売らいでか!
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『売らいでか!』(うらいでか)は、岸宏子の小説『ある開花』を花登筺が演劇化した作品である。
神代家は伊賀上野で一番の富豪で資産家。その神代家の当主・里子は、2回夫に先立たれている未亡人。里子は3回目の結婚はしないものの、淋しく不満な日々を送っていた。副支配人の石上弘はそんな里子に、お抱え運転手の山内杉雄を当てて、ホテル経営など観光事業に乗り出そうとしている神代産業を牛耳ろうとした。里子が杉雄を寝取ったのを知った杉雄の妻・なつ枝も、夫に見切りを付ける形で「夫を五十万円で買ってくれ」とねじ込んだ。
1968年に映画化、翌1969年にテレビドラマ化された。映画版・ドラマ版ともに、フランキー堺が山内杉雄役を務めている。舞台上演も繰り返し行われており、21世紀に入ってからも日本各地で公演が行われている。
『喜劇 “夫”売ります!!』のタイトルで1968年11月9日に公開。制作・配給は東映。
1969年7月2日から同年9月24日まで日本テレビ系列局で放送。製作担当はよみうりテレビ(テロップ上では「制作」表記)。全13話。
放送時間は毎週水曜 21:30 - 22:26 (日本標準時)で、この時間帯においては『道頓堀』と『ややととさん』に続く花登筐シナリオ作品となった。撮影にはモノクロ16mmフィルムを使用した。
東宝により、『新版 喜劇 売らいでか! -亭主売ります-』と題して公演されている。公演は、中日劇場、博多座、シアター1010など日本各地の劇場や文化施設で行われている[1][2]。
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