野毛山公園
横浜市西区にある公園 ウィキペディアから
野毛山公園(のげやまこうえん)は、神奈川県横浜市西区に位置する都市公園(総合公園)。面積は約9.1ha、敷地内には野毛山動物園があり、約380本ある桜の名所としても有名である[2][3]。園内からはみなとみらい地区も一望できる。
沿革
古くから、野毛浦(現:野毛町)に面した標高50mの丘陵一帯を野毛山と称していた。
- 1859年 横浜が開港すると、開港場より東に外国人が居住、西の野毛山は日本人の豪商たちの住宅地となり、原善三郎や茂木惣兵衛らの邸宅が建てられた[4]。
- 1887年 ヘンリー・スペンサー・パーマーによって野毛山に横浜水道の配水池が設置され、日本初の近代水道が始まる[5]。
- 1923年 関東大震災で野毛山も被災。
- 1926年 野毛山は避難場所も兼ねた公園となって一般公開される。開園当時は、回遊式日本庭園、西洋庭園、折衷庭園の三つの様式を持っていた[6]。
- 第二次世界大戦中は陸軍に使用され、戦後1947年までは米軍に接収されていた。
- 1949年 日本貿易博覧会が開催、野毛山が第一会場となる[2]。
- 1951年 日本庭園部分に動物園が、配水池に連なる洋式庭園部分に児童遊園が造られ、「野毛山遊園地」として開園。
- 1964年 配水池の老朽化により配水池を地下に新設、児童遊園も含めた配水池地区を公園とした[2]。これにより、動物園地区は野毛山動物園となり現在の形となる。
- 1971年 横浜市初のスロープ式歩道橋「野毛のつり橋」完成。
- 1987年 横浜水道創業100年を記念して、パーマーのブロンズ胸像が除幕。
- 2002年 動物園地区で1999年から改修工事が行われ、野毛山動物園が11月リニューアルオープン。
- 2009年 配水池地区のバリアフリー化[7]、改修工事着工。
- 2011年 二代目野毛山公園展望台が8月1日オープン[8]。
施設
- 動物園地区
- 横浜市立野毛山動物園、横浜市電展示保存
- 野毛のつり橋、案内板(柳宗理作)
- 展望地区
- 旧野毛山配水池
- ヘンリー・スペンサー・パーマー胸像
- 競技会場地記念碑
- 展望台(二代目)[8]
- 2階(こもれびテラス):高さ3.6〜5.1m 面積30m2
- 3階(展望テラス):高さ6.3m 面積102m2(3階標高:約57m)
- 付帯設備:エレベーター、多目的トイレ、男子トイレ、女子トイレ
- 3on3バスケットボールコート
- 遊具広場
- 散策地区



- ラジオの聴取契約者が100万人を越えた記念に、日本放送協会が1932年(昭和7年)に全国の著名な公園や広場に建てる計画が進められ、1932年(昭和7年)度から1933年(昭和8年)度中に41カ所が完成して、その中に野毛山公園も選ばれ建塔された[9]。
- 子供の遊び場
所在地・交通
神奈川県横浜市西区老松町63-10
周辺
脚注
関連項目
外部リンク
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