鳴門市営バス
日本の徳島県鳴門市で運営していた路線バス・貸切バスの地方公営企業 ウィキペディアから
鳴門市営バス(なるとしえいバス)は、徳島県鳴門市企業局運輸事業課が運営していた路線バス・貸切バスである。
かつては鳴門市運輸部が運営していたが、2005年(平成17年)4月1日に鳴門市の組織再編が実施され、企業局運輸事業課による運営となっていた。
概要
鳴門市内にくまなく路線を延ばしていたほか、延長部分として香川県東かがわ市引田駅、板野郡板野町板野駅の鳴門市外までの路線を持つとともに、2002年(平成14年)3月31日まで兵庫県南淡町(現:南あわじ市)福良までの路線を持ち、公営バスでありながら3県にまたがる運行エリアを有していた。
しかし、モータリゼーションに伴う利用客減少や、鳴門市の財政悪化に伴って、かつての運行規模を維持することが困難になったため、多くの路線を廃止・減便するなど経営改革に取り組んだり、100円均一運賃の循環バスの運行を開始し、利用者の拡大も図っていたものの、経営状況は依然として大変厳しい状況であった。段階的に民間委託を開始し、2009年(平成21年)1月1日より、一部路線が地元のタクシー会社である鳴門第一タクシーへ委託され「鳴門市地域バス」として運行を開始。市営バス事業は2012年(平成24年)度をもって終了した[1]。
2012年12月13日の徳島新聞の報道で、2013年3月31日をもって市営バス事業から撤退し、移譲先は徳島バスとすることが発表された。徳島バスは同年4月1日から運行を開始した[2]。
廃止に先立ち、2013年3月27日より3月31日まで「さよなら鳴門市バス写真展」がキョーエイ鳴門駅前店において、入場無料で開催された[3]。
営業所及び営業路線
営業終了時点での直営路線
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路線バス車両は2010年(平成22年)3月31日現在で21台保有していた[4]。
北泊線
大麻線
鳴門駅前 - 郵便局前 - 鳴門一中前 - 第一高校前 - 金比羅前 - 教会前 - 立道 - 池谷駅前 - 板東駅東 - 霊山寺前 - ドイツ館 - 二番札所前 - 川端駅前 - 板野駅南
引田線
営業終了より前に廃止された路線
鳴門スカイライン線
徳長粟津線
福良線
- 郵便局前 - 鳴門駅前 - 図書館前 - 競艇場前 - 黒山 - 淡路島南インターチェンジ - 福良(バス停は福良バスターミナルとは異なる一般道上に設置されていた)
大麻線川崎経由便
鳴門公園線(この路線は現在徳島バスが徳島駅発着便とは別に区間便を運行)
- 郵便局前 - 鳴門駅前 - 三ツ石口 - 八木の鼻 - 大塚国際美術館 - 観光港 - 鳴門公園
鳴門市地域バスへ移管された路線
高島線
里浦粟津運動公園線
鳴門駅前 - 郵便局前 - (運動公園) - 大塚製薬前 - 里浦口 - 粟津
- 運動公園は便により経由しない便がある。
市内循環線(市内循環バス)
鳴門駅前 → 高速鳴門バス停前 → 鳴門病院 → 中央商店街 → 市役所前 → 郵便局前 → 鳴門駅前(2012年(平成24年)4月1日市営バスから地域バスへ移行)
貸切バス
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貸切バス事業は一般・観光とも2005年(平成17年)9月30日をもって大幅に縮小し、以降は鳴門競艇場送迎バスなどに限定されていた[5]。
- 貸切バス
- 路線バス車両貸切運用
車両
2007年(平成19年)には、鳴門市営バスでは初のノンステップバスとして日野・ポンチョが2台導入された。
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脚注
関連項目
外部リンク
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