Loading AI tools
東京都足立区の町名 ウィキペディアから
東京都足立区の西部、荒川北岸に位置する。町域面積は区内最大である。
隣接する地域は、北は加賀・皿沼、東は谷在家・江北、南は椿・堀之内、西は埼玉県川口市東領家。
住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、鹿浜6-10-15の地点で24万5000円/m2となっている[5]。
「鹿浜」の名称が行政地名として登場するのは江戸時代の「鹿浜村」が最初であった。「鹿浜」の「鹿」はかつて「シカ」ではなく「シシ」と読まれ、古くは「ししはま」であった[注釈 1]。現代でも「しっしゃま」と発音する人もいる。「シシ」は鹿や猪など獣全般、「浜」は水分を大量に含んだ土地を表し、「獣が多く出没する水湿地帯」という意味が推察できる。また「しし」は「地崩れ」を指し「崩れやすく安定しない河川敷の状態」を言ったとも考えられる。この「しし」にも「鹿」の字を当てる例が多く、何れも後に「しか」と読まれている。さらに水分を大量に含んだ土のことを「シシ」ということがあり湿地の川岸を「シシハマ」といったとも考えられる。 足立区の古名は「渕江」という名称であったが[要出典]、これは足立区が湿地帯に属していたためであった。このことからも鹿浜地区が湿地帯の一角を成していたことが推察できる。
2024年(令和6年)4月1日現在(足立区発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
国勢調査による人口の推移。
国勢調査による世帯数の推移。
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[13]。なお、足立区では学校選択制度を導入しており、区内全域から選択することが可能。ただし、小学校に関しては、2018年(平成30年)度から学区域または学区域に隣接する学校のみの選択になる[14]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
鹿浜一丁目 | 12番以降 | 足立区立鹿浜五色桜小学校 | 足立区立鹿浜菜の花中学校 |
1番から11番 | 足立区立鹿浜未来小学校 | ||
鹿浜二丁目 | 全域 | ||
鹿浜三丁目 | 3〜5番、13〜17番 21〜25番、30番以降 | ||
1〜2番、6〜12番 18〜20番、26〜29番 | 足立区立鹿浜五色桜小学校 | ||
鹿浜四丁目 | 1〜25番 | ||
26番以降 | 足立区立鹿浜未来小学校 | ||
鹿浜五丁目 | 1〜21番 24番(都営住宅1号棟〜10号棟) 25〜28番 | ||
22〜23番 24番(都営住宅1号棟〜10号棟を除く) 29番以降 | 足立区立加賀中学校 | ||
鹿浜六丁目 | 全域 | 足立区立鹿浜菜の花中学校 | |
鹿浜七丁目 | 全域 | 足立区立鹿浜第一小学校 | |
鹿浜八丁目 | 1〜20番 | ||
21番以降 | 足立区立加賀中学校 |
2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
鹿浜一丁目 | 82事業所 | 857人 |
鹿浜二丁目 | 132事業所 | 1,008人 |
鹿浜三丁目 | 125事業所 | 1,276人 |
鹿浜四丁目 | 133事業所 | 1,393人 |
鹿浜五丁目 | 114事業所 | 1,958人 |
鹿浜六丁目 | 111事業所 | 854人 |
鹿浜七丁目 | 89事業所 | 851人 |
鹿浜八丁目 | 114事業所 | 666人 |
計 | 900事業所 | 8,863人 |
経済センサスによる事業所数の推移。
経済センサスによる従業員数の推移。
当地域と川口駅、赤羽駅、赤羽岩淵駅、王子駅、王子神谷駅、西新井駅、北千住駅などを結ぶ路線バスが多数運行されている。
宝蔵寺開山墓碑と伝えられる正和元年(1312年)の板碑を始めとして、中世の頃に立てられた数々の板碑が残されているため、鹿浜の地にはこの頃から人が住んでいたことが考えられる。しかし、鹿浜村の名は、江戸時代初期までは文献に登場していない。
鹿浜村の範囲は現在の鹿浜地区よりも広く、南は現在の新田地区の隅田川岸まで、北は加賀皿沼を越えて現在の入谷地区まで達していた。また、現在の新田地区もかつては「鹿浜新田」という鹿浜村の分村であった。
大正時代に行われた荒川放水路の開削によって鹿浜は分断され、足立区成立時に放水路以北は北鹿浜町、放水路以南(字が道明塚耕地、萱野耕地、仲道耕地、古道耕地の地域)は南鹿浜町とされた。現在の鹿浜地区の大部分はこの旧北鹿浜町に属する地域である。そのうち加賀・皿沼などの他地区に混在していた地域は、住居表示の実施時に周辺の町名に再編された。旧南鹿浜町は現在新田地区の一角をなしている。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.