テスタメント(TESTAMENT)は、アメリカ合衆国出身のスラッシュメタル・バンド。
サンフランシスコ・ベイエリア産のスラッシュメタル「ベイエリア・スラッシュ」シーンの中核を担ったバンドの一つ[1]。2000年代にメンバーが難病を患い存続が危ぶまれたが、数多くの支援で立ち直り活動を継続した。
1980年代
1990年代
- 1990年、2月に初来日する(興行はウドー音楽事務所)。 9月4thアルバム『ソウルズ・オブ・ブラック - Souls Of Black - 』を発表。
- 1992年に5thアルバム『儀式 - The Ritual - 』を発表。Billboard 200で初登場55位を記録するが、バンドサウンドの中核を担っていたアレックス・スコルニックがツアー中に脱退[3]。また、ルイ・クレメンテも脱退する。バンドは元フォビドゥンのグレン・アルヴェライス(ギター)とポール・ボスタフ(ドラムス)を迎えてツアーを終了。その後「エージェント・スティール」「デス」「オビチュアリー」といったヘヴィメタルバンドを渡り歩いたジェイムズ・マーフィー(ギター)と、元「エクソダス」のジョン・テンペスタ(ドラムス)が加入する。
- 1994年、6thアルバム『ロウ - Low - 』を発表する。
- 1995年にライブアルバム『Live At The Fillmore』をリリースするが、レーベルからの離脱、度重なるメンバーチェンジなどで身動きの取れない状況に陥り、活動停止を経て一時解散する。
- 1997年に再始動し、7thアルバム『デモニック - Demonic - 』をリリース。ドラマーとして「ダーク・エンジェル」「デス」で活躍したジーン・ホグランが迎えられ、グレン・アルヴェライスもレコーディングに参加。以降のテスタメントはバンドというよりも、ビリーとピーターソンのプロジェクトとして活動していくようになる。
- 1999年には8thアルバム『ギャザリング - The Gathering - 』を発表。ギタリストとして『ロウ - Low - 』に参加したジェームズ・マーフィーを、ベーシストとして「セイダス」「デス」で活躍していたスティーヴ・ディジョルジオ、ドラマーとして元「スレイヤー」のデイヴ・ロンバードを迎える。エンジニアには元「サバト」のギタリストで、「アーチ・エネミー」「クリーター」「ネヴァーモア」といったバンドを手掛けるアンディ・スニープを起用した。
2000年代
2010年代
※2023年4月時点
現ラインナップ
チャック・ビリー(Vo)2022年
エリック・ピーターソン(G)2022年
アレックス・スコルニック(G)2022年
スティーヴ・ディジョルジオ(B)2022年
旧メンバー
- デリック・ラミレス(Derrick Ramirez) – ボーカル(1983)、ベース(1997)
- スティーヴ・スーザ(Steve Souza) – ボーカル(1983–1986)
- グレッグ・クリスチャン(Greg Christian) – ベース(1983–1996, 2004–2013)
- グレン・アルヴェライス(Glen Alvelais) – ギター(1993, 1997–1998)
- ジェイムズ・マーフィー(James Murphy) – ギター(1994–1996, 1998–2000)
- マイク・クラシアク(Mike Chlasciak) – ギター(2002、2004–2005)
- ドラムス
- マイク・ロンシェット(Mike "The Rottweiler" Ronchette)(1983)
- ルイ・クレメンテ(Louie Clemente)(1983–1993、2005)
- ポール・ボスタフ(Paul Bostaph)(1993、2007–2011)
- ジョン・テンペスタ(John Tempesta)(1993–1994、2001、2005、2011)
- ジョン・デット(Jon Dette)(1994–1995、1997–1998、1999)
- クリス・コントス(Chris Kontos)(1995–1996)
- ジーン・ホグラン(Gene Hoglan)(1996–1997、2011–2022)
- ジョン・アレン(Jon Allen)(1999–2004、2007、2011)
- ニコラス・バーカー(Nick Barker)(2006–2007)
- デイヴ・ロンバード(Dave Lombardo) - ドラムス(1998–1999、2022–2023)
ライヴアルバム
- Live at Eindhoven(1988)
- 黙示録 - Return to the Apocalyptic City(1993)
- ライヴ・アット・ザ・フィルモア - Live at the Fillmore(1995)
- Live in London(2005)
- Dark Roots of Thrash(2013)
VHS/DVD
- Seen Between the Lines(1991/2005年にDVD化)
- Live in London(2005/CDと同内容)
- Dark Roots of Thrash(2013/CDと同内容)
脱退後、大学で博士号を取得し、現在はジャズ・ミュージシャンとしても活動中