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福岡市中央区の商業施設 ウィキペディアから
ホークスタウン(英: Hawks Town)は、福岡県福岡市中央区地行浜に所在する、街をイメージした複合商業施設である。2021年時点で、福岡ソフトバンクホークスの本拠地、福岡ドーム(みずほPayPayドーム福岡)とヒルトン福岡シーホークで構成される。
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒810-8650 福岡県福岡市中央区地行浜二丁目2番3号 ヒルトン福岡シーホーク 北緯33度35分41.3秒 東経130度21分33秒 |
設立 |
1989年7月15日 (株式会社福岡ダイエー・リアル・エステート) |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 4290001009982 |
事業内容 | ヒルトン福岡シーホークの管理、運営 |
代表者 | 井川英治(代表取締役社長) |
資本金 | 8,000万円 |
売上高 |
115億円 (2010年2月期) |
純利益 |
1億6000万円 (2023年12月期)[1] |
総資産 |
43億0800万円 (2023年12月期)[1] |
従業員数 | 650人 |
決算期 | 12月31日 |
外部リンク | http://www.hawkstown.com |
特記事項:2004年4月1日に現商号へ商号変更 |
かつてはPayPayドーム南隣にショッピングモールのホークスタウンモールがあったが、跡地に三菱地所が所有するMARK IS 福岡ももちが開業し、ホークスタウンの枠からは外れた。
株式会社ホークスタウンは、ヒルトン福岡シーホークの運営・管理会社である。
ホークスのマスコットキャラクターであるホークファミリーは、ホークスタウンに住んでいるという設定になっていた。
1988年秋、大阪府大阪市の大阪球場に本拠地を置き、南海電気鉄道をオーナー企業としていたプロ野球球団「南海ホークス」の経営権を当時の流通大手企業ダイエーが買収、翌1989年から本拠地を福岡市の平和台野球場に移転し、チーム名を「福岡ダイエーホークス」とした。ダイエーはホークスの福岡移転と同時に、市内中央区地行浜の埋立地で大規模な商業施設の開発を行う計画を発表した。ホークスの新たな本拠地として使用する「スポーツドーム」、屋内遊園地などを有する「アミューズメントドーム」、そしてこの2つのドームの間にリゾートホテルを建設するという一大プロジェクトだった。当時は「ツインドーム計画」と呼ばれ、福岡ドーム開業前に設立された運営会社の社名も「ツインドームシティ」を名乗っていた。
こうして福岡ドームは1993年に開場、隣接するシーホークホテル&リゾートも1995年に開業し、これら施設群は「ホークスタウン」と名付けられた。しかしこの間にバブル経済の崩壊に加え、阪神・淡路大震災によるダイエーが本拠地としている神戸市の壊滅的な被害も重なってダイエーグループも深刻な経営不振に陥ったため、3つ目の施設として予定されていたアミューズメントドームの計画は事実上頓挫。予定地には代替策としてショッピングモールを整備することとなり、2000年春に「ホークスタウンモール」がオープンした。
だが、その後もダイエーグループの経営悪化はより深刻化し、多額の有利子負債が経営を圧迫しつつあった。特にダイエーが福岡で主力事業としていたホークス、福岡ドーム、シーホークホテルの3事業は多額の負債を抱えていたことから「福岡三点セット」と揶揄され、地元政財界の支援や外資企業への売却が取り沙汰される。自力での経営再建を目指していたダイエーは1999年に高塚猛を招き、この福岡3事業の経営再建を託し、経営方針の転換や積極的な地域密着策などが奏功し、業績は好転。またホークスも同年、南海時代の1973年以来26年ぶりとなるリーグ優勝し、日本シリーズも制して35年ぶりの日本一となる。
2004年、別々の会社が行っていた管理・運営と施設の所有を1社にまとめた上で、ダイエーから、コロニー・キャピタルの関連会社によって設立された特別目的会社であるコロニー福岡有限会社(本店所在地:東京都千代田区丸の内2丁目)に売却された[2]。高塚は役員に留まったものの、在任中ホークスタウンを私物化し社内外にさまざまな軋轢を生み、同年秋には女性社員への強制わいせつ容疑で逮捕という形で3事業から追われる身となる。
同年10月13日、ダイエーが自主再建を断念し、産業再生機構による再建支援が決まり、球団の経営権はソフトバンク(現ソフトバンクグループ)に売却された。またソフトバンクは福岡ドームの2005年シーズンから20年間の使用契約を締結し、ドームの興行権もコロニー福岡から買収。一時は「球団売却の場合はホークスの本拠地移転の可能性あり」などと噂されたものの、これにより福岡ソフトバンクホークスは引き続き、福岡ドーム[注 1]を本拠地として使用することが決まった。なお「Hawks TOWN」のロゴタイプは福岡ダイエーホークスの球団ロゴのデザインを踏襲しており、球団がソフトバンクとなりロゴを変更してからも、ダイエー時代のロゴをそのまま使用していた[注 2]。
2005年秋には、ショッピングモールを拡張しグランドオープン。2007年春、コロニー福岡からホークスタウン(ドーム・ホテル・モール)の土地・建物がシンガポール政府投資公社(GIC)の不動産部門・GICリアルエステートに売却された[3]。ドーム部分は2012年春にソフトバンクによって870億円で買収され[4]、続いて2015年1月22日付で、ホークスタウンモール部分について、三菱地所株式会社が信託受益権(事実上の所有権)を取得した[5]。三菱地所は今後の再生方針を検討した結果、モールの既存施設を全て除却し建て替える再開発を行うことを決め、その前段階としてホークスタウンモールの営業を2016年上半期に全て終えることを同年12月25日に発表した[6]。
2016年3月末を以てホークスタウンモールは営業終了。これに伴いZepp FukuokaとHKT48劇場が閉鎖された。ハードロックカフェは博多駅のJRJP博多ビルに移転する形で開業、Zepp Fukuokaは次の「MARK IS 福岡ももち」開業後の2018年12月7日に新設営業再開した。HKT48は後述する再開発完了まで、天神地区のホール(西鉄ホールなど)を間借りする形で公演を行っていた。
ホークスタウン事業とは直接の関係はないが、2016年10月28日に三菱地所は再開発の概要を発表し、延床面積約12.5万平方メートルの大規模商業施設「MARK IS 福岡ももち」と、28階建ての分譲タワーマンション2棟(ザ・パークハウス 福岡タワーズ)からなる複合施設を建設するとし、Zepp Fukuokaとユナイテッド・シネマ福岡とは再出店について基本合意したと正式に発表した。MARK ISは2018年11月21日に開業。タワーマンションは1棟(WEST)が2019年度下期、もう1棟(EAST)が2020年度下期に完成予定である[7]。
2020年7月21日に地上7階のエンターテイメントビル「BOSS E・ZO FUKUOKA(ボス イーゾ フクオカ)」がドームの直近南側(ザ・パークハウス 福岡タワーズの北側直近、MARK IS隣接)に開業。HKT48劇場が入居した[8][9]。施設管理者は福岡ソフトバンクホークス株式会社。
床面積計約314,000m2のうちドーム約176,000m2、ホテル約138,000m2(1,053室)(2018年11月時点)からなる。なお、モール部分の床面積は約76,000m2(2016年3月時点)だった。
ホークスタウンの施設内・施設周辺でBGMとして流されていた。
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