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日本発のカードゲーム ウィキペディアから
デュエル・マスターズ(Duel Masters)は、アメリカのウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が開発し日本ではタカラトミー(旧:株式会社タカラ)が発売している、対戦型トレーディングカードゲーム。略称・愛称は『デュエマ』。
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トレーディングカードゲームとしてのデュエル・マスターズの発売が開始されたのは、日本では2002年5月30日。
マジック:ザ・ギャザリングからの派生商品であり、一部デザイナーが重なっているため「装備品」(クロスギア)や「スリヴァー」(サバイバー)、「激突」(ガチンコ・ジャッジ)などのギミックがアレンジされて投入されている。逆にターボラッシュ(狂喜)や両面カードのように、デュエル・マスターズで登場したギミックがアレンジされ、マジック:ザ・ギャザリングに導入される場合もある。
トレーディングカードゲームの中でも長期的に安定した人気を得ているゲームの一つで、現在も定期的に新弾がリリースされている。
雑誌ではDMの情報は小学館発行の書籍(『月刊コロコロコミック』など)とホビージャパン社発行の『ゲームジャパン』『カードゲーマー』が独占している。その他のホビー雑誌などにこのTCGの情報が載ることはない。本作の情報は上記の雑誌などで公開されるほか、キッズステーションでスポット放映されている『デュエル・マスターズGATE』『デュエル・マスターズDASH TV』、Youtubeのコロコロチャンネル【公式】、デュエチューブ-DM公式-、そしてコロコロオンラインでもカードの紹介などがなされている。
漫画やアニメ、アプリなどの多メディア展開も行っている。
アメリカでは2004年3月5日に第1弾が発売開始となる。アメリカでのキャッチコピーは「怪獣道(Kaijudo)」だった。ただし、第12弾を最後にアメリカでの展開が終了。アメリカの他、スペイン、ポルトガル、中国などで展開された。
その後、Duel Legendの商品名で韓国でも展開されたが、こちらも展開終了となっている。
2012年、ふたたびアメリカで「Kaijudo: Rise of the Duel Masters」という商品名で展開されることとなった。基本ルールはデュエルマスターズと同一だが、カードの種類やデザインは異なっている[1]。2014年に「Kaijudo: Rise of the Duel Masters」の打ち切りが発表された。
2022年9月より、シンガポール/インドネシア/マレーシア/フィリピン/台湾/香港での展開が始まった。日本語の商品がそのまま販売されている。[2]
各プレイヤーは40枚のカードで組まれた「デッキ」を用意。よくシャッフルした後上から5枚を裏向きのまま並べてシールドとし、更に5枚引いて手札とする。
ただし、「FORBIDDEN STAR 〜世界最後の日〜/終焉の禁断 ドルマゲドンX」「零龍」などの、デッキの枚数に含まれない特殊なカードもある。
開始前に両面に絵が描かれたカード(サイキッククリーチャー、ドラグハート)を超次元ゾーンに置くこともでき、これは公開情報であり常に相手に見えるようにする。
毎ターン溜めたマナを使い召喚したクリーチャーや唱えた呪文によって相手のシールドを破壊(ブレイク)していき、無くなった相手にクリーチャーの直接攻撃(ダイレクトアタック)を成功することで勝利する。
第10弾で初めてゲームに負ける能力(俗に特殊敗北条件と呼ばれる)を持ったクリーチャーが登場し、第22弾から条件は難しいがゲームに勝利する能力(「エクストラウィン」と呼ばれる)を持つクリーチャーも出ている。
シールドと手札を準備した後、じゃんけんで勝った方が先攻となる。ドロー以降のステップは任意。同一のタイミングで複数のカードの能力が誘発した場合、そのターン中のプレイヤー(アクティブプレイヤー)から任意の順番で解決していく。
デュエル・マスターズのカードはシリーズが続く度に新しいタイプが登場し、いずれかに分類される。
各カードには共通してマナコスト(コスト)が記されており、カードのプレイにはその数値分のマナを支払わなければならないが、中にはコスト71など到底支払えないような巨額のマナコストがかかっているカードも存在する。その場合、カードの能力でコストが軽減できたり、または禁断クリーチャーである為に最初からバトルゾーンに出ていることが普通である。また、各カードの能力は基本的にテキストで定められていない限り、バトルゾーンにある時に発揮される。なお、「城」の能力はシールドゾーンで機能するが、シールドを要塞化していないとシールドゾーンにとどまれないので、事実上シールドを要塞化している間のみ機能する。
カードテキストに記されている能力は、できる状況ならば基本的に全てやらなければならないが、「~してもよい」と書かれている場合は任意となる。また、「○○する(される)かわりに××する(してもよい)」と表記されている「置き換え効果」は連鎖せず、一度行った後に別の効果に繋げることはできない(「○○する(される)かわりに××する(してもよい)かわりに××する(してもよい)……」とならない)。
2011年6月25日に発売された拡張パック、「エピソード1 ファースト・コンタクト」よりカードデザインが一新され、色覚異常を持つ人に理解されやすいデザインとなった。
プレイヤーによって召喚され、相手プレイヤー及びクリーチャーを攻撃したり、相手クリーチャーから味方を守る存在。なお、ブロッカーなど特殊な効果があるクリーチャーのみが守ることができる。
バトル結果を参照するパワーの数値が記されており、パワーが0以下になったクリーチャーは破壊される。
一部を除いたクリーチャー全般に共通することとして、バトルゾーンに出る時の名称が「召喚」と「バトルゾーンに出す」の2種類存在することがある。特に大きな違いはないが、種族「ゼニス」を持つクリーチャーなど、「召喚」によってバトルゾーンに出た時のみ効果が発動するクリーチャーも存在する。
『第2弾』で初登場。クリーチャーのカードの上に重ねる進化により召喚する特殊なクリーチャー。これに属するクリーチャーには召喚酔いがなく、出したターンに攻撃ができる。
進化の際、その元となるクリーチャーを用意する都合上で自分が不利な状況にも成り得る為、マナコストの同じ通常のクリーチャーより強力な物が多い。
『覚醒篇』で初登場したクリーチャー。カードの表裏両面にそれぞれ異なるクリーチャーが描かれている。マナコストが記されているが、デッキに入れることはできず、マナは支払わずに呪文やクリーチャーの能力で超次元ゾーンから呼び出す。基本的に「バトルゾーンに出す」物なので「召喚」には当たらない。
特定の条件を満たすことで裏返して違うクリーチャーとなる能力、覚醒を持ち、覚醒時には召喚酔いが解かれる。「覚醒」という表現はあくまでも便宜上のものであり、呼び出す際の条件次第では「覚醒状態(裏向き)」でも出すことは可能。
バトルゾーンを離れる場合、指定の場所に置いてから超次元ゾーンに戻す。「進化クリーチャー」の元になっていた場合も同様。この為に墓地などから再利用できず、除去耐性は低いがバトルゾーンを離れる時に覚醒したり、また覚醒状態から覚醒前の状態へ戻る解除によってバトルゾーンにとどまるサイキック・クリーチャーも存在する。
『覚醒篇第4弾』で初登場したサイキック・クリーチャーの一種。
通常のサイキック・クリーチャーとは違い、超次元ゾーンからクリーチャーの上に重ねて使う。
『エピソード1 第3弾』で登場したサイキック・クリーチャーの亜種。
特定の「サイキック・セル」というクリーチャーの条件を満たすことで覚醒(サイキック)リンクにより覚醒しつつリンクし、1体のクリーチャーとなる。超次元ゾーンからリンク状態では出せない。
サイキック・セルのいずれかがタップ状態でリンクした場合はタップ状態にし、リンク前にクリーチャーが得ていた能力はリンク後も受け継がれ、リンク後のクリーチャーが得ていてまた元のサイキック・セルに戻った後も同様に能力は残る。
リンク後のコストは通称「サイキックコスト」と呼ばれ、進化クリーチャーの「ソウルシフト」などで参照されるが、カードの効果でコストが参照される場合、裏向きのサイキック・セル単体のコストは便宜上「0」となる。
『エピソード3』で登場した新タイプのクリーチャー。
指定した名称のエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことを禁止する能力を持つ。また、自身が破壊された時に指定した名称を持つエグザイル・クリーチャーを手札からバトルゾーンに出せる専用の能力、ドロン・ゴーを持つクリーチャーが多い。
ただし、この上記の能力を無視するエグザイル・クリーチャーも存在する。
ゲーム中の補助効果を担う。発動することを「唱える」といい、通常は唱えた後は墓地に置き、「チャージャー」系の呪文は唱えた後マナゾーンに置く。種族「裁きの紋章」の呪文は唱えた後シールドの上に表向きで置き、土台のシールドが離れた時は同じゾーンに加える。
テキストの上から順に解決していき、選択肢がある場合は唱えた時点で選ぶ。効果の対象にできるカードがない状況でも唱えることは可能。「呪文を唱えた時」に他の効果が誘発する場合、呪文の効果を全て解決し終えた後に解決する。
『転生篇』で初登場した、クリーチャーに装備できる武器や防具のカード。装備されている間やバトルゾーンに存在している時に効果を発揮する。
プレイすること、また装備されていない状態をジェネレート、装備することをクロスと呼ぶ。
クロスにはジェネレートの後で再びコスト分のマナを支払う。クリーチャー1体にクロスできる枚数に制限はない。クロス状態から他のクリーチャーにクロスすることも可能。クロスされているクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、クロスギアは残る。
またクロスギアの一部に、「S(シールド)・トリガーX(クロス)(シールドゾーンから手札に加える時、このクロスギアをバトルゾーンに出してもよい。その後、このクロスギアをコストを支払わずに、クリーチャーにクロスしてもよい。)」という能力も存在する。
『転生篇第3弾』で初登場した新型のクロスギア。進化クリーチャーと同様に、クロスギアのカードの上に重ねて使う。進化元がクロス状態の場合はクロスされてバトルゾーンに出る。
『戦国篇第3弾』で初登場。自分のシールドに重ねる要塞化によって効果を発揮する。
土台となっていたシールドがゾーンを離れた時に城を墓地に置き、「S(シールド)・トリガー」の場合は城を墓地に置く前にプレイする。
土台のシールドが相手に破壊される時に、他のシールドを置き換えで手札に加えてよい能力を持つカードも存在する。
『月刊コロコロコミック』2014年6月号で初登場。パック収録は『ドラゴン・サーガ』から。「ドラグナー」という種族のクリーチャーによって超次元ゾーンから呼び出され、「ドラグハート・ウエポン」であれば呼び出したドラグナーに装備する。
特定の条件を満たすことによって裏返し、「ドラグハート・クリーチャー」となる龍解という能力を持つ。龍解時は元がタップ、アンタップ状態だったかは関係なくアンタップ状態にする。ただし、出したターン中に龍解して「クリーチャー」となった場合は召喚酔い状態として扱う。
「クリーチャー」の状態でバトルゾーンを離れる時は超次元ゾーンに直接戻し、龍解前の「ウエポン」の状態では装備したドラグナーがバトルゾーンを離れた時に超次元ゾーンに戻す。また、「ウエポン」を装備したドラグナーを「進化クリーチャー」の元にした場合はそのまま受け継がれる。「進化V(ボルテックス)」「進化GV(ギャラクシーボルテックス)」「超無限進化」等の複数のクリーチャーを必要とする進化方法の場合は1体のクリーチャーに全ての「ウエポン」が受け継がれる。
『ドラゴン・サーガ拡張パック第2弾』からは「ドラグハート・フォートレス」という新種が登場。史上初の横向きに描かれているイラストが特徴的で、「サイキック・セル」とは違いイラストも1枚で独立している。また、ドラグナーに装備されないため、呼び出したドラグナーがバトルゾーンを離れても超次元ゾーンに戻らない相違点を持つ。龍解前の効果は「城」や「クロスギア」のように永続的に影響を与えるものが多い。
『ドラゴン・サーガ 三段変形!龍解オールスターズ』では「ウエポン」から「フォートレス」、「クリーチャー」へと龍解していく三つ折りされた長いカードのドラグハートが登場した。折り畳まれた端の方を広げながら裏返し「ウエポン」から「フォートレス」に龍解することを2D(ツーディー)龍解。更にもう一つの端も広げて裏返し「フォートレス」から「クリーチャー」に龍解することを3D(スリーディー)龍解という。
『月刊コロコロコミック』2016年1月号で初登場。パック収録は『革命篇第3弾』から。サイキック・クリーチャーやドラグハートのように両面にイラストが描かれているがデッキの40枚に含める。《伝説の禁断 ドキンダムX(エックス)》はゲーム開始前に指定されたゾーンに自分から見て「禁断の鼓動」の向きで出しておく。ゲーム開始時にバトルゾーンに出した後、山札の上からカード6枚を裏向きで上に重ねて封印にする。《禁断のドキンダム》は最初に手札に含め、4マナ支払い「禁断の鼓動」の向きで出し、更に封印を4枚つける。封印として使われているカードは「コスト0」である。
封印されている間は存在を無視されるが、同じ文明の「コマンド」の種族を持つ味方クリーチャーをバトルゾーンに出した時に封印を墓地に置いたり、カードの効果によって外していき、全て無くなれば禁断解放して裏返し、「禁断クリーチャー」となる。
禁断の鼓動・《禁断~封印されしX(エックス)~》から「禁断クリーチャー」・《伝説の禁断 ドキンダムX》に禁断解放した後に、バトルゾーンを離れた場合は効果によってゲームに負ける。
クリーチャー面のみイラストが描かれている禁断クリーチャーも存在する。
『月刊コロコロコミック』2016年6月号で初登場。パック収録は『革命ファイナル』から。ドラグハート・フォートレスと同じように横向きのイラストではあるが、デッキの40枚に含める。生み出されるマナの数字は右側にある。バトルゾーンに展開した後、プレイヤーに関係なく他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、その前から出ていたD2フィールドは破壊される。これを利用し、自分が展開したD2フィールドを自ら破壊し別のD2フィールドを使うことも可能(通称「張り替え」)。また、D2フィールドは全て自分の利益になる効果ばかりである。
カードによっては、D(デンジャラ)スイッチ(以後、Dスイッチ)という特殊効果を持つ物もある。これは、条件達成時にカードの上下を逆にすることで発揮され、使用後はそのままになるが通常の効果は使える。Dスイッチは1枚につき一度だけ使えるが、D2フィールドを張り替えることで再利用が可能。
『革命ファイナル最終章』にて初登場。両面のカード5枚によって構築されるのが特徴。40枚のデッキの枚数には含めず、超次元ゾーンの枚数にも含まれない。ゲーム開始前に4枚のフィールドの上に最終禁断フィールドを置き、フィールドの4隅に封印を1枚ずつ付けた状態でゲームを開始する。
現存する最終禁断フィールドの封印は、その能力により1ターンに一度だけ闇か火文明のコスト5以上の種族「コマンド」を持つクリーチャーを召喚、または「侵略ZERO」能力で場に出した時に墓地に置く。
ゲーム開始時の封印など「禁断の鼓動」に能力が似ているが、こちらは封印を外した場所によって特殊効果が最終禁断フィールドにより発動する。最終的に、右下の封印が外された時、他の封印が外されていれば禁断爆発(禁断ビッグバン)した際に「最終禁断クリーチャー」・《終焉の禁断 ドルマゲドンX(エックス)》となる[注 4]。
最終禁断クリーチャーとなった際には下にあった4枚のフィールドが禁断コアとしてドルマゲドンXの上下左右に合体する。バトルゾーンを離れる時、代わりに禁断コアを2枚カードの下に置き、自分のシールドを1枚墓地に置く。禁断コアが無くなったドルマゲドンXがバトルゾーンを離れた時、全てのクリーチャーを破壊し、ゲームに負ける。
ドキンダムXと同じく、ドルマゲドンXに関連するこれらのカードは2種類以上使うことはできない。
『新第1弾』に初登場。通常のクリーチャーのようにそのままバトルゾーンに出すこともできるが、クリーチャーに重ねて進化クリーチャーとしても出せるNEO進化の能力を持ち、そうした場合のみNEO進化クリーチャーとして扱う。
『新第2弾』から登場。《プランDG》と《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》の2種類のみ存在する。D2フィールドと同じ横向きのイラストでデッキの40枚に含める。D2フィールドとは違い、バトルゾーンに何枚出しても破壊されない。
『双極篇第4弾』で登場。《卍 新世壊(グランドゼーロ) 卍》のみが存在する。D2フィールドと同じ横向きのイラストでデッキの40枚に含める。D2フィールドとは違い、バトルゾーンに何枚出しても破壊されない。
条件達成時に一度だけ効果を発揮できる、「無月の門99(ザイン)」というDスイッチに似た能力があるが、カードの上下を逆にするなどの指示はない。
GRは「ガチャレンジ」と読む。『超GRスタートデッキ ジョーのガチャメカ・ワンダフォー』で先行収録。カードの裏面が従来とは違い白が基調になっている。ゲーム開始時に、シャッフルして「超GRゾーン」に裏の束にして置き、他のカード効果によって上から1枚目をコストを支払ったものとして召喚するGR召喚でバトルゾーンに出し、GRクリーチャーが場を離れた時は指定の場所に置いた後に超GRゾーンの一番下に裏向きで戻す。
『超GRスタートデッキ キャップのオレガ・オーラ・デリート』で先行収録。「D2フィールド」と同様に横向きのイラストで描かれていてデッキの40枚に含める。
単体ではバトルゾーンに存在できず、「GR召喚を行って出したGRクリーチャーに付ける」か、「自分のバトルゾーンのGRクリーチャー1体に付ける」二通りの方法で出せる。また、カード左下にはクリーチャーに付けた時に増加するパワーの数値が記されている。付けたクリーチャーにオレガ・オーラの文明や種族は追加されない。
すでにオレガ・オーラを付けているクリーチャーの上に新しく付け、パワーや能力を重ねがけして強力なクリーチャーに育てることも可能。付けていたクリーチャーがバトルゾーンを離れた時は、そのクリーチャーがGRゾーンに戻る前に置かれるゾーンに加える。
『超天篇第4弾』で登場。デッキ枚数には含めず、ゲーム開始時に「零龍の儀」1枚と異なる「零龍星雲」4枚の合計5枚をリンクさせずにバトルゾーンに置く。零龍星雲の「儀」(条件)を達成する毎にリンクさせていき、4枚目がリンクした時に零龍卍誕によって5枚のカード全てを裏返しリンクした1体の「零龍クリーチャー」・《零龍(ゼーロン)》となる。
リンク前、対戦相手はカードを1枚引く。リンク後のコストは史上初の「0」であり、零龍のパワーは初めから0だが能力によってバトルゾーンを離れず、パワーが0以下の間は全てのバトルに勝つ。逆にパワーが0より高くなった場合は「バトルに勝つ」能力と、「バトルゾーンを離れない」能力が無効になり、バトルゾーン以外に置かれた場合はゲームに負ける。
零龍に関するこれらのカードは2枚以上使うことはできない。
『謎のブラックボックスパック』にてマジック:ザ・ギャザリングとのコラボとして登場したカード。このカードタイプは現在《Black Lotus》のみである。
バトルゾーンに出た時、このカードに封印を3枚付け、自分のターンの始めに封印を1枚墓地に置いていく。
『キングマスタースタートデッキジョーのスター進化』で先行収録され、『王来篇』で初登場。
特定の文明か種族「レクスターズ」のクリーチャーに重ねて進化する「スター進化」でバトルゾーンに出し、離れる時はスター進化先のクリーチャーのみ離れ、その下の進化元はバトルゾーンに残る。
「スターマックスしんかクリーチャー」と読む。『キングマスタースタートデッキ ジョーのS-MAX進化』で先行収録。
「S(スター)ーMAX(マックス)進化」によって、進化元を用意することなく出せる進化クリーチャー。進化クリーチャーなので勿論召喚酔いは無い他、自分がゲームに負ける(相手が勝つ)時にバトルゾーンから破壊したり、バトルゾーンにある物と同名のS-MAX進化クリーチャーが手札にあればそれを捨てることで無効にできる。種類に関係なくバトルゾーンに存在できるのは1体で、S-MAX進化クリーチャーが2体以上出ていれば、そのうち1体を残し、残りを全て手札に戻す。
これらの能力は、「プレイヤー自身が進化元になるスター進化」という世界観のために考えられている。
SーMAX進化クリーチャーと同時期に初登場。
コストを支払ってバトルゾーンに出す。クリーチャーではないが、「シンカライズ」の能力によって進化元にできるカード。バトルゾーンにある時にシンカライズが機能するため、バトルゾーン以外から進化元を使う進化方法(マナ進化、墓地進化、手札進化、デッキ進化)には使えない。
『スタートWINデッキ 邪神・フロム・アビス』から、シンカライズを持たないタマシードや、タマシードとして出し、条件を満たすとクリーチャーとして扱われるようになる「タマシード/クリーチャー」のカードタイプを持つACEが登場した。
『王道篇第1弾』から登場。歴史を代表するクリーチャー達の中から更に特別な7体として厳選されたクリーチャー。
全てが「ドリームレア」という新規レアリティになっている。
以下にデュエル・マスターズのカードが持っている能力の中で頻出する為、キーワードで括られた能力(キーワード能力及び能力語)や、長文の為に短い語句で表された行動(キーワード処理)を初登場の時系列順に紹介する。
能力の詳細はカードテキストならびに外部リンクを参照。
本タイトルのカードには以下のレアリティが設定されている。ブースターパックではレアリティが高くなるほど封入率が低くなる。
レアリティごとの封入率は非公開であり、出現頻度はあくまでもユーザーの経験則である。
レアリティやイラストが異なる場合でも、同名カードはデッキ構築上、同一のカードとして扱われ、「デッキ構築における同名カードの使用は4枚まで」というルールが適用される。
レアリティシンボルは『新第1弾』からは廃止された。
プロモーションカードとはデュエル・マスターズのエキスパンションや構築済みデッキなどの通常商品とは別の商品に付属品として付けられるカードのこと。プロモーションカードはイラスト右下からテキスト欄に被って、金色の箔押しで「promo」という記載がなされているか、龍の頭をモチーフにしたシンボルと、その左下から反時計回りに"PROMO"の文字のある、黒縁の黄色いエンブレムとなっている。特にルール上の制約がない限り、プロモーションカードは普通のデッキに入れて遊ぶことが出来る。通常のエキスパンションセットで収録されるカードもあるが、プロモーションカードでしか手に入らないカードもある。プロモカード、プロモと略されることが多い。デュエマGPの上位賞など、世界に数枚しかないカードも生産されている。
プロモーションカードは小学館発行『月刊コロコロコミック』及びその関連書籍、デッキケース等に不定期に添付されるほか、公認大会参加及び大会での上位入賞でも入手できる。また、デュエルマスターズのビデオゲームソフトには特典カードが同梱された。過去にはマクドナルドのハッピーセット、ローソン、コカ・コーラなどにも商品の付録として添付された。
明治から本作の食玩が販売されていて、その付録としても設定されている。種類は過去のカードの再録だが、グラフィックは別のものが使われている。
2004年度からは殿堂レギュレーションを、2010年度の大会からは限定レギュレーションを採用している。デュエル・マスターズ・トレーディングカードゲームの全国大会はおもに8月から9月、2009年度、2010年度は2月から3月、2011年度以降は11月から3月にかけて行われており、開催地は年によって変更されるが主に沖縄・九州・関西・中部・関東・北信越・北海道で開催される。 当初は各地域の大会の定員が64人であるなど小規模なものだったが、近年では1つの地区で300人近く集まる場合もある。
大会の形式は地区予選⇒決勝トーナメント⇒日本一決定戦である。2011年度までは地区予選の予選通過者に、2012年度からは当日の参加者全員にウィナーカードと呼ばれるプロモカードが配布され、各地のトーナメント優勝〜3位まで盾やトロフィーが、日本一決定戦で優勝した場合トロフィーや副賞が貰える。おもに日本一決定戦は次世代ワールドホビーフェア関東大会や、タカラトミー本社にて行われる。
2009年度の大会より、まず公認イベントを行っている店舗にて「店舗予選」を行い、優勝した選手のみ各地域のエリア予選に出場することが出来るようになった。
2015年度の大会より、予選形式がスイスドローへ変更された。またCSサポートが導入され、150名以上が参加したユーザー主催の非公認大会(チャンピオンシップ、CS)にて優勝したプレイヤーは、所属する地区の地区予選の決勝トーナメントより参加することが可能になった。 またこの年からデュエマGPが開催され、優勝者及び準優勝者が日本一決定戦への出場権を手に入れられるようになった。それと同時にdig.cards()によるカバレージも導入されている。
かつては関東・関西大会のみタカラトミーボーイズフェスティバルとの施設が供用でそれ以外の大会では事前応募に当選した者しか入れなかった。なお、2007年から関東・関西ともに事前応募から当日募集になった。大会によって小学生以下をレギュラー、年齢制限無しをオープンと分ける場合がある。また、2009年度大会より店舗予選制度、2015年度よりCSサポートが導入された為、開催エリアによって出場可能人数は異なる。
クリエイターズ・レターにて発表された、2015年8月1日より始まった大会。デュエマGP、DMGPなどと表記される。カードショップが主催する1000~3000人規模の大型大会にメーカーが協賛し物品や人員を提供するもの。 ベスト64もしくはベスト128入賞、ベスト8入賞で獲得できるカードはそれぞれ64~256枚、8~24枚しか存在しない。また優勝者、準優勝者(8thからは3位入賞者)には日本一決定戦への出場権が与えられる。大会参加に必要な資格はなく、誰でも参加できる。
全国のデパート、玩具店名で開催される大会のこと。初めの2年間は殿堂レギュレーションを採用したものと非採用のものがあったが、それ以降は全ての大会で殿堂レギュレーションを採用している。
公式大会におけるメインMCとして、2002年11月の初回大会より「デュエルジャッカー・ショー」が担当。また、翌年の2003年7月の大会よりデュエル・ジャッカー ショーのサポート役として「ドクター・ハギー」が登場。どちらも『月刊コロコロコミック』の紙面上において、デュエル・マスターズのティーチング漫画『DUEL JACK』にてキャラクター化されている。
デュエルツアー オータムチャレンジ2008よりキサナドゥ、イエスマンのマスコットが登場。会場を乗っ取りに来たという設定の元、来場者との対戦などを行っている。
デュエルツアー スプリングチャレンジ2009にはドラゴンマスクが登場。対戦コーナーにて、来場者との対戦を行っている。また、この大会では来場者特典としてデュエルジャッカー・ショーをカード化した《炎舌実況DJ・ショー》が来場者全員に配布された。なお、このカードはレジェンド・ツアーの来場者特典としても配布され、その後漫画デュエル・マスターズSX第4巻に付録として封入された。これ以降イベントでは《炎舌実況DJ・ショー》は配布されなくなったが、かわりにデュエルツアー スプリングチャレンジ2010からは《アゲアゲ実況DJ・ショー》が配布されている。
2011年2月、デュエル・ジャッカー ショー、ドクター・ハギー共に、2010年度の公式大会『サイキック・マスター XX』をもって、引退する事が発表された。
2011年5月、鈴鹿サーキットで行われた「コロコロホビーGP in SUZUKA」にて、新しいイベントキャラクター「デュエル・ヒーロー ユウ」ならびに「デュエル・ヒーロー アツト」が登場。同年6月19日(日)、「ビクトリーツアーDX」内で行われた「サイキック・マスター 日本一決定戦」ステージにてショーとハギーからユウ、アツトへと引き継ぎが行われた。
デュエルヒーロー ユウ&アツトは「DASH TV」にてTVデビューを果たし同番組のメインキャラとして登場する他「おはスタ」に不定期出演したりコミックにも登場、更にアニメ「デュエル・マスターズ ビクトリー」にも本人役で登場、その際、EDクレジットにて本名が判明している(ユウ:岡村優、アツト:東谷篤門)。
公式戦・公認イベントにおいて指定されたカードの使用枚数制限を設定する特殊なルール。「禁止カード」もしくは「制限カード」に該当するもの。殿堂カードは定期的に改定され、公式ホームページ、『コロコロコミック』などで告知される。また、ルール上使用できないカードは「使用禁止カード」と称される。なお、公式・公認大会では2011年夏より開催される「殿堂ゼロデュエル」では、「使用禁止カード」を除く全ての殿堂レギュレーションが適用されない。また、2012年6月に発表された「メガデッキデュエル7」では、条件付きでプレミアム殿堂も使用可能だが、プレミアム殿堂コンビ・プレミアム殿堂超次元コンビは使用不可能となっている。
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