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『X-MEN2』(エックスメン2、原題: X2)は、マーベル・コミックのスーパーチーム「X-メン」をベースとする、2003年のアメリカのスーパーヒーロー映画。『X-メン』(2000年)に続く、映画「X-MEN」シリーズの2作目。監督は前作に続きブライアン・シンガーが務め、パトリック・スチュワート、ヒュー・ジャックマン、イアン・マッケランらが出演。
X-MEN2 | |
---|---|
X2 | |
監督 | ブライアン・シンガー |
脚本 |
マイケル・ドハティ ダニエル・P・ハリス ブライアン・シンガー |
原案 |
デヴィッド・ヘイター ザック・ペン |
原作 | スタン・リー |
製作 |
ローレン・シュラー=ドナー ラルフ・ウィンター |
製作総指揮 |
アヴィ・アラッド トム・デサント スタン・リー ケヴィン・ファイギ ブライアン・シンガー |
出演者 |
パトリック・スチュワート ヒュー・ジャックマン イアン・マッケラン ハル・ベリー アンナ・パキン ファムケ・ヤンセン ジェームズ・マースデン レベッカ・ローミン=ステイモス ショーン・アシュモア アーロン・スタンフォード アラン・カミング ブライアン・コックス ブルース・デイヴィソン ケリー・ヒュー |
音楽 | ジョン・オットマン |
撮影 | ニュートン・トーマス・サイジェル |
編集 |
ジョン・オットマン エリオット・グレアム |
製作会社 |
20世紀フォックス マーベル・エンタープライゼズ |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 |
2003年5月2日 2003年5月3日 |
上映時間 | 135分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $110,000,000[1] |
興行収入 |
$214,948,000[1] $407,711,549[1] 18.0億円[2] |
前作 | X-メン |
次作 | X-MEN:ファイナル ディシジョン |
自由の女神像におけるX-MENとブラザーフッドの戦いから間もないころ、ホワイトハウスの室内観光に紛れ、瞬間移動能力を有したミュータント「ナイトクローラー」がホワイトハウス内のガードマンをなぎ倒し、大統領を殺害しようとした事件が発生する。この事件を知ったX-MENのリーダー、チャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX)はメンバーのジーン・グレイとオロロ・マンロー(ストーム)を召集しナイトクローラーの捜索を命じた。
そのころアメリカ政府は対ミュータント対策本部顧問のウィリアム・ストライカーを招集し、ストライカーの指揮の元、ナイトクローラーを匿っていると思われるX-MENの本拠地「恵まれし子らの学園」にいるミュータント全員の摘発作戦を実行しようとしていた。ストライカーはまず、特殊な牢屋に収容されているマグニートーに面会しにやってきたエグゼビアと護衛のスコット・サマーズ(サイクロップス)を自身の用心棒で秘書をしているミュータントのデスストライクを使って拘束する。
一方エグゼビアの情報を元にアルカリ湖に向かい、記憶を取り戻す手がかりを探していたローガン(ウルヴァリン)が長い旅路を経て学園に帰還するも、その夜にストライカーの部隊による学園の襲撃を受ける。数人の生徒が拘束される中、ローガンは辛くも生徒であるローグ、アイスマン、パイロの3人と共に脱出、同時期にマグニートーも部下のミスティークの協力で脱走に成功する。
その後ローガン達はナイトクローラーを発見したジーンらと合流し、ストライカーの本拠地に連行されたエグゼビア達の救出を決断、その途中でストライカー打倒を目的として行動を再開させたマグニートーとミスティークと合流、ストライカーが根城にしているアルカリ湖のダムを目指した。
ストライカーの目的は拘束したエグゼビアの能力を利用し、彼が開発した増幅装置「セレブロ」と瓜2つの「ダーク・セレブロ」を使って全世界にいるミュータントを根絶する事であった。そしてマグニートーもまた、X-MENに協力するふりをしてエグゼビアとダーク・セレブロを使いミュータント以外の人間を一掃しようとたくらんでいた。
そんな中、ローガン達はストライカーやマグニートの企みを阻止してエグゼビアを救出し、アルカリ湖のダムから脱出する事に成功する。しかし、頼みの戦闘機が故障し離陸できなくなってしまう。ダムが決壊し濁流にのみ込まれそうになったとき、ジーンがその場に残り、強力な念力を発揮し濁流をせき止め、戦闘機を浮遊させた。そして、戦闘機の操作系が回復した時、ジーンは力尽きて濁流にのみ込まれてしまう。その後、ジーンは消息不明となる。
エグゼビアらは大統領にストライカーの文書を見せ、ミュータントと人類の共存の道を説く。学園での生活が再開する場面の次に、アルカリ湖面にフェニックスの模様が浮き上がる。
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
---|---|---|---|
劇場公開版 | テレビ朝日版 | ||
チャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX) | パトリック・スチュワート | 大木民夫 | 麦人 |
エリック・マグナス・レーンシャー(マグニートー) | イアン・マッケラン | 有川博 | 家弓家正 |
ローガン(ウルヴァリン) | ヒュー・ジャックマン | 山路和弘 | 磯部勉 |
スコット・サマーズ(サイクロップス) | ジェームズ・マースデン | 檀臣幸 | 中原茂 |
ジーン・グレイ(フェニックス) | ファムケ・ヤンセン | 日野由利加 | 勝生真沙子 |
オロロ・マンロー(ストーム) | ハル・ベリー | 本田貴子 | 深見梨加 |
マリー・ダンキャント(ローグ) | アンナ・パキン | 小島幸子 | 樋浦茜子 |
ボビー・ドレイク(アイスマン) | ショーン・アシュモア | 私市淳 | 遊佐浩二 |
ジョン・アラダイス(パイロ) | アーロン・スタンフォード | 浪川大輔 | 川島得愛 |
カート・ワグナー(ナイトクローラー) | アラン・カミング | 後藤敦 | 坂東尚樹 |
レイブン・ダークホルム(ミスティーク) | レベッカ・ローミン=ステイモス | 幸田直子 | 金野恵子 |
ウィリアム・ストライカー | ブライアン・コックス | 稲垣隆史 | 勝部演之 |
ケリー上院議員 | ブルース・デイヴィソン | 千田光男 | 野島昭生 |
ユリコ(レディ・デスストライク) | ケリー・ヒュー | 小林優子 | 高橋理恵子 |
マッケナ大統領 | コッター・スミス | 原康義 | |
ジャッキー | 正木美也子 | 新田万紀子 | |
ジェイソン | マイケル・リード・マッケイ | 根本泰彦 | |
女の子(ジェイソンのイメージ) | キーリー・パーヴィス | 川田妙子 | |
ウォルターズ | 沢木郁也 | ||
ローリオ | タイ・オルソン | 高宮俊介 | 宇垣秀成 |
コロッサス | ダニエル・クドモア | 加藤亮夫 | 船木真人 |
ライマン(ストライカーの兵士) | ピーター・ウィングフィールド | 水内清光 | |
ラングロア | 松本大 | ||
ロニー・ドレイク(ボビーの弟) | ジェームズ・カーク | 仲野裕 | 野島昭生 |
マデリーン・ドレイク(ボビーの母) | ジル・ティード | 小野洋子 | 石塚理恵 |
ビル | 永井誠 | ||
ダグ | 佐々木健 | ||
アーチー | ブライス・ホジソン | 小林沙苗 | |
ジュビリー | リーキー・ウォン | 紗川じゅん | |
ジョーンズ | コナー・ウィドーズ | 重松朋 | |
サイリーン | ショーナ・ケイン | 伊東恵里 | |
セレブロ(声) | 水落幸子 | ||
少年#1 | 羽切翔 | ||
少年#2 | 牛村友哉 | ||
ERT隊員 | 宮崎倫彰 | ||
警備員 | 小谷津央典 | ||
女子生徒 | 有村智子 | ||
その他声の出演 | 清水明彦 松久保いほ 高瀬右光 安井邦彦 一馬芳和 仲野裕 奈良徹 清水俊彦 恒松あゆみ 木下尚紀 世戸さおり 森谷恵利 | ||
演出 | 中野洋志 | 蕨南勝之 | |
翻訳 | 久保喜昭 | 日笠千晶 | |
調整 | 兼子芳博 | 長井利親 | |
制作 | ACクリエイト株式会社 | ブロードメディア・スタジオ | |
初回放送 | 2006年9月10日 『日曜洋画劇場』 (5.1サラウンド放送) (21:00-23:24) ※正味約129分 |
本作は、1982年のグラフィック・ノベルX-Men: God Loves, Man Killsを原案としている。
公開直前になって「X2: X-Men United」と副題つきで宣伝が行われるようになった。それにともない日本でも「X-MEN2 進化の始まり」の題での宣伝に変わった。しかし劇場での上映にはこれらの副題がプリントされていないことから、正式な劇場公開題は「X-MEN2」(原題 X2)である。
2003年4月30日から5月3日にかけて世界同時公開された。同年4月24日のイギリスでのプレミア上映が、世界で最も早い上映となった[3]。
アメリカでは2003年4月28日にプレミア上映された後、2003年5月2日に3741館で公開され、週末興行成績で初登場から2週連続で1位にランクイン、その後トップ10内に7週間留まった。
アメリカ国内での興行収入は2億1千万ドルを超え、これはアメリカでの2003年公開作品中6位である。
日本では同年5月3日に日劇1系列ほかで公開され、週末興行成績(全国9大都市集計)では初登場2位となった。
本作は前作『X-メン』を超えるヒットとなった。
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