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2022年のアメリカのアクション映画 ウィキペディアから
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(原題: Black Panther: Wakanda Forever)は、マーベル・コミックのスーパーヒーロー、ブラックパンサーをベースとした、2022年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。監督はライアン・クーグラー、脚本はクーグラーとジョー・ロバート・コールが務め、出演はレティーシャ・ライト、ルピタ・ニョンゴ、ダナイ・グリラら。マーベル・スタジオ製作、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給する「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の30作品目。
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー | |
---|---|
Black Panther: Wakanda Forever | |
監督 | ライアン・クーグラー |
脚本 |
ライアン・クーグラー ジョー・ロバート・コール |
原作 |
スタン・リー ジャック・カービー 『ブラックパンサー』 |
製作 | ケヴィン・ファイギ |
出演者 |
レティーシャ・ライト ルピタ・ニョンゴ ダナイ・グリラ ウィンストン・デューク フローレンス・カサンバ ドミニク・ソーン ミカエラ・コール テノッチ・ウエルタ・メヒア マーティン・フリーマン ジュリア・ルイス=ドレイファス アンジェラ・バセット |
音楽 | ルドウィグ・ゴランソン |
主題歌 |
『Life Me Up』 作曲者 - リアーナ |
撮影 | オータム・デュラルド |
製作会社 | マーベル・スタジオ |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
公開 |
2022年11月11日 2023年2月7日 |
上映時間 | 161分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | 2億5000万ドル |
興行収入 |
$453,829,060[1] $859,102,154[1] 12億4000万円[2] |
前作 |
MCU ソー:ラブ&サンダー(2022年) ブラックパンサー ブラックパンサー(2018年) |
次作 |
MCU アントマン&ワスプ:クアントマニア(2022年) |
続編は、2018年2月に『ブラックパンサー』が公開された後に始まり、クーグラーは監督として復帰する交渉を行い、マーベル・スタジオは2019年半ばに続編の開発を正式に確認した。本作の計画は、ティ・チャラ / ブラックパンサー役のチャドウィック・ボーズマンが大腸癌で亡くなった2020年8月に変更され、マーベルはティ・チャラ役をリキャストしないことを選択した。タイトルは2021年5月に発表され、撮影は2021年6月下旬に始まった。
2022年7月24日コミコンにて予告が発表され同時に公式アカウントとYouTubeでも公開、MCUフェーズ4の最終作になると発表された。
本作は、ボーズマンに捧げられている。
場所はワカンダ王国の王宮の研究室。国王ティ・チャラの妹シュリは他の研究員と共に慌ただしく何かを製作していた。ティ・チャラは難病に侵されており、彼を治すべくシュリは必死でハート型のハーブを精製するも、不完全な状態で完成してしまう。僅かな望みに賭けてティ・チャラが眠る手術室に大急ぎで向かうも、手術室から出てきた二人の母である女王ラモンダはティ・チャラが父ティ・チャカや先祖がいる場所へ旅立った(逝去した)ことを伝え、ワカンダは悲しみに暮れ、皆彼の葬儀を執り行ったのだった。 それから一年後。ワカンダが所有する特殊な金属ヴィブラニウムの扱いを巡る国連の会議に呼ばれたラモンダは、何者かにワカンダの支援センターが襲撃されたことを抗議し、その捕虜をワカンダの国王親衛隊"ドーラ・ミラージュ"らに連れて来させた。この事件がティ・チャラの訃報を知った加盟国の仕業であること、今後このようなことが続くなら戦争も辞さないこと、ヴィブラニウムの輸出も一切禁止すると言い、その場を後にしたのだった。場所は変わり大西洋のとあるプラント。そこへ降り立ったグレアム博士は、海底に眠るヴィブラニウムの調査に向かう研究員二人を司令室から見守る。しかし、突然研究員二人と音信不通となり、警備をしていた兵士たちは半魚人達の謎の歌声で皆海に飛び込み始めた。手薄となったプラント内に突然タロカン軍の女戦士ナモーラと将軍アットゥマが率いる兵士たちが襲撃するもグレアム博士は無事脱出するが、突如現れたタロカン帝国皇帝ネイモアの力でヘリごと海に叩きつけられるのだった。王国に戻ったラモンダは失意に陥り、研究室に籠りきりのシュリに外へドライブに出かけようと誘い、シュリは嫌がりながらも共にサバンナへ出かけた。到着した場所でラモンダはティ・チャラの為にも彼の死を忘れようと持ってきた自身の喪服を燃やし始めるが、シュリには無理だと拒絶されてしまう。そんな時、ワカンダの国境の警備を掻い潜り、ネイモアが現れ、自分達の国が所有しているヴィブラニウムを探知する装置を開発した人物を連れてくるように依頼し、抗えば大規模な軍勢を率いてワカンダの民を皆殺しにすること、そしてネイモア自身やタロカン帝国のことを他国に話した場合には、その国も"敵"と見なして攻撃を仕掛けると警告をしてその場を去った。ところがこの出会いはワカンダの存亡を賭けた大きな戦いの始まりに過ぎなかったのだった。
この節には内容がありません。 (2023年2月) |
中華人民共和国(中国)では2023年2月7日に公開された。マーベル映画を巡っては2021年から2022年にかけてアメリカ国内で公開された6作品[注釈 1]が検閲などにより、中国国内では公開されなかった。このため、同国内では2019年の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』以来、4年ぶりのマーベル映画上映となった[8]。
ディズニー傘下の定額制動画配信サービスであるDisney+では2023年2月1日の配信公開が予定されている[9]。
なお、フランスでは法令によって、劇場公開から一定期間[注釈 2]はストリーミング配信することが禁止されている[注釈 3]。それに伴い、ウォルト・ディズニー・カンパニーは同国内での劇場公開は断念し、Disney+での独占配信も示唆していたが[注釈 4]、ディズニーはフランス国内の映画館でも本作品を劇場公開することを2022年10月に決定した。これにより、フランスのDisney+で本作品が配信されるのは2024年春以降となった[10][11]。
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日本 | 全米 | 全世界 | |
---|---|---|---|
初週興収 | 4億9011万 | 1億8000万ドル (約250億円) |
3億3000万ドル (約458億円) |
興行収入 | 10億8,701万円 | 6億7,550万ドル (約938億円) |
2023年1月開催の第80回ゴールデングローブ賞において、ラモンダを演じたアンジェラ・バセットが映画部門 助演女優賞に輝き、MCU作品で初のゴールデングローブ賞獲得となった[12]。
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