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日本のギタリスト、ベーシスト ウィキペディアから
長岡 道夫 (ながおか みちお、1949年11月7日[2] - )は日本のギタリスト、ベーシスト。作・編曲家。神奈川県川崎市出身[3]。スタジオ・ミュージシャンとして伊藤銀次、大瀧詠一、松山千春、岡村孝子、岩崎良美、河合奈保子、松田聖子他多くの歌手のレコーディングに参加している。
小学6年生から中学までの3年間クラシック・ギターを弾く。ギターの弾き方は基本的にすべて独学で覚えていった。ちなみに小学校の卒業文集には、将来音楽で生計を立てることを想像していたように「僕は坂本九ちゃんの二代目になる」と書いている[4]。高校生でバンドを結成した頃、久々に会った中学時代の同窓生のギターが上手くなっていたことに驚き、元同級生が「いい先生だよ」と言う教室を訪ね色々と教わるが、習っている時間が無駄に感じ「意味ないな。自分で練習すりゃいい」と思ったという[4]。
後にベースに転向し、プロになってすぐウッド・ベースを買う。レッド・ガーランドのアルバムを聴いてポール・チェンバースの演奏に憧れるが、ジャズに対して恐怖心があった長岡は、習うことによって恐怖心やコンプレックスを払拭できるかもと考え、熟練者から「弓はこうやって持つんだよ」など指導を受けるが全くピンと来ず、家で譜面を見て練習すればいいと思い、通うのを止めてしまう。その時、自分は楽器については人から聞いて習得するタイプではないなと悟ったという[4]。
その後ナイトクラブでの演奏を始め、1968年、19歳の時に東京キューバン・ボーイズのパーカッション奏者である小野寺猛士率いるバンド ″ロス・オノデラス″に参加した後、1971年に森山良子のサポートメンバーとして全国ツアーに加わる。
村岡健グループに直居隆雄等と共に参加していたこともある。1978年に芳野藤丸、大谷和夫、山木秀夫らと ″One Line Band″ を結成し、バンドと同名のシングルと、アルバム『Yellow Magic』を発表する。同バンドは翌年、レコード会社の移籍に伴いバンド名を ″SHŌGUN″ に変更し、日本テレビ系TVドラマ「俺たちは天使だ!」のサウンドトラックとしてアルバム『SHŌGUN』と、主題歌となったシングル「男達のメロディー」がリリースされる。SHŌGUNは翌年ケーシー・ランキンを正式メンバーに迎え、スタジオ・ミュージシャンであり自らも作品を発表するプロ集団として活動。合計3枚のアルバムと5枚のシングルをリリースするが、1980年代前半に解散(自然消滅に近い)する。SHŌGUN解散後の1983年には斉藤ノヴ、松原正樹、島村英二、新川博等とスタジオ・ミュージシャン・グループ ″AKA-GUY″ を結成。ライブ活動を積極的に行い、1986年にはアルバム『AKA-GUY』がリリースされる[5]。
長岡は、ザ・ドリフターズが出演したTBS系バラエティ番組「8時だョ!全員集合」の1979年に始まったコント・コーナーで加藤茶と志村けんが踊る ″ヒゲダンス″ の際に流される曲【「ヒゲ」のテーマ 】でもベースを弾いている。ソウルミュージックを好んだ志村の意向を反映し、テディ・ペンダーグラスの「Do Me」(1979年)のベース音を抜き出してアレンジされている。この曲は好評を得て、翌1980年にレコード化された[3]。
SHŌGUNは1997年にメンバーチェンジを経て再結成され、シングル2枚とアルバム1枚を発表。その後メンバーのケーシー・ランキンが脱退するが、2000年にも新曲をリリースしている[6]。現在は芳野藤丸と二人でSHŌGUNのオリジナル・メンバーとして活動を継続しており、ライブはサポート・ミュージシャンを迎えて行っている。
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