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国鉄部内での慣用色名称はインクブルーである。マンセル値は「2.5PB 2.5/4.8」。
1958年(昭和33年)10月に登場した20系客車と、特急「はつかり」用に整備されたスハ44系客車の地色として採用されたのが最初である。同年11月に登場した151系電車(後の181系電車)の文字マークの日本語表記の色としても採用されている。1962年(昭和37年)より旧型客車の近代化改造が開始されたが、1964年(昭和39年)以降は車体色についてもぶどう色2号から本色へ変更されることになった[1]。軽量客車と呼ばれた10系客車も1964年以降、同様に本色に変更されている。これより後に製造された荷物客車・郵便客車においても、この色が採用されている。
また、1963年(昭和38年)には、横須賀線などで使用された通称「スカ色」のカラーリングについても、クリーム2号地に青2号の組み合わせから、クリーム1号地に本色という組み合わせに変更されている。後年、この塗色は各地の旧型電車にも採用された。
機関車においては、新型直流電気機関車の外部色として採用されている他、EF58形の地色についても1964年以降は本色に変更されている。
貨車においても、レム5000形冷蔵貨車では側面の帯色に採用されているほか、タキ43000形タンク車でも地色として採用されている。
また、1973年(昭和48年)に改造された国鉄191系電車にも採用され、以後、直流新性能事業用車の車体色としても使用されている。
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