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日本の研究者、メディアアーティスト、実業家 (1987-) ウィキペディアから
落合 陽一(おちあい よういち、1987年〈昭和62年〉9月16日 - )は、日本の研究者[6]、メディアアーティスト[7][8]、起業家[9]。筑波大学図書館情報メディア系准教授[10]・デジタルネイチャー開発研究センターセンター長[11]。京都市立芸術大学客員教授[12]。金沢美術工芸大学客員教授[13]。ピクシーダストテクノロジーズ株式会社代表取締役[9]。独立行政法人情報処理推進機構未踏スーパークリエータ・未踏PM・一般社団法人未踏理事。内閣府ムーンショット型研究開発制度ビジョナリー会議構成員・ムーンショットアンバサダー[14]。独立行政法人科学技術振興機構CREST xDiversityプロジェクト研究代表者。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)シグネチャー事業プロデューサー[15]。内閣官房全世代型社会保障会議[16]構成員・デジタル改革関連法案WG構成員。世界経済フォーラムヤンググローバルリーダーズ構成員[17]。令和2-3年度文化庁文化交流使[18]。ワタナベエンターテインメント所属[19][20][21][22]。
「デジタルの日」イベントに出席した落合陽一(2022年10月2日) | |
人物情報 | |
---|---|
生誕 |
1987年9月16日(37歳) 東京都港区 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
筑波大学情報学群情報メディア創成学類 東京大学大学院学際情報学府学際情報学専攻修士課程 東京大学大学院学際情報学府学際情報学専攻博士課程(早期修了) |
両親 |
落合信彦(父) 落合秀彦(伯父) |
学問 | |
研究分野 | ヒューマンコンピュータインタラクション |
研究機関 | 筑波大学 |
博士課程指導教員 | 暦本純一 |
学位 | 博士(学際情報学) |
称号 | IPA認定スーパークリエータ |
主な業績 |
空中音響浮揚技術の三次元化 計算機ホログラムによる視触覚ディスプレイの実装 |
影響を受けた人物 |
宮台真司 清水高志 八谷和彦 クワクボリョウタ など |
影響を与えた人物 | ryo(supercell) [1] |
学会 | ACM |
主な受賞歴 |
Prix Ars Electronica Honorary Mention World Technology Award MIT Technology Review Innovators Under 35 Japan Laval Virtual Award SXSW Creative Experience ARROW Awards PMI Future 50 40 UNDER 40 ART AND TECH by Apollo Magazeine 令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞 ユーキャン新語・流行語大賞 ・生成AI |
公式サイト | |
公式ウェブサイト |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | [2][3] |
本社所在地 |
日本 〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー 8階 |
設立 | 2017年5月10日[4] |
法人番号 | 1010401131466 |
代表者 |
|
資本金 | 50,646,000円[5] |
売上高 |
993,021,000円 (2024年4月)[5] |
営業利益 |
-2,007,038,000円 (2024年4月)[5] |
純利益 |
-1,974,536,000円 (2024年4月)[5] |
純資産 |
1,432,969,000円 (2024年4月)[5] |
総資産 |
2,969,074,000円 (2024年4月)[5] |
従業員数 |
89名 (2023年8月) |
決算期 | 4月[5] |
主要株主 |
|
外部リンク |
pixiedusttech |
2010年ごろからメディアアーティストとして活動。メディアアーティストとして年間数回の個展[42]やグループ展[43]、日本文化の国際発信[44]を行っている。
『物化する計算機 自然と対峙し、質量と映像の間にある憧憬や情念を反芻する』[45][46][47][48]をアーティストステートメントとして、電子技術表現のみ捉われず、研究から社会実装に至るまで幅広く活動[42]している。落合は『「自然」環境のなかから何かを持ってきて作品をつくるというヴァナキュラー的、民藝的、地産地消的なプロセスは、日本画にしても洋画にしても昔から変わっていません』[49]と述べ、メディアアートを「計算機自然のヴァナキュラー的民藝」[50]と捉えている。
計算機自然[51]というビジョンを持ち研究に従事、2015年より筑波大学で自身の『デジタルネイチャー研究室』[52]を主宰するほか、2020年より『デジタルネイチャー開発研究センター』のセンター長を務める[53][54]。 専門はメディア芸術のほか『ヒューマンコンピューターインタラクション』および『知能化技術』や『視聴触覚技術』を用いた応用領域[55]。落合が言うところでは落合は学術的な研究活動とメディアアートによる表現の探求と様々な社会実装によって『計算機自然(デジタルネイチャー)』と呼ぶ新しい『自然ビジョン』[56]を目指している。[57]。 研究室での論文はヒューマンコンピュータインタラクション分野[55]、バーチャルリアリティ分野、空中ディスプレイ分野や空間グラフィクス分野[58]、人工知能と人間知能の恊働・共創に関する研究分野[59]や、アクセシビリティ分野やダイバーシティ分野[60]である。研究者として、World Technology Awardや欧州最大のVRの祭典Laval VirtualよりLaval Virtual Awardを4年連続5回受賞など。 教育においては筑波大学では学部・大学院の双方でメディア芸術やメディア技術、コンテンツ表現に関する講義を担当[61]。筑波大の他にも、大阪芸術大学、金沢美術工芸大学、京都市立芸術大学、デジタルハリウッド大学で教鞭を執る。[10]。
デジタルネイチャー(計算機自然)とは、コンピュータと非コンピュータリソースが親和することで再構築される新たな自然環境[62]であり、「「人・モノ・自然・計算機・データが接続され脱構造化された新しい自然」[63]と落合陽一が提唱する新しい自然ビジョンである。[64] デジタルネイチャーの進化速度は日々高速化を続けており、デジタルによって変化し続ける新しい自然との関係性を常に更新し続けなければならない、と落合は述べている。[65] [66] 落合がアートディレクションと展示監修を務めた日本科学未来館の常設展「計算機と自然、計算機の自然」[51]には「私たちが作り出した計算機(コンピューター)はいまやこの世界に溢れ、それらがつくりだす世界の解像度や処理能力は、私たち人間がもつ知覚や知能の限界を超えつつあります。近い将来、元来の自然と計算機の世界がつくりだす自然の違いはますます薄れてゆき、その違いを意識すらしない、未来の私たちにとって「新しい自然」が現れるでしょう。計算機の中と外、それぞれの自然が一体化した大きな自然を想像しながら、そのとき、私たちの自然観や世界観がどのように変わり、どんな「問い」を見出すのか考えてみましょう」と記述されている。
2020年6月1日付けで、筑波大学に「デジタルネイチャー開発研究センター」が設立された[67][68]。計算機と自然の融合を目指す研究センター[53]である。設立にまつわるリリースの中で、「本センターは、そのようなフィードバックループの中にある情報メディア装置と人の共創環境について研究し、一連の「デジタルネイチャー」に纏わる研究を推進することにより、社会実装に向けた要素技術等の研究を深化させ、文化・芸術・スポーツとの学際的コラボレーションを通じて、メディア装置等とそれを活用したサービスの開発研究を行って行きます」としている[54]。
JST CREST「計算機によって多様性を実現する社会に向けた超AI基盤に基づく空間視聴触覚技術の社会実装」xDiversity(クロスダイバーシティ)研究代表、および一般社団法人xDiversity[69]として人間の身体能力の差異を包摂する多様性社会の実現に向けたプロジェクトに取り組む[70]。車椅子の自動運転化やエンターテイメントのダイバーシティ対応(耳で聴かない音楽会)[71]、義足での歩行プロジェクト(乙武義足プロジェクト)[72]など、様々な身体多様性に対する機械学習技術の適応を目指している[73]。
空間のデジタルトランスフォーメーション[74]、及び大学発技術の社会実装[75]を目的としてピクシーダストテクノロジーズ株式会社[76]を創業。ヒューマンインターフェース技術とコンピュータシミュレーション技術の研究開発を通じ、触覚スピーカー技術[77]、メタマテリアル技術[78]や建設現場のデジタルトランスフォーメーション[79]、コロナ対策のBCPソリューション[80]などを含む技術の社会実装を行なっている。2023年8月1日のナスダック上場を祝して、2023年8月25日に上場セレモニーを開催した。[81]2024年11月14日非公開化(上場廃止)予定。[3]。
東京都出身。父は国際ジャーナリストの落合信彦。伯父は空手家の落合秀彦。従兄弟は医者のデレク・オチアイ。 港区立麻布小学校、港区立六本木中学校、開成高等学校卒業[82]。2007年4月、筑波大学情報学群情報メディア創成学類入学。同大学の「MAST2010年2学期号」ではアーティストの平沢進にインタビューを行った[83]。2011年3月、同学類卒業。2013年3月、東京大学大学院学際情報学府学際情報学専攻修士課程(総合分析情報学コース)修了[84]。2015年4月、同専攻博士課程(総合分析情報学コース、指導教官:暦本純一[85])修了[86][87]。学際情報学府初の短縮修了者[88][89]。暦本純一研究室の先輩にH2L株式会社の玉城絵美と岩崎健一郎、醸燻酒類研究所の樋口啓太がいる[90][91]。 Pixie Dust Technologies, Inc. およびジセカイ株式会社を創業。現在は、DMMオンラインサロンにて「落合陽一塾」でも情報を発信[22]。公式YouTubeチャンネル 落合陽一録では動画での発信を行なっている[92]。2021年1月6日に総理大臣の菅義偉と山本雄史産経新聞新プロジェクト本部次長と朝食を共にした[93]。落合は2015年に設立した波動制御技術のスタートアップ企業、ピクシーダストテクノロジーズ(PxDT)の代表取締役会長CEO(最高経営責任者)を務めている[94]。
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