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スパイク・チュンソフトのプロレスゲームのシリーズ ウィキペディアから
『ファイヤープロレスリング』(Fire Pro Wrestling)は、スパイク・チュンソフトより発売されているプロレスゲームのシリーズ。かつてはヒューマン株式会社より発売されていた。略称はFPW、FP、ファイプロなど。現在の最新作はPS4、Steam用の『ファイヤープロレスリング ワールド』。
ファイヤープロレスリング | |
---|---|
ジャンル | プロレスゲーム |
開発元 |
ヒューマン(1989年 - 1999年) 加賀テック(2000年) スパイク(2001年 - 2005年) スパイク・チュンソフト(2012年、2017年) |
発売元 |
ヒューマン(1989年 - 1999年) 加賀テック(2000年) スパイク(2001年 - 2005年) 日本マイクロソフト(2012年) スパイク・チュンソフト(2017年) |
主な製作者 |
増田雅人 笹沢英昭 浅古大輔 須田剛一 山崎正通 田村季章 松本朋幸 |
1作目 |
ファイヤープロレスリング コンビネーションタッグ (1989年6月22日) |
最新作 |
ファイヤープロレスリング ワールド (2017年) |
スピンオフ作品 |
ファイプロ女子シリーズ ファイプロ外伝 ブレイジングトルネード Fire Pro Wrestling(Xbox 360) |
公式サイト | [ ] |
最初の作品である『ファイヤープロレスリング』は、PCエンジン用のソフトとして1989年6月22日にヒューマンから発売された。それまではボタンを連打することによって技を出すことが多かったプロレスゲームに、タイミングよくボタンを押して技をかけるという新しいシステム、プロレスゲームでありそうでなかった流血の概念を持ち込んだ。PCエンジン用としては3作が販売されている。
その後対応ハードをスーパーファミコンに変更し、『スーパーファイヤープロレスリング』にシリーズ名を変更。スーパーファミコン2作目となる『スーパーファイヤープロレスリング2』では、劣勢から一発逆転可能なシステム「クリティカルサブミッション」が、PCエンジン3作目となる「ファイヤープロレスリング3 レジェンドバウト」ではレスラーエディット機能が搭載された。このあたりで現在のシリーズに搭載されている基本の機能がそろう。最終的にスーパーファミコン版では5作(女子プロレス版も含めると7作・9バージョン)が販売された(『3イージータイプ』はレスラーエディットモードを未収録、途中記録がパスワードコンテニューのみ、CPUの力を抑えたバージョン。「X(エックス)プレミアム」はレスラーエディット・モードの保存可能でレスラー数が拡大)。
その後シリーズ名を『ファイヤープロレスリング』に戻し、PlayStation用、ゲームボーイアドバンス用としてそれぞれ2作、セガサターン用、ドリームキャスト用、ワンダースワン用としてそれぞれ1作を発売。ドリームキャスト版となるファイヤープロレスリングDでは、ドリームキャストが持つネットワーク機能を利用して技などをダウンロードし、追加することが出来た。
NINTENDO64でのリリース企画もあったが、任天堂側からNINTENDO64で2Dゲームはダメと言われ制作断念された。
また、ほぼ同じシステムを採用しているが『ファイヤープロレスリング』の名前を持たないゲームボーイ用ソフト「プロレス」や「外伝」とされ、システムに多少の違いがあるメガドライブ版『サンダープロレスリング列伝』や、アーケード版『ブレイジングトルネード』も発売されている(後にセガサターンへ移植)。『サンダープロレスリング列伝』は、仮タイトルは『サンダーファイヤープロレスリング』であり、スーパーファミコンの『スーパーファイヤープロレスリング』と同時開発されていたが、先行販売していた『スーパーファイヤー』よりもグラフィックがやや見劣りする作品になり、タイトルも変更になった。本作は正式シリーズに登場するレスラーが全く登場していないが、本作初登場のストーム大介は以後本シリーズにもストーム剣介として登場した。
当初は男子プロレスラーのみの収録であった。PCエンジン時代、スーパーファミコン時代に女子のみを収録したバージョンを3本発売している。後年は1本のソフトウェアに男子、女子、さらには格闘家までもを収録するようになった(1994年と1995年に、当時の全日本女子プロレスに所属していた主要選手が実名で登場する作品が、スーパーファミコンで2作品、それに加え当時の「JWP」(女子プロレス団体)の選手も実名で登場する作品が、PCエンジンスーパーCD-ROMで1作品リリースされている)。
斜めの視点(上からみて菱形になる)で配置されたリングが特徴で、ここから派生して実際のプロレス会場でリングを会場に対して平行ではなく斜め向きに配置することを「ファイプロポジション」と呼ぶ。[要出典]最近ではプロレスリング・ノアの東京ドーム大会がこれを採用した。
以前はCPU同士で対戦させると、格闘家やキック、サブミッション系の選手の勝率が高く設定されていたが、立ち技の一定確率での自動ガードシステム(セガサターン版Sから)や、特殊スキルの採用(PlayStation版Gから)等によりプロレスラーの優位性も高まってきた。
1986年にファミリーコンピュータ ディスクシステムで発売された『プロレス』とゲームシステム面で共通部分が多く見られるが、これは製作者の増田雅人が『ファイヤープロレスリング』の開発に関わっているためである。
詳細はファイヤープロレスリングの登場レスラーを参照
「これで最後の作品」というアナウンスを何度もしていることでも知られる。ファイプロの「最後」はプロレスラーの「引退」と同義、と考える人もいる(プロレスでは体調上の問題から引退を宣言した後で体調がよくなると復帰を宣言して、二回目以上の引退を宣言する例が見られる)。これまでに最後の作品として発売された物には、「スーパーファイヤープロレスリング3ファイナルバウト」、「ファイナルファイヤープロレスリング」、「ファイヤープロレスリングZ」がある。
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