古泉 智浩(こいずみ ともひろ、1969年[要出典] - )は日本の漫画家。
「退屈な郊外」を舞台とし、童貞男子などといった、鬱屈した10代から20代の「ボンクラ」な人物たちを登場させ、その退屈から脱するための暴力や性行為などを生々しく描く。近年の作品には「性」の存在やSF的な奇想をテーマとしたものも多い。
- 生家はお菓子屋『古泉』。
- 哲学者、アーティストの寺尾始は予備校時代の恩師。
- 大学時代の「女性学」ゼミの1年後輩に、のちのドキュメンタリー映画監督の村上賢司がいた。
- 現在は新潟在住だが、東京在住時の最後、1995年~1999年に下北沢の名物アパート「大内アパート」に居住していた。また、1995年11月にフリーペーパー「大内アパート月報」を初代編集長として創刊した。映像作家・丸目高広、漫画家・じぇんじぇん、特殊芸人・元気いいぞう等はアパートでの仲間。また、アパートのメンバーとバンド「ザ★フィーバーズ」を結成して、現在も音楽活動を続けている。
- 大内アパート時代に、藤井良樹が主催していた「ライターズ・デン」に通っていた。
- 新世紀エヴァンゲリオンのファンであった。
- モーニング娘。のイベントにたまたま行った所、モー娘オタたちのあまりのボンクラぶりに感動し、自身もモー娘オタとなる。なかでも、紺野あさ美が好きだった。だが、2007年の辻ちゃんの「できちゃった結婚」で、モー娘オタを引退宣言。
- 銀杏BOYZのファンでもあり、通販用のTシャツの絵を頼まれるなど、交流がある。
- 伊集院光をはじめとした、芸人のラジオ番組のファンである
- テレビドラマ研究メルマガ「古泉智浩の週刊ドラマレビュー ピカドン」を発行していた。なお、ドラマを分析していたのは、漫画のストーリー構成術の参考にするためであったという。
- 映画マニアでもあり、『映画秘宝』誌の企画の「年間ベスト10」にも参加している。
- 新潟で行われている司貴志のシナリオ講座を受講。また「にいがた映画塾」にも通学しており、そこで培ったノウハウで、自主制作映画を製作している。2008年は「にいがた映画塾・実習コース」を講師として主催している。
- 格闘技のファンである。将来は治安が悪化すると予測して護身のために空手を習っており、7級の腕前である。
- 単行本のあとがきでは、マイナス面も含めた自分の近況と、それに基づく「人生についての考え方」を赤裸々に語っており、「古泉節」「古泉イズム」として知られている。
- 池袋コミュニティカレッジでマンガ教室を開講中。
単行本
- 2009年2月 ISBN 978-4575942163
- 2009年2月 ISBN 978-4575942170
- 2014年2月 ISBN 978-4047294660 のち『テラートワイライト(1)』と改題して電子書籍 2019年11月
- 2014年8月 ISBN 978-4047298590 のち『テラートワイライト(2)』と改題して電子書籍 2019年11月
- 『テラートワイライト(3)』の題名で電子書籍 2019年5月
- 『青春と憂鬱とゾンビーー古泉智浩ゾンビ物語集』(太田出版 2015年10月)ISBN 978-4778322649
- 『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』(イースト・プレス 2015年11月)ISBN 978-4781613796
- 『サマーブレイカー』(電子書籍オリジナル、2017年9月)
- 『サマーブレイカー』(吉泉知彦名義、日本海わくわくコミック、2023年7月)
- 『アイドルヲタ長谷川大介のバッド・キャンディ』(電子書籍オリジナル、2017年9月)
- 『うちの子になりなよ 里子を特別養子縁組しました』(イースト・プレス 2017年12月)ISBN 978-4781616247
- 『1件40円、本日250件、10年勤めてクビになりました――メーター検針員テゲテゲ漫画日記』(川島徹・原作、古泉智浩・漫画/イラスト、フォレスト出版、2021年9月)
- 『特別養子縁組やってみた1 Kindle版』(扶桑社コミックス、2022年8月)
- 『特別養子縁組やってみた2 Kindle版』(扶桑社コミックス、2022年8月)
- 『ところでここどこ1 Kindle版』(吉泉知彦名義、2023年9月)
- 『2010年から来た男・198X Kindle版』(2023年12月)
自主制作映画
- 雑音★エクスプロージョン21(2003年)
- 巨大戦闘メカ ガロハロ (2004年)
- ゾンビの森(2006年)
- 夜のしずく(2007年)
- めまい (2008年)