B'z The Best "ULTRA Pleasure"

B'zの公認オールタイム・ベストアルバム ウィキペディアから

B'z The Best "ULTRA Pleasure"』(ビーズ・ザ・ベスト・ウルトラ・プレジャー)は、日本ロックユニットB'zベスト・アルバムである。

概要 の ベスト・アルバム, リリース ...
『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』
B'zベスト・アルバム
リリース
ジャンル
時間
レーベル VERMILLION RECORDS
プロデュース 松本孝弘
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン[1]
  • 週間1位(オリコンデジタルアルバム)[2]
  • 週間1位(Billboard Japan Download Albums[3]
  • 2008年6月度月間1位(オリコン)
  • 2008年度年間7位(オリコン)
  • 2012年度年間73位(mora
  • 2013年度年間37位(mora)
  • 2014年度年間93位(mora)
ゴールドディスク
  • ミリオン(日本レコード協会
  • ゴールド(着うたフル「BAD COMMUNICATION -ULTRA Pleasure Style-」、日本レコード協会)[4]
B'z アルバム 年表
  • B'z The Best "ULTRA Pleasure"
  • (2008年)
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概要

B'zデビュー20周年を記念する2枚組ベスト・アルバム[5]。B'zとしては非公式ベスト・アルバム『Flash Back -B'z Early Special Titles-』以来約11年ぶりの2枚組ベスト・アルバムとなるが、公式ベスト・アルバムとしては初となる[注釈 1]

本作には"2CD+DVD版"と"2CD版"が存在しており、DVDには過去のライブ映像が収録されている。また30曲のうち、「BAD COMMUNICATION」はULTRA Pleasure Styleとして、「Pleasure'91 〜人生の快楽〜」は2008年バージョンとして新録された音源で収録している[5]。曲順は「Pleasure 2008 〜人生の快楽〜」以外はリリース順で収録されている。

本アルバム収録に伴い、ほとんどの過去の曲がリマスタリングされ、音質が向上しているものもある。

当初は“初回限定版のみにDVDが付く”と発表されていたが、通年購入できるように変更された。また、店舗によっては購入者ごとに1回くじ引きができ、ステッカーやタオル、クリアファイル等の賞品を貰うことができた。

このCDの発売を記念して、東京都渋谷区にB'zのストリートボード、フラッグ、壁面看板が期間限定で展示された。

Yahoo!動画で、「スポットライト - B'z20周年スペシャル!-」として特集が行われた[6]

発売時期がLIVE-GYMと重なったためか、4月に発売されたシングル『BURN -フメツノフェイス-』と同様に、CMを除くテレビ出演などプロモーション活動は行われなかった。

2008年12月9日に、ジャケットやレーベルを変更した10万枚限定のウィンターギフトパッケージが、『B'z The Best "ULTRA Treasure"』と共に再発売された[7]。この分の売上も本体の売上に加わり、12月22日付のオリコンチャートでは15位に再浮上した[8]

チャート成績・受賞歴

  • 本作で通算アルバム1位獲得数を22作とし、松任谷由実の21作を抜いて歴代単独1位となった[1]
  • 7週連続でオリコン週間チャートTOP10入りを果たした。これは『B'z The Best "Pleasure"』以来約10年ぶりとなる。
  • 6月19日付で出荷枚数100万枚を突破を記録し、20周年にして20作目のミリオンを獲得[9]。なお、本作がB'zのCD作品でミリオンを達成した最後の作品となっている。
  • 第23回日本ゴールドディスクでザ・ベスト10アルバム(邦楽部門)を受賞[10]
  • 2024年12月31日放送のNHK『第75回NHK紅白歌合戦』にて本作に収録されている「LOVE PHANTOM」と「ultra soul」を披露、1月13日付「オリコン週間デジタルアルバムランキング」で、先週の73位から順位を上げて1位を獲得。同ランキングではB'z初の1位獲得となった[2]

収録曲

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The First RUN
全作詞: 稲葉浩志、全作曲: 松本孝弘。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.BAD COMMUNICATION -ULTRA Pleasure Style-」 
2.BE THERE松本孝弘・明石昌夫
3.Easy Come, Easy Go!松本孝弘・明石昌夫
4.LADY NAVIGATION松本孝弘・明石昌夫
5.ALONE松本孝弘・明石昌夫
6.ZERO松本孝弘・明石昌夫
7.いつかのメリークリスマス松本孝弘・明石昌夫
8.愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない松本孝弘・明石昌夫
9.裸足の女神松本孝弘・明石昌夫
10.ねがい松本孝弘・稲葉浩志
11.love me, I love you松本孝弘・池田大介
12.LOVE PHANTOM松本孝弘・池田大介
13.ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜松本孝弘・稲葉浩志・池田大介
14.Calling松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人・池田大介
15.さまよえる蒼い弾丸松本孝弘・稲葉浩志
合計時間:
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The Second RUN
全作詞: 稲葉浩志、全作曲: 松本孝弘。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.HOME松本孝弘・稲葉浩志
2.ギリギリchop松本孝弘・稲葉浩志
3.今夜月の見える丘に松本孝弘・稲葉浩志
4.juice松本孝弘・稲葉浩志
5.ultra soul松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
6.熱き鼓動の果て松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
7.IT'S SHOWTIME!!松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
8.BANZAI松本孝弘・稲葉浩志・池田大介
9.愛のバクダン松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
10.OCEAN松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人・池田大介
11.衝動松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
12.SPLASH!松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
13.永遠の翼松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
14.SUPER LOVE SONG松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人・寺地秀行
15.Pleasure 2008 〜人生の快楽〜 
合計時間:
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Premium Live DVD(2CD+DVD版のみ)
#タイトル作詞作曲・編曲
1.愛しい人よGood Night...(B'z LIVE-GYM Pleasure '92 “TIME”)
2.もう一度キスしたかった(B'z LIVE-GYM '93 “RUN”)
3.おでかけしましょ(B'z LIVE-GYM '94 “THE 9TH BLUES -Part1-”)
4.「love me, I love you」(B'z LIVE-GYM '96 “Spirit LOOSE”)
5.「BAD COMMUNICATION」(B'z LIVE-GYM Pleasure '97 “FIREBALL”)
6.「Calling」(B'z LIVE-GYM '98 “SURVIVE”)
7.「LOVE PHANTOM」(B'z LIVE-GYM Pleasure 2000 “juice”)
8.GOLD(B'z LIVE-GYM 2001 “ELEVEN”)
9.Don't Leave Me(B'z LIVE-GYM 2003 “BIG MACHINE”)
10.「さまよえる蒼い弾丸」(B'z LIVE-GYM 2005 “CIRCLE OF ROCK”)
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楽曲解説

要約
視点

The First RUN

  1. BAD COMMUNICATION -ULTRA Pleasure Style-
    • 1stミニ・アルバム『BAD COMMUNICATION』表題曲の新録バージョン[11]
    • ハードロック調にアレンジされており、ギターソロのフレーズが大幅に変更されている。冒頭のセリフは原曲のものをサンプリングして使用している。原曲から一部カットされている箇所があるため、演奏時間は6分19秒とオリジナルよりも約1分短い。
  2. BE THERE
    • 4thシングル。このアルバムでは最も過去の音源。
  3. Easy Come, Easy Go!
    • 6thシングル。
  4. LADY NAVIGATION
    • 8thシングル。
  5. ALONE
    • 9thシングル。
  6. ZERO
    • 11thシングル。
  7. いつかのメリークリスマス
    • 4thミニ・アルバム『FRIENDS』収録曲。
  8. 愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない
    • 12thシングル。
  9. 裸足の女神
    • 13thシングル。
  10. ねがい
    • 16thシングル。
  11. love me, I love you
    • 17thシングル。
  12. LOVE PHANTOM
    • 18thシングル。
  13. ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜
    • 19thシングル『ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜/MOVE』1st beat。
  14. Calling
    • 22ndシングル。
  15. さまよえる蒼い弾丸
    • 24thシングル。

The Second RUN

  1. HOME
    • 25thシングル。
  2. ギリギリchop
    • 26thシングル。
  3. 今夜月の見える丘に
    • 27thシングル。
  4. juice
    • 29thシングル。
  5. ultra soul
    • 31stシングル。
  6. 熱き鼓動の果て
    • 33rdシングル。
  7. IT'S SHOWTIME!!
    • 34thシングル。
  8. BANZAI
    • 36thシングル。
  9. 愛のバクダン
    • 38thシングル。
  10. OCEAN
    • 39thシングル。
  11. 衝動
    • 40thシングル。シングルバージョンはアルバム初収録。
  12. SPLASH!
    • 42ndシングル。
  13. 永遠の翼
    • 43rdシングル。
  14. SUPER LOVE SONG
    • 44thシングル。このアルバムでは最も新しい音源である[注釈 2]
  15. Pleasure 2008 〜人生の快楽〜
    • 8thシングル『LADY NAVIGATION』の2nd beat「Pleasure'91 〜人生の快楽〜」の新録バージョン[11]。CDに収録されているPleasureシリーズの楽曲では3曲目にあたる[注釈 3]
    • シンセサイザーの使用部分が大幅に変更され、ギターの音も太くなっている箇所がある。また歴代のPleasureシリーズ同様、2番の歌詞が変更されているが、この他にラストのサビの一部コーラスの歌詞も変更されている。また、プロ野球福岡ソフトバンクホークスの投手又吉克樹が登場曲として使用している。

Premium Live DVD(2CD+DVD版のみ)

2008年時点で映像作品化されていなかったライブツアーから各ツアー1曲ずつ収録。

  1. 愛しい人よGood Night... [B'z LIVE-GYM Pleasure '92 “TIME”] (横浜アリーナ/1992.8.20)
    • フルバージョンでの映像化は本作が初。ピアノとボーカルで始まり、2コーラス目からバンドが参加するアレンジで披露[12]
  2. もう一度キスしたかった [B'z LIVE-GYM '93 “RUN”] (国立代々木競技場 第一体育館/1993.6.17)
  3. おでかけしましょ [B'z LIVE-GYM '94 “THE 9TH BLUES -Part1-”] (横浜アリーナ/1994.7.1)
    • 映像化は本作が初。
  4. love me, I love you [B'z LIVE-GYM '96 “Spirit LOOSE”] (国立代々木競技場 第一体育館/1996.5.22)
  5. BAD COMMUNICATION [B'z LIVE-GYM Pleasure '97 “FIREBALL”] (東京ドーム/1997.3.23)
    • 途中まで『LOOSE』に収録の「BAD COMMUNICATION (000-18)」のアレンジで演奏される[13]
  6. Calling [B'z LIVE-GYM '98 “SURVIVE”] (大阪城ホール/1998.6.2)
  7. LOVE PHANTOM [B'z LIVE-GYM Pleasure 2000 “juice”] (千葉マリンスタジアム/2000.8.9)
    • 千葉地方では雷雨が発生しており、映像でも演奏の最中に落雷が確認できる。この落雷によりスタッフに怪我人が出たことから、通常のjuiceツアーでは「LOVE PHANTOM」の後7曲演奏するところ、この後MCを挟んで2曲(アンコールラストの「juice」および「ギリギリchop」)だけ演奏すると伝え、ライブを短縮し終了している[14]
    • 2025年1月からB'zの公式YouTubeチャンネルで公開されている[15][16]
  8. GOLD [B'z LIVE-GYM 2001 “ELEVEN”] (西武ドーム/2001.7.15)
    • 映像化は本作が初。2013年に発売された映像作品『B'z LIVE-GYM 2001 -ELEVEN-』収録テイクでは、カメラアングルやカット割り等が変更されている。
  9. Don't Leave Me [B'z LIVE-GYM 2003 “BIG MACHINE”] (東京ドーム/2003.12.27)
  10. さまよえる蒼い弾丸 [B'z LIVE-GYM 2005 “CIRCLE OF ROCK”] (幕張メッセ・イベントホール/2005.7.7)
    • ホール・アリーナツアーでのみ演奏され、続くドームツアーからはセットリストから外されたため、2013年に発売された映像作品『B'z LIVE-GYM 2005 -CIRCLE OF ROCK-』(大阪ドーム公演を収録)には本曲は未収録となっている。
    • ちなみに、同ツアーで演奏され映像化されていない楽曲は「Sanctuary」のみである。

参加ミュージシャン

脚注

外部リンク

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