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日本のお笑いコンビ(2005-) ウィキペディアから
スリムクラブは、吉本興業東京本社(東京吉本)に所属する日本のお笑いコンビ。2005年2月結成。共に沖縄県那覇市出身。『M-1グランプリ2010』準優勝、『日清食品 THE MANZAI 2011』ファイナリスト。
スリムクラブ | |
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左から真栄田賢、内間政成 | |
メンバー |
真栄田賢 内間政成 |
結成年 | 2005年 |
事務所 |
オリジン →吉本興業 |
活動時期 | 2005年2月1日 - |
出身 | NSC東京校8期(内間) |
出会い | 琉球大学 |
現在の活動状況 | テレビ番組、ライブなど |
芸種 | コント、漫才 |
ネタ作成者 | 真栄田賢 |
過去の代表番組 |
エンタの神様 板尾ロマン PON! |
同期 |
吉本 ジョイマン ジャルジャル 銀シャリ 尾形貴弘(パンサー) プラス・マイナス 秋山賢太(アキナ) 野田クリスタル(マヂカルラブリー)など 吉本以外 ドランクドラゴン パックンマックン インスタントジョンソン エレキコミック シャカ ホーム・チームなど |
公式サイト | 公式プロフィール |
受賞歴 | |
2011年 第11回ビートたけしのエンターテインメント大賞 日本芸能大賞 |
正式にコンビを組んだのは2005年2月であるが、当初は2人ともオリジンコーポレーションに所属しそれぞれピン芸人として活動していた。
琉球大学在学中に2人は知り合う[12]。高校までは真栄田が一学年先輩であったが大学受験の際に内間が二浪、真栄田は三浪。大学へは共に同期として入学した。出会いは入学してひと月経った頃に真栄田の友人が「面白いやつがいる」と内間を引き合わせた事がきっかけであり、その後はクラブへ飲みに行ったり一緒にナンパしたりする関係となる。大学付近の飲み屋街を2人で歩いていた際、単色のキレイな吐瀉物を見つけた内間の「この人、一品しか食べてない」という何気ない一言に真栄田は彼の人柄を既に垣間見ていたものの、この頃は単なる飲み友達という間柄でしか無かった[13]。
その後真栄田はプロレス同好会へ入り、マサ斎藤をもじった「マサ最高」というリングネームで活動。その時に身内以外の観客を笑わせていた事から自分の笑いは外でも通用するのではといった想いを抱き始め、大学3年時に当時まだ設立して間も無かったオリジンのオーディションを受けるも落選してしまう[14]。しかし当時は所属タレントも少なく、オーディションに落ちた人達にも見習い期間を設ける形で事務所が面倒を見ていた事から、真栄田はその後ピン芸人として事務所主催ライブへの出演を果たし、頭角を現す。デビュー当初は以前からのファンであった陣内智則を意識した正統派の一人コントを披露していた[15]。
その様子を観客として見ていた内間は真栄田に感化されてオリジンへ入所し、ピン芸人「コットン内間」としてデビュー。全くネタのウケない日々が続く中、その翌年に無謀にも東京進出を思い立ちオリジンを退所。NSCの東京校へ8期生として入学し一足先に東京進出を果たす[16]。その当時、沖縄出身ながら東京で頭角を現していたキャン×キャンに感化される形で、内間の東京進出からおよそ3年後、真栄田もオリジンを退社し上京[17]。
東京で活動する際には再び事務所へ所属しなければならないと思った真栄田は、手始めに既に吉本興業で活動していた内間と連絡を取る。その時に内間からコンビ結成の提案を持ち掛けられ、事務所を探していた真栄田はその交渉をとりあえず承諾。しかし「みんな高い金払って、1年間頑張って吉本に入ってんだ。お前だけ金も時間もカット出来るか。お前、何様なの?」といった旨をNSCの校長に切り出され吉本入りを断られかけるが、真栄田は引き下がらず今まで沖縄でやって来た仕事の話など3時間粘って交渉し、特別に吉本興業入りを許可された。そのためNSCへ通っているのは内間のみであり、真栄田はそういった経緯から内間と同じNSC東京校8期と同期扱いとされている[18]。
内間は東京進出から既に5~6回コンビを解消しており真剣に芸人引退を考え始めていた頃だったが、吉本入りを果たし意気揚々としていた真栄田と2005年2月には正式にコンビを結成。親しい仲間たちとコンビ名を考案している時、語感が良く売れそうな言葉として「スリム」を選び、その仲間たちを「クラブ」と考え、それらを足して「スリムクラブ」となった[19]。
2007年秋頃、真栄田が扮する「快物フランチェン」というコントでお笑い番組『エンタの神様』(日本テレビ)に出演。当初は真栄田のみ出演する予定であったが、後から演出の都合でフランチェンに指令を出す博士役が必要となり、内間も声のみという形ながら出演する事となった(しかし、番組内の芸人紹介シーンでのみフランチェン役の真栄田の後ろから素顔を見せていた)[20]。
エンタの仕事が定期的に入るようになった影響から月収は数万から一気に50万ほどに跳ね上がったが、2008年の冬に番組への出演が打ち切られる事となってしまう。また、当時は「エンタ縛り」という他の番組に出てはいけない制約があった事も災いし、一気に仕事が激減。その後、2人はこれまで以上に真剣にネタ作りに取り組む事となり、『M-1グランプリ2009』や『キングオブコント2010』で準決勝へ進出する[21][22]。
2010年、『M-1グランプリ2010』で決勝戦に進出。笑い飯との優勝争いの末に準優勝となり[12]、これをきっかけに人気と知名度が上昇した。2011年には真栄田が『R-1ぐらんぷり2011』で決勝へ進出し、同年に開催された『日清食品 THE MANZAI 2011』でも決勝大会に進出。『M-1』復活後、2016年の『M-1グランプリ2016』で2大会ぶりに決勝戦へ返り咲いた。
2019年6月27日、2016年にヘリカルプロモーション所属のものまねタレント・バンドー太郎の仲介で[23]「飲食店オーナーの誕生日パーティー」に出席したが実際は暴力団関係者の会合だった上、いわゆる「闇営業」で吉本興業を通さず出席の対価として金銭を受け取っていた事実が判明し、無期限活動自粛処分を受けた[24][25]。同年8月9日、活動自粛処分が同月19日をもって解除されることが報告[26]。なお、その後も真栄田にとって唯一のレギュラー番組であった『探偵!ナイトスクープ』の出演は見送られていたが[27][28]、2020年4月10日放送分より番組へ復帰した[29]。
2021年1月4日、2020-2021ジャパンラグビートップリーグアンバサダーに就任[30]。
『ヨシモト∞』などで真栄田が演じるキャラクター。青いタンクトップにハーフジーンズ、サングラスにとても大きなリーゼントという格好。的外れな言動で、見ず知らずの相手(内間)をいつも振り回す。内間も何度か同じ格好をしたことがある。真栄田が長年育ててきたキャラクターであり、漫才でも演じている。しかしこのコントでは内間は真栄田を「変態」呼ばわりするが、漫才ではしない。コンビ結成当初は『M-1』にもザ・タカシの衣装で出場していた時期もあり、真栄田曰く「失礼な奴らでした(笑)」[31]。
真栄田のリーゼントのようなカツラはトヨタ・セルシオのアームレストをモチーフとしており、かつて真栄田が仲間内で「即興ギャグ大会」をやった際に一番ウケた他人のギャグをキャラクター作りに生かしたもの。
『エンタの神様』での真栄田のキャラクター。フランケンシュタインに登場する怪物をモチーフに「ザ・タカシ」をアレンジしており、丸いサングラスをかけている。内間演じる博士の指示することを行おうとするが、いつもズレたことをしてツッコまれる(たまに厳しいツッコミもすることもある。)。序盤はほぼ必ずと言っていいほど他の芸人・タレントのネタやギャグが入っていた。最後は頭や胸や股間を強く打って思考停止となり「思考停止…パニッパニ、パニッパニ、パニパニパニック、パニッパニ、パニッパニ、パニパニクニッパ!」と踊りながら言って(後半で違う言葉を言うことも)終わる。オチは博士の「次回もお前の力を見せてくれるか?」の問いかけに対し「いぃよ!」と答え終了。また、人造人間という設定である。2008年11月以降は登場しなくなった。
内間は紹介画面(キャッチフレーズ)のみに登場し、フランチェン役の真栄田の後ろで顔出ししていた。ハーモナイザーで低く変えた声のみの出演でステージ上に登場することはなかったが、2008年11月8日放送の最後の出演で初めてステージ上に登場した。
オープニングで使用している曲は、プリンスの「Black Sweat[33]」。
『エンタの神様』に出演していた当時のギャラは最高で月50万円であったという[34]。
ほか多数
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