山野美容芸術短期大学(やまのびようげいじゅつたんきだいがく、英語: Yamano College of Aesthetics)は、東京都八王子市鑓水530に本部を置く日本の私立大学。1934年創立、1992年大学設置。大学の略称は山野短大。
概要 山野美容芸術短期大学, 大学設置 ...
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建学の精神(校訓・理念・学是)
- 『髪・顔・装い・精神美・健康美』からなる『美道』の追究、実践[1]。
教育および研究
- 山野学苑の創始者「山野愛子」が提唱した「美道」をベースに、自分らしく、「美しく生きる力」を身につけて、オリジナルの未来を実現する教育である。
- 「美道」をベースとして学び、選択したコースに軸を置きながら、将来像や興味にあわせて設置された「7つの学問領域」、社会を知り、ビジネススキルを学ぶ「共通ビジネス科目」、専門性を高め、資格取得を目指す「自由選択科目」を自由に組み合わせて学ぶのも本短大の特色である。
学風および特色
- 日本で初めて美容師養成の短期大学として開学。
- 学校法人山野学苑が母体であり、同法人における美容教育の原則である「美道五大原則」が重要視されている[1]。
- 1992年、山野美容芸術短期大学開学。美容芸術学科を置く[2]。
- 1996年、美容保健学科を増設[3]。
- 1999年、美容福祉学科設置。
- 2004年、専攻科設置:大学評価・学位授与機構認定
- 2011年、従来の3学科を統合して美容総合学科を置き、以下の3専攻課程を設ける。
- 美容デザイン専攻
- 総合エステティック専攻
- 国際美容コミュニケーション専攻
- 2012年、現代美容福祉専攻を増設
- 2021年、専攻を美容総合学科に統合して、以下の3コースを設ける。
- 美容師免許取得コース
- インナービューティーコース
- グローバルキャリア・ビューティービジネスコース
象徴
- カレッジマークは5つのハート型の花弁をモチーフとしたものとなっており、それらは美道の五大原則である「髪・顔・装い・精神美・健康美」を意味する。その中央部は「美」の文字があり、こちらは「美を追究する」という理念がこめられたものとなっている[1]。
組織
学科(2021年度以降)
美容総合学科
学科(2012年度)
美容総合学科
- 美容デザイン専攻
- 総合エステティック専攻
- 国際美容コミュニケーション専攻
取得資格について
- 受験資格
- 教職課程
- かつて中学校教諭二種免許状の課程が設置されていた。
- 美術:美容芸術学科にて設置されていた。
- 保健:美容保健学科にて設置されていた[4]。
- かつて介護福祉士資格が取得できる課程が設置されていた。
- その他、詳細はホームページ等を参照にされたい。
附属機関
- 図書館
- 「美道会館」:創始者である山野愛子の業績を讃えて、それを継承すべく2004年2月7日に設置された。
イベント
- 芸術祭全国大会で、「メイクアップ」・「ドレストヘア」・「カット」・「纏め髪」などの部門で活躍している学生が多い。ほか、「英語スピーチコンテスト」においても好成績を収めている。
スポーツ
- バスケットボール部が、第47回「東京都私立短期大学体育大会」において女子の部で準優勝、男子の部で第3位の成績を収めている[1]。
講堂
- 「山野愛子メモリアルホール」と題したホールがある。
就職について
- 美容室及び、美容関係の業務に携わる。TBCグループ、パルファン・クリスチャン・ディオール、資生堂、ロレアル、コーセー、ボビイ ブラウンなどの企業や、ブライダル、百貨店、アパレル、一般企業、福祉施設等も挙げられる[1]。
『山野美容芸術短期大学』2022度度受験用パンフレットより
97年度版『全国学校総覧』(73頁)によると、当初の在学者数は81人(うち男子8人)となっている。 『山野美容芸術短期大学』2000年度受験用パンフレットより