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『龍刻 RYU-KOKU』(りゅうこく)は、2006年9月21日に日本のコンピュータゲームブランド・KIDより発売されたPlayStation 2用ゲームソフト。2011年10月13日にはサイバーフロントよりPlayStation Portable版が発売された。
前世からの記憶ゆえに妖怪との争いに巻き込まれた少年が、やがて自らの意思で守るべきものを見出していくさまを描く伝奇小説的作品。ヒロイン数は5名。
伝奇ものが主題として選ばれたのはそれまでのKID作品にはなかったからであり、「伝奇メモオフ」のイメージで製作された。また、フォグの作品『久遠の絆』の影響も若干ある[1]。
テーマが「和」であることから、音楽には笛や三味線などの和楽器が取り入れられている[2]。動きのあるCGを使用したり、千年前の情景では文章が縦書きになるなど、視覚的な演出も多い。
水不足が報じられる6月、ツカサは自分を見つめて涙する女性の夢を繰り返し見るようになっていた。そんなさなか彼の前に現れたのは、いとこを自称する美流。それまで逢った覚えはないはずなのに、どこか懐かしく感じる彼女の面影は、夢の中の女性に似ていた。
時を同じくして、ツカサの周囲で奇怪な存在……妖(あやかし)がうごめき始める。立て続けに起こる事件とツカサの夢には、どんな関係があるのだろうか。
同社作品である Memories Offシリーズへのオマージュが散見される。例えば…
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