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日本の翻訳家、児童文学研究家 (1954-) ウィキペディアから
金原 瑞人(かねはら みずひと、1954年(昭和29年)11月29日 - )は、日本の翻訳家・児童文学研究家。法政大学社会学部教授。学位は、文学修士(法政大学)。芥川賞作家金原ひとみの実父[1]。
大学時代は、大久保博、犬飼和雄に師事。鏡 美香名義でハーレクイン・ロマンスを翻訳して、翻訳家デビュー。また、1984年(昭和59年)から犬飼主催の海外の児童文学を紹介する同人誌「海外児童文学通信」を編集刊行。
英語圏のヤング・アダルト小説の翻訳を多数行い、大学同窓の赤木かん子とともに、「ヤング・アダルト」概念の確立に貢献。
1980年代後半からバベル翻訳学院で翻訳講座を担当し、斎藤倫子、渡邊了介、佐藤弓生、宮坂宏美らを育てる。
また、1989年(昭和64年/平成元年)に見学したアイオワ大学の創作ゼミに触発され、法政大学社会学部で小説創作ゼミを開講した。このゼミは古橋秀之、秋山瑞人、早矢塚かつや、志瑞祐、瑞嶋カツヒロ、高野小鹿、山岡ミヤらの小説家を輩出し、実娘であるひとみも受講経験を持つ[1]。小説家以外にも、コントユニット「夜ふかしの会」の構成作家・岡田幸生と内田崇文や、歌人の藤本玲未なども輩出している。
講談社児童文学新人賞の選考委員もつとめた。2015年(平成27年)、第一回日本翻訳大賞選考委員。
岡山県岡山市生まれ。1973年岡山県立岡山大安寺高等学校卒、1979年法政大学文学部英文学科卒業。1982年同大学院人文科学研究科英文学専攻修士課程修了。1985年同博士課程を単位取得満期退学し、同大学第一教養部非常勤講師となる。1989年同社会学部専任講師、1991年同社会学部助教授。1998年社会学部教授、2010年社会学部長。
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