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日本のイラストレーター ウィキペディアから
スオウ(Suoh[2][3], 1989年12月6日[4][5] – )は、フリーランスイラストレーター[6]。アメリカ合衆国[7]ニューヨークを拠点に、ライトノベルやドラマCD、乙女ゲームのイラストを手がけている。
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幼少期、ディズニー映画を好んだスオウは3歳の頃から絵を描き始めた。とりわけ『リトル・マーメイド』や『ポカホンタス』を好み、映画のワンシーンを模倣し、キャラクターの色を変え登場させたり、好きな魚を描き加えるなどの二次創作を行っていた。小学生になる頃には漫画を読むようになり、自身もこんな絵を描きたいとの思いから、次第にオリジナルのイラストを描くようになっていった[8](→影響)。
中学時代にはスペインを訪れ、アントニ・ガウディの作品の数々に出合う。グエル公園で衝撃を受け、帰国するとガウディにまつわる写真集や関連図書を愛読するようになった。この頃から、ペンタブレットでモノトーンのデジタルイラストを描くようになり、スオウ名義で活動を始める[9][1]。
2009年に大学へ進むと、カラーのデジタルイラストを描くようになる[9][10]。描いたイラストはpixivやニコニコ静画を介して発表を始め[10]、2010年10月には携帯アプリ『宇宙恋記∞メビウス』で、自身初となる商業作品のイラスト(キャラクターデザイン・キービジュアル)を担当[11]。その後はアメリカ合衆国の大学院へ進み[12][13]、在学中ながら『新撰組黙秘録 勿忘草』(2012年[14])や『ALICE=ALICE』(2013年[15])のイラストを手がけた[16]。2012年5月卒業[12][17]。
画像外部リンク | |
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2009年に投稿したカラーのコンピュータイラスト 2009年12月25日投稿。『うみねこのなく頃に』の登場キャラクターが題材となっている[18]。 |
目つきが悪いキャラクターを描くことが多く[3]、大胆な色選びと華奢なキャラクター描写を得意としている[19]。イラストのリアリティはさほど重視しておらず、描いた服が実際に着られるかどうかよりも、全体的な印象でみたときにより綺麗に見えるバランスを追求している[20]。
強弱のきいた線に無彩色を多用し、鮮やかなイラストの着色にも必ず黒色や白色を使用する[21]。起こしたラフスケッチに、中間色より濃く色をつける部分(明度が低い部分)を黒色で示し、レイヤーを分けながら清書を進め、ベース色、陰影と着色していく[22]。
躍動感があるイラストの制作を好み、初めにイラストの中で風が吹く角度を決め[21]、それに沿うように髪→顔の輪郭→眉→鼻→目→口→耳→胴体を上から順に描いていく[23]。
素描やスケッチは、手軽さからアナログで描くことが多い。常にスケッチブックを持ち歩き、画材にはステッドラーのピグメントライナーや赤色の色鉛筆を使用している[10]。デジタルで描く際には、2015年まではSAIを使用、Photoshopでレタッチを行なっていたが[10]、2016年以降には新たにCLIP STUDIO PAINT[24]やProcreate[25]を導入している。
幼少期に憧れていた漫画家には、冨樫義博や高橋留美子の名前を挙げるほか、CLAMPからは絵柄に大きな影響を受けたとしている。自身のペンネームは、『CLAMP学園探偵団』の登場キャラクターである鷹村 蘇芳(たかむら すおう)にちなみ名付けた[1]。
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