅は「阪急嵐山駅」と呼ばれる事もある。
新京阪鉄道が嵐山への観光客を見込み、6面5線という巨大なターミナル駅として建設された。しかし、規模に反して乗客がさほどいなかったことから、戦後に3面2線へ縮小した[2]。廃止されたホーム3面のうち北東側の2面は現存しており、ホーム上や線路跡には植樹がされている(写真を参照)。
櫛形3面2線のホームを有する地上駅。2線共に両側をホームに挟まれているが、通年使われているホームは中央の1面のみで、発着する列車のドアは片側のみが開く。
外側ホーム2面の頭端部は、スロープで駅舎2階の臨時改札口につながっており、常用される1階改札口にはつながっていない。
駅舎は長年開業以来のものが使われていたが、2010年(平成22年)4月に京町家をイメージした外観に改装された(構造はそのまま)。さらに同年10月30日には駅前広場も再舗装され、桜の木なども植えられた石畳風になった。
2022年の通年平均の乗降人員は6,765人である[5]。阪急電鉄の終端駅では最も少なく、阪急電鉄全線では第76位。
また、2022年(令和4年)度の1日あたりの乗降人員は約9,043人である(年間3,301千人、京都市統計書より)[6]。
近年の1日平均乗車・乗降人員は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
---|---|---|
2007年(平成19年) | 8,419 | 4,065 |
2008年(平成20年) | 9,254 | 4,527 |
2009年(平成21年) | 8,635 | 4,227 |
2010年(平成22年) | 6,917 | 3,339 |
2011年(平成23年) | 6,822 | 3,252 |
2012年(平成24年) | 7,277 | 3,407 |
2013年(平成25年) | 8,408 | 3,915 |
2014年(平成26年) | 7,568 | 3,737 |
2015年(平成27年) | 9,008 | 4,322 |
2016年(平成28年) | 9,637 | 4,660 |
2017年(平成29年) | 11,970 | 5,795 |
2018年(平成30年) | 10,121 | 4,847 |
2019年(令和元年) | 11,019 | 5,325 |
2020年(令和 | 2年)7,618 | 3,673 |
2021年(令和 | 3年)5,687 | 2,785 |
2022年(令和 | 4年)9,043 | 4,388 |
東西に住宅地が広がっている。嵐山の観光地へは、駅から道なり(北西の方角)に直進すると良い。観光地の起点付近にあるのが渡月橋で、距離にして約400メートル。
嵐山界隈には他社の鉄道路線も通っており、当駅から最も近い京福電気鉄道の嵐山駅へは、渡月橋を渡って徒歩約15分[3]。さらに北へ進むと、西日本旅客鉄道(JR西日本)の嵯峨嵐山駅・嵯峨野観光鉄道のトロッコ嵯峨駅に至るが、当駅より徒歩で約24分を要する[9]。
京都市バス(洛西営業所)と京都バス(嵐山営業所)が乗り入れており、「阪急嵐山駅前」停留所に発着する。
のりばは3か所に設置されているが、路線によって発着地が異なるため、注意を要する。中には、2つののりばを通る路線もある。
以下は京都市バス時刻表[10]による。
以下は京都バス時刻表[11]による。
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