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かつて北海道天塩郡豊富町にあった北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
芦川駅(あしかわえき)は、北海道(宗谷支庁)天塩郡豊富町字芦川にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅(廃駅)である。電報略号はシハ。事務管理コードは▲121846[3]。
当駅の所在する地名より。現在のサロベツ川を指すアイヌ語の「サㇻオマペッ(sar-oma-pet)」(芦原・にある・川)を意訳したもの、とされる[5][12][13]。
かつてはホームが千鳥式に配置された相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な交換駅であったが[14]、廃止時点で交換設備が廃止され、線路の東側(駅舎側)に単式ホーム1面1線を有する分岐器を持たない棒線駅となっていた[12]。
交換設備が設置されていたころは駅舎側(東側)ホーム(1番線)南側と対向ホーム(2番線)北側を結ぶ構内踏切が設置されていた[14]。そのほか1番線の旭川方から分岐し駅舎南側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた[14]。交換設備運用廃止後は、使われなくなった2番線の線路は撤去されたが、ホーム前後の線路は分岐器の名残で湾曲していた[12]。
駅舎は末期はヨ3500形車掌車[15]を改造した貨車駅舎となっていた[12]。ホームの有効長は1番線、廃止された2番線共に50mであった[14]。
隣の兜沼駅近くの民家敷地内に廃止当時の駅舎として使われていた貨車駅舎が移設保存されている。
乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。
附近一帯はサロベツ原野の一部でほとんど何もなかった。駅前に芦川会館という集会所があったが、集会所より先に集落が消滅してしまい、使われないまま放置されていた。
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