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日本の政治家 ウィキペディアから
谷本 正憲(たにもと まさのり、1945年4月16日[2] - )は、日本の自治省官僚、政治家。石川県公立大学法人理事長[3]。
兵庫県西脇市生まれ[4]。兵庫県立西脇高等学校、京都大学法学部卒業。1968年4月、自治省(現総務省)に入省[2]。同期に早川忠孝(元衆議院議員)、西川一誠(元福井県知事)、井戸敏三(元兵庫県知事)らがいる。宮崎市助役、茨城県総務部長、旧自治省公務員第二課長、交付税課長、公営企業第一課長を経て1991年、石川県庁に出向し、中西陽一の下で副知事に就任する[5]。
1994年、中西が任期中に死去したため新生党・公明党・民社党・日本新党・日本社会党の非自民5党推薦で石川県知事選挙に出馬[5]。投開票日、 自由民主党幹事長を務めていた森喜朗が推す元農林水産事務次官の石川弘を破り、初当選を果たした。なお新生党には、石川県における森のライバルである奥田敬和が所属しており、中選挙区制下の旧石川1区で繰り広げられていた森奥戦争の構図が県知事選でも見られた。以後、7期連続で石川県知事に当選する。
1998年の知事選では自由民主党が独自候補の擁立を断念し、自民・民主党・民政党・自由党・公明・社会民主党・新進石川7党推薦で再選。3期目以降も日本共産党を除く主要政党の推薦や支持を得て、再選を続けている。2006年・2010年の石川県知事選挙では、民主党が党規により、党本部による4期目以降の候補者への推薦を自粛していたため、民主党石川県連が独自に谷本への支持を表明した。
前述の通り、当初は非自民の枠組みで石川県知事に当選したが、その後は自民党への傾斜を強めており、2012年の第46回衆議院議員総選挙以降は石川1区で馳浩を、石川2区では佐々木紀を、また2013年の第23回参議院議員通常選挙では石川県選挙区で山田修路への支持をそれぞれ表明した。
2014年の石川県知事選挙にて6期目の当選を果たした[6]。
2018年の石川県知事選挙では、47都道府県の現職で最多となる7選を果たした[7][8][9]。
2021年11月17日、記者会見で2022年3月に任期満了を迎える次期県知事選挙に立候補せず、今期限りで勇退する意向を表明した[5][10][11]。これにより、戦前・戦中生まれの都道府県知事は大分県の広瀬勝貞(1942年6月生まれ)と奈良県の荒井正吾(1945年1月生まれ)の2人を残すのみとなった(両者ともに2023年に退任)。また、1990年代および20世紀に当選した現職知事は谷本を最後に姿を消した。
退任後の2022年4月1日、石川県公立大学法人理事長に就任。
前任の中西が取った方針を受け継ぎ、「日本海側のトップランナーに」「個性・交流・安心」を旗印としてインフラの整備を推進した[14][15]。退任前最後の知事会見では、在任中のおもな成果として金沢城の復元、国立工芸館の誘致、能登空港の整備、のと里山海道無料開放、北陸新幹線の金沢開業などを挙げたほか[16]、木場潟公園や金沢港クルーズターミナル整備、石川県立音楽堂設置、ルビーロマン開発などを手がけた[15][17]。
当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 | 政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 1994年石川県知事選挙 | 1994年3月27日 | 48 | ―― | 無所属 | 28万8085票 | 46.92 | 1 | 1/3 | / |
当 | 1998年石川県知事選挙 | 1998年3月15日 | 52 | ―― | 無所属 | 35万8426票 | 81.43 | 1 | 1/2 | / |
当 | 2002年石川県知事選挙 | 2002年3月17日 | 56 | ―― | 無所属 | 33万2669票 | 84.46 | 1 | 1/2 | / |
当 | 2006年石川県知事選挙 | 2006年3月19日 | 60 | ―― | 無所属 | 30万4763票 | 82.64 | 1 | 1/2 | / |
当 | 2010年石川県知事選挙 | 2010年3月14日 | 64 | ―― | 無所属 | 29万6628票 | 66.71 | 1 | 1/4 | / |
当 | 2014年石川県知事選挙 | 2014年3月16日 | 68 | ―― | 無所属 | 28万5242票 | 68.91 | 1 | 1/3 | / |
当 | 2018年石川県知事選挙 | 2018年3月11日 | 72 | ―― | 無所属 | 28万8531票 | 79.94 | 1 | 1/2 | / |
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