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福岡市博多区にある地名 ウィキペディアから
博多駅東(はかたえきひがし)は、福岡市博多区の地名。現行の行政地名は博多駅東一丁目から三丁目まで[3][4]。面積は42.99ヘクタール[5]。2023年3月末現在の人口は2,565人[1]。郵便番号は812-0013[2]。
福岡市の都心とされる中央区天神の東約2.5キロメートル、博多区のやや北西側に位置する。北東で御笠川を介して堅粕、東光及び東比恵と、南東で百年橋通りを挟んで比恵町と、南西で筑紫通りを挟んで博多駅南と、西で竹下通りを挟んで博多駅中央街と、博多駅東2540号線を挟んで博多駅前と隣接する。博多駅を中心とする交通結節点を擁する博多駅中央街に隣接し、筑紫口の駅前広場を中心にホテルが軒を連ねる。また、町内の中央部に国の合同庁舎や県の総合庁舎が集中し官庁街となっている。専門学校も多い。
博多駅東を含む博多駅周辺地区の都市計画における位置づけについては、2012年(平成24年)12月21日に策定された『第9次福岡市基本計画』[6][注釈 1]の「都市空間構想図」において、「都心部」[注釈 2]に含まれている。都心部のなかでも特に天神・渡辺通地区、博多駅周辺地区、ウォーターフロント地区(博多ふ頭及び中央ふ頭)の3地区が都心部の核とされており、これらについてそれぞれの都市機能を高めるとともに、回遊性の向上を図り、地区間相互の連携を高めるとされている。2014年(平成26年)5月策定の『福岡市都市計画マスタープラン』においては、都心核としての博多駅周辺地区[注釈 3]は西日本の中枢となる業務が集まる核として、商業機能や文化機能が充実し、回遊性が高いまちが将来像とされており、交通結節機能の強化などがまちづくりの視点とされている[8]。用途地域は町内の全域が商業地域である[9]。
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1889年に開業した初代の博多駅は旧来の博多市街に接した場所(現在の出来町公園付近)に作られた。当時の鹿児島本線は西に向けて初代博多駅に入った後、現在の「博多駅前」の町境に沿うように南に急カーブを描いていた。「博多駅東」は当時の博多駅裏にあたり田畑が残っており、市街地化はあまり進んでいなかった。
ホームが2面しかなかった博多駅は第二次世界大戦前には旅客・貨物がさばききれなくなる限界を迎えており、戦後の復興でますます混雑が激しくなった。その解決のためにはもはや駅の移設しか手はないように思われた。国鉄は、鹿児島本線の急カーブをショートカットするように博多駅裏の田畑に新たな線路を通し、その真ん中に高架化した新駅を作ってホームも多数確保することとした。新駅の周囲の田畑には区画整理によって新市街が作られた。これが駅西側(博多口側)の「博多駅前」、および駅東側(筑紫口側)の「博多駅東」「博多駅南」である。新しい博多駅は1963年に開業し、以後新たな駅前にオフィスの集積が進んだ。
現在の地名は、1969年(昭和44年)における住居表示の実施に伴う地名変更によって定められたものであり、その実施前後の地名は次表のとおりである[3]。
博多駅東一丁目から三丁目までの人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[1]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。
主な幹線道路は次の通り[14]。
鉄道については、隣接する博多駅中央街に次の路線があり、相互に連結している。
バスについては、西日本鉄道株式会社が運営する西鉄バスが運行しており、町内には次の停留所がある[16]。
なお、隣接する博多駅中央街には、多方面の一般路線バスのほか、九州他県および本州方面への中長距離高速バスが発着する博多バスターミナルがある。
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