鈴木彩艶
日本のサッカー選手 (2002-) ウィキペディアから
鈴木 彩艶(すずき ざいおん、2002年8月21日 - )は、 日本のプロサッカー選手。セリエA・パルマ所属。ポジションはゴールキーパー。日本代表。埼玉県さいたま市浦和区出身。
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名前 | ||||||
本名 | 鈴木 彩艶 | |||||
愛称 | ザイオン | |||||
カタカナ | スズキ ザイオン | |||||
ラテン文字 | SUZUKI Zion | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
日本 ガーナ | |||||
生年月日 | 2002年8月21日(22歳) | |||||
出身地 | 埼玉県さいたま市浦和区 | |||||
身長 | 192cm[1] | |||||
体重 | 101kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | パルマ | |||||
ポジション | GK | |||||
背番号 | 31 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2006-2008 | 浦和大東サッカースポーツ少年団 | |||||
2009-2014 | 浦和レッズジュニア | |||||
2015-2017 | 浦和レッズジュニアユース | |||||
2018-2020 | 浦和レッズユース | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2021-2024 | 浦和レッズ | 8 | (0) | |||
2023-2024 | → シント=トロイデン(loan) | 32 | (0) | |||
2024 | シント=トロイデン | 0 | (0) | |||
2024- | パルマ | |||||
代表歴2 | ||||||
2016-2017 | 日本 U-15 | 7 | (0) | |||
2017 | 日本 U-16 | 2 | (0) | |||
2017-2019 | 日本 U-17 | 9 | (0) | |||
2022 | 日本 U-21 | 6 | (0) | |||
2023 | 日本 U-22 | 5 | (0) | |||
2021 | 日本 U-24 | 1 | (0) | |||
2022- | 日本 | 18 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年6月1日現在。 2. 2025年3月25日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
経歴
要約
視点
プロ入り前
幼稚園の頃に兄の影響でサッカーを始め[2]、浦和大東スポーツサッカー少年団に入団。その後小学校時代から浦和レッズのアカデミーに所属し[3]、浦和ユース在籍中の2019年2月1日、浦和とクラブ史上最年少となる16歳5か月11日でプロ契約を締結[4]。8月9日、2種登録選手としてトップチーム登録された[3]。
2020シーズンも2種登録され[5]、2月21日、リーグ開幕戦の湘南ベルマーレ戦で怪我で離脱した福島春樹に代わり、ベンチ入りを果たした。その後も福島と控えの一枠を争い、リーグ戦16試合でベンチ入りしたが[6]、シーズン通して試合出場はなかった[7]。8月21日、浦和と契約更新した[4]。
浦和レッズ
2021シーズンより正式にトップチームへ昇格し、背番号が12番となった[7]。2月27日、リーグ開幕戦のFC東京戦でベンチ入りを果たすと、続く3月2日、JリーグYBCルヴァンカップ第1節湘南ベルマーレ戦で先発に抜擢、公式戦初出場を果たした[6]。また、この出場によりGKでのクラブ最年少出場となった[8]。5月9日のJ1リーグ第13節ベガルタ仙台戦では、これまでレギュラーポジションを持っていた西川周作に代わり、先発に抜擢されてリーグ戦に初出場し、無失点での勝利に貢献した[9]。22日、J1リーグ第15節のヴィッセル神戸戦でも無失点勝利に貢献し、川口能活以来史上2人目となる、J1デビューから3戦連続無失点を達成した[10]。10月25日、ルヴァンカップの活躍が評価され、ゴールキーパーとしては史上2人目となるニューヒーロー賞を受賞した[11]。リーグ戦では最終的に西川にポジションを再び譲ったが、自身の初出場を含む6試合に出場した。
2022シーズン、新設されたチームの若手キャプテンに任命された。
シント=トロイデンVV
2023年8月、プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドFCから移籍金9億円以上での獲得オファーが来たが断り、ベルギー1部のシント=トロイデンVVに期限付き移籍した[12][13][14]。前年まで正GKを務めたシュミット・ダニエルが退団に近づいたことから、シュミットに代わり加入早々から正GKに抜擢されると、リーグ戦32試合に出場し、多くの試合で好パフォーマンスを披露した。
2024年2月1日、シント=トロイデンVVに完全移籍すると発表。完全移籍への移行は2024年7月から[15]。
パルマ・カルチョ1913
2024年7月15日、セリエAのパルマ・カルチョ1913に完全移籍した。同クラブでは中田英寿以来2人目の日本人選手となり、また日本人GK初のセリエA挑戦となる[16]。契約は2029年6月30日までの5年間[16] で、移籍金は17億円[17]。
代表
2017年9月、FIFA U-17ワールドカップに出場するU-17日本代表のメンバーに飛び級で選出された[18]。
2019年5月、FIFA U-20ワールドカップのU-20日本代表に飛び級で選出された[19]。同年10月、FIFA U-17ワールドカップに出場した。
2021年7月1日、最年少の18歳ながら飛び級で東京オリンピック(U-24日本代表)のメンバーに選出された。
2022年、AFC U23アジアカップに飛び級で選出された。本大会では正GKとして活躍し、3位入賞に貢献した。7月13日、EAFF E-1サッカー選手権2022に出場する日本代表に初めて選出された[20]。
2023年6月、ヨーロッパ遠征をするU-22日本代表のメンバーに選出[21]、U-22オランダ戦に出場した。10月には、同月に行われる国際親善試合に向けた日本代表に選出[22]、キリンチャレンジカップチュニジア戦で先発出場した。11月21日、FIFAワールドカップ・アジア2次予選のシリア戦に出場し、川口能活が持つ21歳220日でのW杯予選ゴールキーパー最年少出場記録を塗り替える、21歳92日での出場を果たした[23]。
2024年1月、AFCアジアカップ2023に臨む日本代表のメンバーに選出され、正キーパーとして全試合出場を果たした。
人物
- ガーナ人の父と日本人の母を持ち、兄がいる[24]。アメリカで生まれ埼玉で育った[25]。名前の彩艶(ザイオン、Zion)は、聖書に登場する聖なる丘「Zion」に由来している[24]。
- 2013年に設立された浦和レッズジュニアの一期生であり、トップチームの試合に出場したジュニア出身者の第1号である[26]。
- フィジカルトレーニングに懸命に励んでおり、高校生時点でベンチプレス125kg挙げる程の筋力を誇る[27]。同僚の宇賀神友弥が「すでにとんでもない身体してるのに、誰よりも遅くまで残って筋トレしてる」と賞賛し、元日本代表の川口能活は「体重があるのが魅力的」と評価している[28][29]。
- 2024年10月、アジア人のGK市場価値ランキングで1位(700万ユーロ)となった。
所属クラブ
- 浦和大東サッカースポーツ少年団 / 浦和レッズジュニア(さいたま市立大東小学校)
- 2015年 - 2017年 浦和レッズジュニアユース(さいたま市立木崎中学校)
- 2018年 - 2020年 浦和レッズユース(N高等学校)
- 2021年 - 2024年 浦和レッズ
- 2023年8月 - 2024年6月 シント=トロイデンVV(期限付き移籍)
- 2024年7月 シント=トロイデンVV
- 2024年7月 - パルマ・カルチョ1913
個人成績
国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2021 | 浦和 | 12 | J1 | 6 | 0 | 9 | 0 | 0 | 0 | 15 | 0 |
2022 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | |||
2023 | 0 | 0 | 5 | 0 | 1 | 0 | 6 | 0 | |||
ベルギー | リーグ戦 | リーグ杯 | ベルギー杯 | 期間通算 | |||||||
2023-24 | シント=トロイデン | 1 | ジュピラー | 32 | 0 | - | 0 | 0 | 32 | 0 | |
イタリア | リーグ戦 | イタリア杯 | オープン杯 | 期間通算 | |||||||
2024-25 | パルマ | 31 | セリエA | 0 | 0 | - | |||||
通算 | 日本 | J1 | 8 | 0 | 16 | 0 | 1 | 0 | 25 | 0 | |
ベルギー | ジュピラー | 32 | 0 | - | 0 | 0 | 32 | 0 | |||
イタリア | セリエA | ||||0||0||colspan=2|-|||| | |||||||||
総通算 | 40 | 0 | 16 | 0 | 1 | 0 | 57 | 0 |
- 2019年、2020年は2種登録選手 (共に2種登録選手としての出場無し)
タイトル
クラブ
- 浦和レッズ
- 天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会:1回(2021年)
- スーパーカップ:1回(2022年)
- AFCチャンピオンズリーグ:1回(2022年)
代表
- U-21日本代表
- ドバイカップU-23:1回(2022年)
- 日本代表
- EAFF E-1サッカー選手権:1回(2022年)
個人
代表歴
- U-15日本代表
- デッレナツィオーニトーナメント(2016年)[30]
- スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)プログラム 南アジア・日本U-16サッカー交流(2017年)
- U-16日本代表
- U-16インターナショナルドリームカップ(2017年)[31]
- U-17日本代表
- FIFA U-17ワールドカップ(2017年)
- 国際ユースサッカーin新潟(2018年)
- スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)プログラム 南米・日本U-17サッカー交流(2019年)
- FIFA U-17ワールドカップ(2019年)
- U-19日本代表
- U-20日本代表
- FIFA U-20ワールドカップ(2019年)
- U-21日本代表
- ドバイカップU-23(2022年)
- AFC U23アジアカップ(2022年)
- U-22日本代表
- AFC U23アジアカップ予選(2023年)
- U-23日本代表
- U-24日本代表
- 東京オリンピック(2021年)
- 日本代表
- EAFF E-1サッカー選手権2022(2022年)
- MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023(2023年)
- 2026 FIFAワールドカップ・アジア2次予選兼AFCアジアカップ 2027・予選(2023年,2024年)
- AFCアジアカップ2023(2024年)
- 2026 FIFAワールドカップ・アジア3次予選(2024年,2025年)
試合数
- 国際Aマッチ 18試合 0得点(2022年 - )
出場
No. | 開催日 | 開催都市 | スタジアム | 対戦国 | 結果 | 監督 | 大会 |
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1. | 2022年7月19日 | ![]() | 茨城県立カシマサッカースタジアム | ![]() | ○6-0 | 森保一 | EAFF E-1サッカー選手権2022 |
2. | 2023年10月17日 | ![]() | 御崎公園球技場 | ![]() | ○2-0 | キリンチャレンジカップ2023 | |
3. | 2023年11月21日 | ![]() | プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム | ![]() | ○5-0 | 2026 FIFAワールドカップ・アジア2次予選兼AFCアジアカップ 2027・予選 | |
4. | 2024年1月1日 | ![]() | 国立競技場 | ![]() | ○5-0 | TOYO TIRES CUP 2024 | |
5. | 2024年1月14日 | ![]() | アル・トゥマーマ・スタジアム | ![]() | ○4-2 | AFCアジアカップ2023 | |
6. | 2024年1月19日 | ![]() | エデュケーション・シティ・スタジアム | ![]() | ●1-2 | ||
7. | 2024年1月24日 | ![]() | アル・トゥマーマ・スタジアム | ![]() | ○3-1 | ||
8. | 2024年1月31日 | ![]() | ○3-1 | ||||
9. | 2024年2月3日 | ![]() | エデュケーション・シティ・スタジアム | ![]() | ●1-2 | ||
10. | 2024年3月21日 | ![]() | 国立競技場 | ![]() | ○1-0 | 2026 FIFAワールドカップ・アジア2次予選兼AFCアジアカップ 2027・予選 | |
11. | 2024年9月5日 | ![]() | 埼玉スタジアム2002 | ![]() | ○7-0 | 2026 FIFAワールドカップ・アジア3次予選 | |
12. | 2024年9月10日 | ![]() | バーレーン・ナショナル・スタジアム | ![]() | ○5-0 | ||
13. | 2024年10月10日 | ![]() | キング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアム | ![]() | ○2-0 | ||
14. | 2024年10月15日 | ![]() | 埼玉スタジアム2002 | ![]() | △1-1 | ||
15. | 2024年11月15日 | ![]() | ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム | ![]() | ○4-0 | ||
16. | 2024年11月19日 | ![]() | 廈門白鷺体育場 | ![]() | ○3-1 | ||
17. | 2025年3月20日 | ![]() |
埼玉スタジアム2002 | ![]() |
○2-0 |
脚注
関連項目
外部リンク
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