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PuTTY(パティ[注釈 1])はSimon TathamがMIT Licence[2](オープンソースソフトウェアライセンスの一種)で開発・公開しているリモートログオンクライアントである。
PuTTYの設定ウィンドウ | |
開発元 | Simon Tatham |
---|---|
初版 | 1998年11月19日 |
最新版 | 0.81[1] - 2024年4月15日 [±] |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C言語 |
対応OS |
Windows macOS UNIX Android Windows Mobile Symbian OS Windows Embedded Compact |
種別 | リモートログオンクライアント |
ライセンス | MIT License[2] |
公式サイト | PuTTY: A Free Telnet/SSH Client |
本ソフトウェアは、下記の機能を有し、SSH・SSH2・telnet・rlogin・TCP・シリアルポート(RS-232・RS-422・EIA-485)の各通信プロトコルに対応している。 また、サードパーティーの成果も有って、Windowsのみならず、macOS[注釈 2]やUNIX系からAndroidやWindows Mobileまで、更にはSymbian OSやWindows Embedded Compactも含めて、様々なOSに移植されている。
更に、PuTTY PRIVATE PATCHESやPuTTYrvのように、オリジナルのPuTTYを基に機能追加された版が幾つか存在する。
PuTTYを内部で多重起動して同時に複数の端末に接続できるユーティリティとして、SuperPuttyやPuTTYTabManagerが利用されている。 これらは、タブ化され各ウィンドウペインをドッキング自在なユーザーインターフェイスを持ち、一つのウィンドウ内で複数接続からセッション管理まで実行できるのでユーザビリティに優れる。 ただし、これらはPuTTYのラッパーとして機能するので、単独での利用はできずPuTTYを組み合わせて用いられる[注釈 3]。 SuperPuttyは、バックグラウンドでPuTTYと供にPSCPやWinSCPおよびFileZillaを連携させて、SuperPuttyのGUIユーザーインターフェイスからSCPやSFTPによるファイルを遣り取りでき、また、リモートデスクトップクライアントであるTightVNCを組み合わせれば、SSHポートフォワーディングを介したVNC接続を行える。
PuTTYから派生したアプリケーションとしては、KiTTYやPieTTYなどがある。 これらには、PuTTYの特徴を備えたうえで、更に独自の機能拡張が施されている。
SSHクライアントの一種であるmRemoteNGやSolar-PuTTYでは、パッケージにPuTTYの機能拡張版が含まれている。 また、VT220のエミュレーターの一種であるIVTは、PuTTYのコードを含んでいおり[3]、リモートログオンクライアントとしても利用できる。
CygwinやMSYSでは、PuTTYを基に[4]、minttyが独立して開発されている。 XmingはPuTTYをサポートしており、パッケージにはPuTTYのplink.exeも含まれている。
日本では、1990年代後半まではTera TermがWindows用端末エミュレータの代表格だった。その後にSSH2の需要が高まったが、Tera Termは一時SSH2をサポートしていなかった。現在はTera TermはSSH2に対応している。 PuTTYは登場した1998年当初からSSH1及びSSH2に対応していた。
現在では、有志の日本語化によるPuTTYjpや様々なpatchを適用したPuTTY ごった煮版を基として更に機能が追加されたPuTTY PRIVATE PATCHESやPuTTYrvが広く使用され、Windows環境では代表的なリモートログオンクライアントとなっている。
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