日比谷野外音楽堂
ウィキペディアから
ウィキペディアから
日比谷野外音楽堂(ひびややがいおんがくどう、Hibiya Open-Air Concert Hall)は、東京都千代田区の日比谷公園内にある都立の野外音楽堂[1]。大小二つの音楽堂があり、東京都立公園条例施行規則での正式名称はそれぞれ「日比谷公園大音楽堂」及び「日比谷公園小音楽堂」である[2]。1905年(明治38年)に日本初の野外公会堂として音楽堂が完成し[3]、その後1923年(大正12年)7月により大型の大音楽堂が完成したことで、先にできていた音楽堂は小音楽堂と呼ばれるようになった[4]。
日比谷野外音楽堂 Hibiya Open-Air Concert Hall | |
---|---|
大音楽堂(2019年) | |
情報 | |
通称 | 日比谷野音、野音[1] |
正式名称 | 日比谷公園大音楽堂[1] |
完成 | 1923年7月 |
収容人員 | 3,053[1]人 |
客席数 |
大音楽堂 椅子:2,653席、立見:385席、車椅子対応:15席 小音楽堂 1,075席 |
延床面積 | 718m² |
用途 | コンサート、集会 |
運営 |
東京都指定管理者 日比谷公会堂・大音楽堂管理事務所 |
所在地 |
〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-5 |
位置 | 北緯35度40分20.5秒 東経139度45分14.5秒 |
アクセス | 地下鉄霞ケ関駅、内幸町駅、日比谷駅下車 |
外部リンク | 日比谷公会堂/日比谷野音 公式HP |
大音楽堂は「日比谷野音(やおん)」「野音」と略称・通称される[5][1]。ステージ以外に屋根がなく、楽屋が狭いなど施設として不利な面もあるが、開放的な空間で「音がどこまでも飛んでゆく[6]」という評価もあり、著名なミュージシャンのコンサートが多く開かれた。「音楽の聖地[1]」「ロックの聖地[6]」「フォークの殿堂[6]」と呼ばれる。老朽化に伴い建て替えが予定されている[7]。
1923年(大正12年)に日本最初の大規模野外音楽堂として完成した。客席数は椅子2,653席、立見385席、車椅子対応15席[8]。
東京23区内に野外でライブを開けて、しかも観客が3500人以上入るような会場自体はあまりなく[9]、様々なアーティストのコンサートに使われるほか、毎年5月1日のメーデーや、市民団体の集会なども行われる。
日比谷公園内外への音響による影響を考慮し、音楽系イベントでの利用は土曜日、日曜日、休日に限定されている[10]。2021年度までは4月から10月まで限定していた。音出しに関しては土曜は15時以降、日曜や休日は12時以降という制限がある[10]。建て替えでは屋根を客席前方まで広げ、開放的な雰囲気は維持しつつ音漏れを減らす予定である[7]。
使うには、著名人であっても予定日の1年前に行なわれる抽選に参加することが必要で、公平に決められる[1]。
初代の大音楽堂は1923年(大正12年)7月に開設され[11][12]、太平洋戦争(大東亜戦争)中の1943年(昭和18年)から一時休館する。戦後はGHQに接収されたが、接収解除後の1954年(昭和29年)8月に改築の上、2代目大音楽堂として再開した[11]。老朽化が進行して1982年(昭和57年)から全面改築工事を行い、1983年(昭和58年)8月に3代目大音楽堂として完成し、現在に至る[11]。
2006年(平成18年)4月1日から、日比谷公会堂とともに、東京都の指定管理者が管理している。
2023年(令和5年)4月~11月にかけて実施される「日比谷野外音楽堂開設100周年記念事業」のオープニングセレモニー「祝・日比谷野音100周年オープニングセレモニー」が同年4月15日に実行委員長を務める音楽プロデューサーの亀田誠治や実行委員の武部聡志、KREVA、東京都知事の小池百合子、警視庁音楽隊らが参加して行われた[13]。
2024年度以降は、施設の老朽化のため休館し、東京都建設局の「都立日比谷公園再生整備計画」の一環として建て替えられる計画である[5]。
日本初の野外音楽堂として1905年(明治38年)に完成し、軍楽隊による演奏が行われた[3][4]。1923年(大正12年)9月の関東大震災で倒壊したが後日再築された[4]。1983年(昭和58年)に大音楽堂とともに建て替えられた[4](北緯35度40分26.2秒 東経139度45分25.2秒)。
客席数は1,000[16]。最大の特徴は全ての催事が無料であることで、小音楽堂の利用条件は「一般に開放する無料コンサートのみ」となっている[16]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.