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TAGRO(たぐろ)は、日本の漫画家、イラストレーター。中央大学中退。生年、出身地は非公開[1]。
『変ゼミ』に石川県出身で金沢弁を話すという設定の人物が登場するが、TAGRO本人は石川県や金沢弁に縁はない[2]。一時期、同人ペンネームに、たぐちたぐろう名義を使用していた。
大学中退後、編集プロダクションに契約社員として勤務。編プロ時代に「絵が描ける」という理由で雑誌カットを多数寄稿していた。編プロ時代の同僚に作家の北森鴻がいる。
1995年に伊藤明弘が『ヤングキングアワーズ』の原稿を4枚落とし、急遽依頼され執筆した代理原稿『MISSION OUTER SPACE』(4頁)で漫画家デビューしてしまったらしい[3] 。以降、アニメやゲームのアンソロジーコミックを中心に漫画家活動を始める。カルト的人気を呼んだが、本人によると当初は「本当に売れなかった」らしい[要出典]。
5頭身の可愛らしいキャラや8頭身のキャラ、さらに両方をほどよい感じで混ぜた中間的なものなど数々の彩風を使い分ける異色作家である。得意とするストーリーにもいくつかのタイプがあり、明るくポップな話・自分の心の内面と向き合うような痛々しく暗い話・変態的嗜好にこだわった話などを描く。初期は成人向け漫画での活動も多く、複乳フェチという珍しいジャンルを扱っていた。
2000年代に入ってからは、西尾維新や渡辺浩弐の小説イラストレーションを担当するなど、イラストレーターとしても知られるようになる。また、コミティアで発表した同人作品を中心に単行本化した短編集『マフィアとルアー』が評判となり、文芸雑誌『ファウスト』に漫画を掲載するなど、活躍の場を広げていく。
『変ゼミ』のヒット以降は『モーニング2』など、マニア向け青年誌での仕事がメインになっている。
初期の仕事として、ゲーム『メダロット4』『メダロット5』で、メダロット(ロボット)のデザインを担当していた。この仕事に関する経緯は、当時、TAGROがイラストを書いていた社内報や学習誌のクライアントの1つがメダロットの開発元と仲が良く、そのクライアントの「持ち駒」の中でTAGROが一番アニメのような絵が描けたため、というものだった[4]。
DJとしても活動しており、早稲田の音楽喫茶で定期的に「音ゼミ」というクラブイベントを開催している(2009年12月23日に行われた「音ゼミVol.3」ではあらゐけいいちも参加した[7])。
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