バークリー音楽大学
アメリカの私立大学 ウィキペディアから
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バークリー音楽大学[2](バークリーおんがくだいがく、英語: Berklee College of Music)は、マサチューセッツ州ボストン市に本部を置くアメリカ合衆国の音楽大学。1945年創立、1970年大学設置。大学の略称はバークリー。 主にジャズおよび現代アメリカ音楽などの商業音楽全般を専門とする世界最高の音楽大学である。ロック、フラメンコ、ヒップホップ、レゲエ、サルサおよびブルーグラスなど多岐にわたるコースを設けている[3]。 オーディションなどの試験を通過した有能な学生が集まり、世界的ギタリスト・作曲家・プロデューサーなど、時代を代表する音楽家を輩出し続け、卒業生にはアメリカ音楽界で最高の栄誉とされるグラミー賞受賞者が100名を超える。
バークリー音楽大学は、1945年ローレンス・バーク(Lawrence Berk, 1908-1995)によって「シリンガー音楽院」(Schillinger House of Music)という名前の音楽私塾として創立された。これは、バークが師事したヨーゼフ・シリンガーの名前にちなんだもので、元々この学校の目的は、シリンガー・システムという音楽理論の手法を教えるということにあった。1954年学校のカリキュラムが拡張され、バークは、学校名を彼の息子リー・バーク(Lee Berk)の名前をとって、「バークリー音楽学校」(Berklee School of Music )と改めた。ただし、リー・バーク自身は音楽を学ぶことはなかった。
1970年に音楽大学の創設の認可を得て、「バークリー音楽大学」(Berklee College of Music )と二度その名を改めた。
この大学が創立された当時、ほとんどの音楽学校は、主にクラシック音楽しか教えていなかった。バークリーの創立意図は、当時確立の過程にあり、当然他の学校では教えていなかった現代ポピュラー音楽の理論を提供しようということであった[4]。
現在ではスペイン・バレンシアにもキャンパスがあり、ディプロマ(修了課程)や通信教育課程も併設している。入学には残高証明書を提出する必要があり、日本から渡航した際には、学費や生活費を含め年間1,000万円は必要である。年々学費が上がってきている。2015年にボストン音楽院を買収し、クラシック音楽の学科を複数開設した。
2020年には出身生が在籍するドリーム・シアターとバークリー音楽大学が学生ミュージシャンを支援するために「ドリーム・シアター奨学基金(Dream Theater Scholarship Fund)」を設立した[5]。
バークリーには現在、学士や修士が得られる政府認可の音楽大学と無認可校の音楽専門学校が併設されている。また音楽大学と専門学校共にインターネットによる通信教育課程が存在する。 バークリー音楽大学への入学試験は厳しく、全志願者の5%であるとされている。
現在、同音楽学校には32の学科が存在し、入学願書提出時に6の基本専攻を選択するのみで学科を決める必要はなく、3セメスター(学期)目の終了までに決めればよい。また、その後の変更も可能である。なお、職業音楽科以外なら、どの学科でも二次専攻として2つ学科を選ぶ事が出来る。デュアルメジャーの場合、卒業までに5年かかる。
公式発表[6]によると2013年の時点で4,447名の学生と564名の起用職員を擁している。外国人留学生の割合は28%以上で、世界の91か国以上の国々から来ているとしている。
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2013年の時点でバークリー卒業生99名によって229のグラミー賞を受賞したと発表している[7]。
英語版:List of Berklee College of Music alumniも参照
出身生とは中退等により課程を修了していない者のこと。
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