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日本国憲法第9条の堅持を主張する市民団体 ウィキペディアから
九条の会(きゅうじょうのかい、英: Article 9 Association)とは、日本が戦争を永久に放棄し戦力を保持しないと定めた第9条を含む日本国憲法の改正阻止を目的として、作家9人により結成された社会運動団体である。
第9条の会(Article 9 Society)は、湾岸戦争をきっかけに1991年、B-29の元パイロットでオハイオ大学名誉教授のチャールズ・オーバービー(Charles M. Overby)がアメリカ合衆国で創設した。
彼は1981年に、広島平和記念資料館を訪れ原子爆弾の悲惨さに衝撃を受け、日本国憲法第9条の理念に感銘を受けたという。彼に触発され、日本でも中部大学元副学長の勝守寛らを中心に全国に会ができた。1993年設立の「なごや」が最初の地方組織で勝守が会長に就いた[2]。
九条の会には様々な考えの人が集まっており、これらの人々の主張が細部まで一致しているわけではない。たとえば、国際連合憲章第7章の第51条で規定されている[3]集団的自衛権については、批判する場合[4]もあれば、言及していない場合[5][6]もある。
2004年(平成16年)6月の九条の会の呼びかけ[7]に対して、科学、スポーツ、宗教、医療など各分野、趣味人の集まり、また地域で、「XX九条の会」や「九条の会XX」など、九条の会のアピールに賛同する人々の会が結成されている。このような団体の数は、九条の会事務所によると2011年時点で7,500ほどとされる[8]。
2004年11月24日には、「映画人九条の会」が結成された。呼びかけ人は、映画監督の羽田澄子、降旗康男(故人)、山田洋次、大林宣彦(故人)、映画スクリプターの堀北昌子、脚本家の小山内美江子などが賛同者に名を連ねたとされる。
2014年11月開催予定の「国分寺まつり」にてブースを出し、パネル展示やシール投票を行っていたが「内容が政治的な意味合いを持つため」として出展を拒否された。九条の会はこの措置に対して、「表現の自由の蹂躙で、基本的人権の乱暴な侵害」と国分寺市市長および実行委員会に抗議している[9]。
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