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東京都葛飾区の町名 ウィキペディアから
葛飾区の中央部、中川の東岸に位置し、北は新宿(にいじゅく)、南は細田や奥戸に、東は柴又、鎌倉などにそれぞれ接している。西は中川の対岸に青戸があり、高砂橋で繋がっている。高砂橋付近で中川と新中川が分流しているため、南西部の一丁目のみ、二丁目から八丁目までとは新中川で東西に隔てられている。二丁目との間に高砂諏訪橋が架かっている。
町域の中央にある京成電鉄の京成高砂駅は、京成本線、北総鉄道、京成金町線が分岐するターミナルとして機能する地上駅(橋上駅・高架駅)である。駅の南東側にはイトーヨーカドーがある。町域内は主に住宅地として利用される。
なお、京成高砂駅近くは平面交差であり、電車の往来の激しい踏切で人や自動車の往来が妨げられることがしばしばある。
新宿方面から西部の水路沿いを南下し、高砂八丁目交差点に至る道は古くは千葉県佐倉市に至る佐倉街道であった。また、高砂一丁目を環七通りが南北に貫いている。その北端に青砥橋があり、青戸と繋がっている。町域内にはこの他、高砂6-1に怪無池(けなしいけ)、高砂7-13に山田検校の墓のある源照寺、高砂1-2に奥戸総合スポーツセンター(野球場、テニスコート、温水プール、エイトホール)、高砂5-55に京成電鉄の車両基地などがある。
京成高砂駅を中心とした生活エリアを高砂、あるいは京成高砂と呼ぶこともある。この場合、細田の一部なども含まれることがある。
住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、高砂1-14-4の地点で30万9000円/m2、高砂8-19-5の地点で35万円/m2となっている[6]。
1932年(昭和7年)の葛飾区誕生にいたるまで、近辺は長く曲金(まがりかね)と呼ばれる農村地域で、明治の地租改正の際、曲金村の小字名をつけるのにいくつかの謡曲から借用した。
1889年(明治22年)の市制・町村制で曲金村は南葛飾郡奥戸村の大字となった。葛飾区成立の際、これに併せて前述の謡曲から取った小字名の一つで、京成電気軌道(現京成電鉄)の駅名になっていた高砂を縁起も語感も良くない曲金の代わりに旧曲金村を領域とする新町名に採用した。
1965年(昭和40年)の新住居表示実施に伴い、それまでの諏訪町や高砂町の大部分、新宿町三丁目などより新たに高砂が誕生した。
2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
国勢調査による人口の推移。
国勢調査による世帯数の推移。
2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
高砂一丁目 | 68事業所 | 403人 |
高砂二丁目 | 116事業所 | 574人 |
高砂三丁目 | 157事業所 | 1,138人 |
高砂四丁目 | 3事業所 | 69人 |
高砂五丁目 | 191事業所 | 1,652人 |
高砂六丁目 | 41事業所 | 265人 |
高砂七丁目 | 57事業所 | 288人 |
高砂八丁目 | 71事業所 | 396人 |
計 | 704事業所 | 4,785人 |
経済センサスによる事業所数の推移。
経済センサスによる従業員数の推移。
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