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スロベニアの元女性モデル、アメリカ合衆国第45代大統領・ドナルド・トランプ夫人 ウィキペディアから
メラニア・トランプ(Melania Trump, 出生名: メラニア・クナウス(スロベニア語: Melanija Knavs, 英語: Melania Knauss)、1970年4月26日 - )は、ユーゴスラビア(現:スロベニア)のノヴォ・メスト出身の元モデル。アメリカ合衆国の著名な実業家であり、第45代アメリカ合衆国大統領であったドナルド・トランプの3人目にして現在の妻(ファーストレディ)である[1][2]。外国出身のファーストレディは、イギリス出身のルイーザ・アダムズ(第6代大統領夫人)に次ぐ史上2人目で190年ぶりである[3]。身長5フィート11インチ(約180センチメートル)[4]。
1970年に当時のユーゴスラビア社会主義連邦共和国(現在のスロベニア)で、スロベニア共産主義者同盟(共産党)党員[5][6]で国営自動車企業で働く父と子供服メーカーで働く母[7]の家に生まれる。
リュブリャナの高校に進学するためにセヴニツァを去った[8]。
リュブリャナ大学を一年で中退後、モデルとして活動していた。1996年にユーゴスラビア内戦の影響(ただし、スロベニアは旧ユーゴでは比較的安定していた)で故郷を離れて渡米[9]。
2001年にはアメリカの永住権を取得し、2005年1月22日に90年代に知り合ったトランプと結婚した。結婚式にはトランプが過去10回献金[10]してきたヒラリー・クリントンとビル・クリントンのクリントン夫妻が主賓で出席した[3]。
2006年には息子のバロン・ウィリアム・トランプが生まれ、アメリカの国籍(市民権)を取得した。
2016年アメリカ合衆国大統領選挙に立候補した夫の応援演説にも立ち、この選挙で夫のドナルドが当選を果たし、ファーストレディの傍ら宝飾品や腕時計をデザインしている。
2017年10月、夫の先妻であるイヴァナ・トランプが「ファーストレディ」を自称したことに対して「著書の販促のための単に注目されたいだけの自分勝手な発言だ」と報道官を通じて猛反発した。大統領夫人と先妻が表立って対立したのはこれが初めてとされる[11][注釈 1]。
2018年6月には夫の移民政策を批判しており[12]、移民出身ゆえに政治的思想は夫に比べてリベラルとされる。8月9日、スロベニア生まれで永住権を得て米国で生活していた両親、アマリヤ・クナウス(Amalija Knavs)、ビクトル・クナウス(Viktor Knavs)が、アメリカの国籍(市民権)を取得した。
2024年1月9日に、母アマリヤ・クナウスが死去した。
2017年5月、大統領とバチカンを訪問した際、カトリック教徒であることが判明した。彼女はジョン・F・ケネディ大統領とジャクリーン夫人以来、ファーストレディーとしては2人目のホワイトハウスに居住するカトリック教徒であった。
トランプ大統領在任中、メラニアは別の人間に置き換えられたという陰謀論が出回った。夫ドナルドは「フェイクニュース」としてこの説を否定している[13]。
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